求む店舗付住宅

このところ立て続けに店舗付住宅(賃貸)を探して欲しいという依頼を頂いております。

お好み焼き屋から楽器店まで業種もロケーションも様々。

確かに当社は店舗付住宅を比較的多く扱ってはいますが、それはここ数年の不況のあおりで店舗が入らない物件をバイクガレージハウスという切り口で斡旋するためのもの。

実際に何人ものお客様がそうした使い方に賛同されお住まいになっております。

しかし最近は実際に店舗として使いたいという本来の利用目的で問い合わせを頂くケースが圧倒的に多いのです。

これも景気が上向いて来ている証なのか。

まぁそれは良しとして、如何せん物件が無い。本当に少ないので紹介したくても紹介できないジレンマが続いています。

店舗付住宅をお持ちの大家さん、管理されている業者さん、是非物件情報をお寄せ下さい。

よろしくお願い致します。

ダイエット中

自社サイトを運営して約3年が経ちました。

毎日Google Analyticsでアクセス状況を解析してますが、最近はデイリー、ウィークリーで見ることが多く、長くてもマンスリーレポートで月間アクセス総数をチェックするのみ。長期に渡る動向のチェックを怠ってました。
サイトを今一度見直すために年単位でのアクセス状況をチェックしてみたところ、トップページに不要な情報が沢山掲載されている事に気付きました。
アクセスが多いのは賃貸・売買共にガレージハウスとバイクガレージハウス。それにビルトインガレージ付住宅やシャッターガレージ付住宅が続きます。
店舗付住宅も多いですね。
事業を始めて最初にご契約頂いたお客様が仰った言葉を思い出しました。
「とても良い切り口ですね。でも、もっともっと特化した方が良いと思いますよ。」
愛車を守るという観点でマンション1階が駐車場になってる物件やタワーパーキング付きマンションも取り扱おう、車好きなら2台駐車できる物件も探すだろう、戸建とマンションを分けた方が判り易いだろうと勝手な思い込みでカテゴリー分類してアイコンを沢山作ってみたものの、それらのアクセスは予想以上に少ない事が判明しました。
事実、そんな物件の成約率は極めて少なく、真っ当な「ガレージ」関連の物件の媒介が圧倒的に多いのです。
駅前の一等地に店を構えるでもなく、膨大な情報量を集め多店舗展開できる訳でも無い当社の様な小さな不動産会社は特定の分野に極めて強く無ければその存在意義がありません。
それは例えば2駅間の極々狭い地域の情報量なら絶対にどこにも負けないとか、市内のオフィス物件なら任せとけとか切り口は様々ですが、これと決めたら他は一切手を付けない潔さが必要なんですね。
今やインターネットで不動産を探すのが当たり前の時代。ウェブ上には数千という物件がアップされています。
お客様は何を求めてわざわざ当社の様な会社にコンタクトを取ってくるのか。少し考えたら簡単に判る事なんですが、掲載物件数が少ないとお客様が不安になるんじゃないかと余計な心配をし過ぎていた様に思います。
そこで、余分な情報はそぎ落とし、お客様が真に欲している情報に直ぐに辿りつけるようにリニューアルを図ります。
何をやるかでは無く、何をやらないかを決めること。
もう決めたので後は物件の動きが少ないお盆の期間中に実行あるのみ。

格付け

本日お客様をご案内した際にこんな提案を頂きました。

金融機関にお勤めのそのお客様は定期的な異動があり、その都度お引っ越しを余儀なくされます。

賃貸暮らしも長くこれまで幾度となく賃貸物件の契約を経験されているそうですが、常日頃からお住まいは丁寧に使う事を心掛けており、ご退去の際もいつもきれいに掃除して出られるそうです。

