住宅・土地統計調査から見えてくるもの

7月29日、総務省より平成25年住宅・土地統計調査結果が発表されました。

どのメディアでも取り上げられてますが、やはり目立つトピックスは空き家数及び空き家率が過去最高を記録した点。
空き家総数は820万戸で、空き家率は13.5%となりました。

空き家の内訳ですが、賃貸用住宅が過半数を占めており、それ以外は売却用の住宅が3.8%、二次的住宅(別荘等)が5%、その他の住宅(転勤・入院等で居住世帯が長期間不在にしている住宅や取り壊し予定の住宅等)が38.8%となっており、何と429万戸もの賃貸用住宅が空いているということです。

3大都市圏の空き家率は12.3%。関東11.4%、中京12.6%に対し、関西13.9%と全国平均を上回る西高東低型。

関西より更に西の当広島県も空き家率が高く、平成21年12月に広島県より発行された平成20年広島県住宅・土地統計調査結果によると、平成20年時点で全国平均13.1%に対し14.6%と1.5ポイントも高い数値を示してます。
この傾向が続いているとすると平成25年は15%前後かと。

更にこの数値は持ち家を含む全住居に占める空き家の割合であるため、データを補正して純粋に賃貸用住宅の空室率を抜粋してみると、その数値は何と広島県全体では21.5%、広島市で20.4% !

ほんまかいな?とも思える数字ですが、5部屋に1部屋が空室となっているのが現実です。

一方で、持ち家世帯率は全国平均で61.6%と前回調査より0.7ポイント上昇。

少子高齢化、超低金利、供給過多により賃貸住宅経営には明らかに逆風が吹いています。更には消費者契約法施行により家主側はじわじわと疲弊しています。

この様に、アパート・マンション経営はリスクばかりが高くなりリターンが少ない事業になりつつある今、如何にして資産を活用、いや、守るべきでしょうか?

 

その答えのひとつが賃貸ガレージ・賃貸ガレージハウスの経営です。
最新の統計データを基に賃貸ガレージハウスのビジネスとしての可能性をレポートに纏めました。
アパート経営で悩まれているオーナー様に是非ご一読頂きたいレポートです。ご関心がございましたら弊社までご一報下さい。

 

ガレージもおしゃれに

R0034986如何にも倉庫然りとした武骨なガレージもカッコイイものですが、ワンポイントで色を付けるだけでガラッとイメージが変わるものです。

シャッターや枠に色を付ける試みはFirst Garageでも実施致しましたが概ね好評でした。本当はシャッターも巻き上げタイプではなくてオーバースライダーで、且つ色もブルー系にしたかったのですが、敷地が準防火地域に一部かかっていたためこのタイプしか選べなかったのです。

そのままだと農家の倉庫にも見えなくもなく、モダンなデザインの家とのバランスが崩れるということで、家のドアと同じ赤でペイントし一体感を持たせました。

20140726_091705000_iOSしかしもっとはじけて、ここまで大胆にやってみても面白いかも知れません。

現在企画中のガレージでチャレンジしてみましょうかね。

 

 

4周年

本日の打ち合わせその1。

Processed with Rookie南区の賃貸ガレージタウンのレイアウトプランの提示。

旗竿地(間口が狭くて奥が広い土地)故に家を建てるには無駄が多く、駐車場にするには周辺環境に難あり。

そこで賃貸ガレージタウンを造りましょうと提案中。

只今建築コストを積算してますが、十分採算ベースに乗るのではないかと思います。

 

本日の打ち合わせその2。

Processed with Rookie佐伯区にて企画中のバイカーズマンション。

進入路が狭くて車は入れないけれど、バイクならOK。

ならば1Fをバイクガレージにして2F・3Fを住居(1R)にしてみましょということで早速設計事務所にて図面を作成して頂きました。

1Fにはシャッター付きの広めのバイクボックスが戸数分確保されており、中で作業も可能(電源も付けます)。

敷地内に洗車・メンテナンスエリアを設け、住人同士でワイガヤしながら情報交換。

そんな物件があっても良いんじゃないですかね?