どうせ自分の持家じゃないので汚れっ放し、退去時も荷物を運び出してそのままの状態で出られる方もいらっしゃる中、大家さんにとっては理想的なご入居者ですね。

しかしながら、新たな申し込み・契約をする度に一から入居審査があり、優良入居者として何ら優遇されること無く一般的な契約を結ばざるを得ません。

そこで、入居者格付けなるものがあれば良いなと。

金融機関にお勤めの方ならではの発想ですね。

優良なお金の借主には優遇金利が適用されるが如く、優良な家の借主も優遇されると借家とは云え綺麗に使おうと考える方も増えるんじゃないでしょうか。

例えば、通常敷金が3ヶ月のところを、優遇敷金1ヶ月とか、家賃5%OFFとかあると面白いんじゃないでしょうか。

問題は、誰が格付けするのか、その基準はどうするのか、また収集した情報の一元管理と不動産業者間での共有の仕組み造りはどうするのかといったところでしょうか。

実現はなかなか困難でしょうが発想としては面白いですね。

岩国賃貸バイクガレージ

以前ちらっと紹介致しました岩国基地近くの賃貸バイクガレージが着工に向けて始動しました。

アウトラインがほぼ固まりましたので先ずはスペックを紹介致します。

バイクガレージの寸法は横幅×奥行き×高さ = 2,210mm×3,050mm×2.375mmのハイルーフ&床付タイプ。

これが敷地内に連棟で2棟並び、各ガレージの前面スペースは専用駐車場が割り当てられるレイアウト。

Google SketchUpでサクッと描くとこんなイメージです。

ご近所なら駐車場兼バイクガレージとして、遠方でも車でやってきてバイクに乗り換えてツーリングに出かける様なシチュエーションに対応できます。

ガレージ内の床は亜鉛鉄板製で滑りにくい突起加工が施され、シャッターの鍵はディンプルキーを採用。

ガレージ内には照明とコンセントを設置し、雨の日や夜でも整備が可能な空間となっております。

更に車の駐車場にて洗車も可(水道は隣の建物の立水栓をご利用頂けます)。

そんなバイカーズ天国はツーリングシーズン前にオープン予定。

近日中に月額使用料を発表致します。

法人と個人

先日大阪に出張して参りました。

主な目的は落札した車両の引き取りですが、折角なので以前ガレージングエキスポにて見掛けた物件の視察も兼ねて。

車の引き取りは午後3時。昼前に到着して3時間を視察に充てました。

必然的に現地での移動は電車&徒歩でして、駅から少し離れている物件を炎天下ずっと歩いて視て回りました。

物件は2階建てのテラスハウス風で、1階がガレージ+2階が部屋となったメゾネットタイプ。

但し2Fはあくまでもフリースペースであり、水周りが無い(一部の物件にはミニミニシンクとトイレ有り。基本は共同トイレ、共同シンク)ために住む事は出来ません。

コンセプトは、ガレージ以上ガレージハウス未満。週末ガレージライフ派向けのオトナの秘密基地なんでしょう。

気になるのはその賃料。

何とその額70,000~90,000円/月 !!!

住めないガレージにですよ、そんなに払えますか?

う~ん、奥さんに内緒でフェラーリ買っちゃったけど置くとこどーする? みたいな金持ちオヤジをターゲットにしているのかなぁと想いを巡らせててハタと気付きました。

ポストに表札。表札には会社名が書かれてます。

なるほど、企業が倉庫兼事務所として活用している訳ですね。

所帯の小さな会社が本社として使ったり、或いはそれなりの規模の企業でもサテライト倉庫兼オフィスとして使う分には寧ろ安いんじゃないでしょうか。

実際、廿日市のHobbyHouse桜尾も倉庫としてご利用頂くケースがあり、その適度なサイズと適度な賃料がスタートアップしたばかりの会社に、或いは小規模で事業を営む会社にマッチすると言うお話をよく伺います。

この事業を運営している会社は、東京と大阪でそれぞれガレージ+αな物件を複数種類展開してますが、何れの物件もほぼ満室です。ユニークな事業に特化してブランド化が成功している好事例ですね。

翻って広島ではどうか。確かに経験的に倉庫兼オフィス需要は有りそうですし、法人向けだと賃料も比較的高めに設定できるためビジネスとしての旨みは有るでしょう。

しかし、どこか違和感があるのです。

当社が思い描くのは、この様な賃貸ガレージや賃貸ガレージハウス内で自然発生的に利用者同士のコミュニティが形成され、より充実した、良質なガレージライフを皆が楽しめる様になること。

その様な施設の大部分の入居者が法人となると、ちょっと方向性が違ってきますよね。

施設の稼働率という観点から見ると、平日日中利用の法人と、夜間休日利用の個人とで施設をシェアすることでピーク時の混雑を緩和できるという考え方もあるでしょう。

しかしそれは当社が手掛けるべきものなのか? 土地オーナーに積極的に提案すべきものなのか?

ガレージングデイズは、より多くの車・バイク趣味人にガレージライフを手軽に楽しんで頂ける様、ガレージや賃貸ガレージハウスを広島で提供したいと考えて設立した会社です。

あくまでもターゲットは個人。趣味の空間としての利用を想定し、それに見合う賃料を設定したいと考えてます。

勿論、ご利用形態をご選択されるのはお客様ですので、こちらから押し付ける訳ではありませんし、法人需要を拒むつもりもありません。

実際、ビジネスの拠点や倉庫として使いつつも趣味の空間としてもご活用頂いている方もいらっしゃいます。敢えて線引きをする必要も無いと考えておりますが、やはり少しでも遊び心をご理解頂ける方に使って頂きたいものです。

ビジネスマン・経営者としては落第なんでしょうが、この軸はブレずに行きたいと考えてます。