まだまだ企画段階なのでどう転ぶか判りませんが、是が非でも実現したいと思ってます。

 

そんな当社は昨日をもって設立5年目を迎えました。皆様に支えられてどうにかこうにかやって来れました。ありがとうございます。

この所、この様な持ち込み案件を多く頂くようになり、少しずつ手応えを感じております。

多くのドライバー、バイカー、或いはショップさん、土地オーナーさんに喜んで頂きたい。

そう願って今日も明日も走り回ります。

LCG

 

先のブログでちょこっと触れた格安ガレージハウス。

最近話題のLCC(ローコストキャリア)ならぬ、LCG(ローコストガレージハウス)なんつって。

実はずっと昔に紹介したこちらの物件がヒントになってます。

1330348383_IMG_2208 1330348383_IMG_2227

間取りは1GLDK~ 横に繋げて行けば何ぼでも。間にテラス(オープンガレージ)を挟んでも面白いですね。

土地を借りて、取得して建築、或いは分譲で、賃貸でと、様々な可能性を模索してます。

LCG

 

仕込み

昨日の事。某大手マンションディベロッパーの方が来社されました。

マンションディベロッパーと弊社は一見何の関連性も無いので一体どういった用件なのか訝っておりましたが、お話を伺うと土地オーナー様と賃貸ガレージハウスを運営したい方との間を取り持ちたいが土地の形状が特殊なのと賃貸ガレージハウスに求められる仕様に関するノウハウを持たないため、話を聞きたいとの由。

話の流れでシャッターガレージ付き分譲マンションがあっても良いのではないかという話題になりました。

分譲戸数に対して100%駐車場完備は当たり前の昨今。しかしガソリン価格の上昇が続き、カーシェアリングが普及しつつある現代に於いて、車は所有から共有へとユーザーの意識も変化しつつあります。

100%駐車場完備は売り文句にならない。ならば敷地内にシャッターガレージを併設し、ガレージ付マンションとして売り出してはどうかと。

当然ガレージを造る事によって平面駐車スペースが減り100%を切る可能性も出てきます。しかしカーシェアステーションを併設すれば共有利用者層の需要を補う事も可能。

そんなメリハリの効いた分譲マンションがあっても面白いんじゃないでしょうかね。

 

その後、某大手雑誌社から電話がありました。当初は、良くある広告出稿の営業コールかと思ってましたが、どうやらそうでもない様子。

ガレージライフ関連の特集記事を組むに当たって各地の特徴のある物件を掲載したいとの内容。

バイクと共に住む家がテーマということで、バイカーズマンション/ハウスの情報が欲しいという事だったので、当然おススメはあれでしょう。

首都圏ではその様なライフスタイルが盛り上がってるんでしょうね。

実際、首都圏からご転勤で広島に赴任される方から、住む処はワンルームでもバストイレ同室でも何でも良いがバイクを安全に保管できるマンションを探して欲しいというご依頼を頂く事がかなり増えて参りました。

車を持って来るとなると何かと大変ですが、バイクなら自分以外は誰も乗らないし逆に乗ってあげないと調子を崩すし、折角の赴任地をバイクで回って散策してみたいと言うことの様です。

企業の異動時期も分散傾向が進み、感覚的には4半期毎に波が来るような感じです。

 

そして本日は、賃貸ガレージハウスを建築する為の土地の取得に関するご相談。

午後は提携先の建築会社と格安ガレージハウスのプラン作成作業。

こちらは賃貸では無くて個人向けのガレージハウスでして、郊外に土地を取得して週末を愛車と過ごすための別荘的な利用形態を狙ってます。

なので、永住タイプでは無くガレージメインで住まいはおまけ。設備・水廻りもシンプルに徹してコストダウンを図ります。

 

少しずつではありますが、じっくりコトコト仕込んでおります。