初めてのガレージライフはここから

本日は転勤によりご退去となるバイクガレージの庫内チェックの為の立ち会い。

Exif_JPEG_PICTURE(※本来ならご契約時にお客様のバイクを撮影して当ブログにアップしたいところですが、セキュリティ上よろしくないのでいつもご退去時にアップさせて頂いております。)

お客様にご不満点やご要望を伺ったところ、もう少し広ければとのお言葉を頂きました。

当バイクガレージは標準仕様のタイプに比べて横幅を広くしたワイドタイプ。内寸は幅×奥行き=1,340mm×2,670mmで大型車両も充分入るサイズではありますが、ラック等を設置すると横幅に余裕が無くなります。

また、やはり夏場はガレージ内の温度が上昇し、開けた瞬間にムッとくるんだそうです。

こればかりはどうしても空間が狭いため如何ともし難い宿命ですね。

その他は概ねご満足頂けた様で、広島でのバイクガレージライフを満喫されたご様子でした。

Exif_JPEG_PICTUREさて、このガレージは来月から新たなガレージタウンの住人がご利用になります。

正直申し上げて事業収益性を突き詰めて考えると大した儲けにはならないのですが、ご利用者様により良いガレージライフを送って頂く為のインフラを提供することが当社のミッション。

バイクガレージ、カーガレージからガレージハウスに至るまで全てのステップを整備し、ガレージライフステージに応じてご利用頂きたい。

そしてそこでお客様がガレージライフを満喫して頂いてる姿を見る事が最大の喜びです。

保管するならどっち?

賃貸バイクガレージの開発に当たっては、その場所によりふたつの選択肢がございます。

R0026850そこが現在駐車場や更地なら、コンテナタイプのバイクボックスを設置するのが最も手っ取り早くて原状回復も容易です。

一方で、建物内の空間(元オフィスや店舗だったところ)を有効活用する場合は、共同利用タイプのバイクガレージにコンバージョンするのが安上がりです。

土地オーナー様にとっては、施工期間、コスト、流動性、収益性が最も気になるところだと思いますが、ご利用者様にとってはそんなことはどうでも良い事でして、愛車を如何に安全に保管できるかどうかが一つ目の重要なポイント。そこから派生して、メンテナンスできる空間が確保されているか、工具やヘルメット等の収納場所はあるか、複数台停められるか、トイレは、駐車場は。。。と様々な要求が出て参りますが、これら全てに応えるには相応のコストが掛かり当然ながら使用料金に跳ね返ってきます。

ロケーション毎に何を優先するかをオーナー様と打ち合わせし、ユニークな特徴を持たしてプロデュースするというのが当社の一般的なアプローチなのですが、お客様に人気があるのは何故かコンテナタイプのバイクボックス。

思うに、バイクの他にパーツや備品が置ける、自分専用の空間なので必要以上に周りに気遣わなくて済む、車種によっては複数台収納できる、等々の理由でしょうか。

共同利用タイプのバイクガレージにも良い点は沢山ありますよ。MOTO saLoonの場合は自分専用のロッカーとヘルメット収納棚に加え、共同利用できる洗車エリアやメンテナンスエリアに寛ぎ空間が用意されてますし、ミニキッチンでお湯を沸かしてラーメンも食べられます。勿論トイレも利用できるしコンプレッサーやエアコンまで設置されており、正に至れり尽くせりのライダースパラダイス。

さて、そんなコンテナタイプと共同利用タイプのバイクガレージ、実際バイクの保管環境としてはどちらが良いのでしょうか。

決め手は外壁の素材と厚み、そしてその室内空間のエアボリューム。

共同利用タイプのガレージは大抵RC造りの建物の1Fに設置するケースが多いため分厚いコンクリートの外壁が外気温を遮断してくれますが、コンテナタイプだと僅か数ミリの金属パネルで囲われているだけです。

室内の体積に至っては、コンテナタイプが7~8㎥に対し、共同利用タイプはその十数倍~数十倍。

含まれる空気が多ければ多いほど外気の影響を受けにくくなります。

HobbyHouse桜尾のバイクボックスはまだ良い方でして、熱反射塗装を施されたガルバリウム鋼板で太陽熱を大幅にカットし、内装を天井に結露防止パネルを貼った上でOSBボードで仕上げることで断熱性も多少高まっております。それでも炎天下では庫内の温度はかなり暑くなります。

これは車用のシャッターガレージ(バイクボックスの5倍程度の体積)でも劇的に改善されるものでは無いようです。

という訳で、夏の炎天下でもモワッとする暑さから愛車を守り、冬の極寒時でもほんのり暖かい共同利用タイプのバイクガレージこそが保管環境としては理想だと思うのです。元事務所や店舗ならエアコンも付いてたりしますし。

それでもコンテナが人気だったりするんですよね。

ということは、屋内にコンテナを置けば理想的なバイクガレージになりますね。しかし一体幾らで貸せばいいのやら。

ガレージ探訪 ~ シャッターガレージ編

お客様のガレージを探訪するこのコーナー。そんなコーナーあったんかいな? はい、あったんですねこれが。

個人的に見せるのは全然構わないけれど、セキュリティの関係で、或いはゴチャゴチャしてるので、はたまた奥さんに内緒なので(笑 という理由で世間様に公表するのはちょっとという方が多いため取材交渉が難しいんですよね。

本日建設会社との打ち合わせがてらガレージ巡回に行ったところ、シャッターが開いてるガレージを2つ発見。

おひとかたは作業に集中されてたので奥のガレージを訪ねました。取材交渉OK!

IMG_5570こちらは倉庫兼ガレージとしてご利用頂いているのですが、当初はスカスカだったのがいつの間にやらバイクが増えてきてますよ。更に近日中に2台追加予定(本日1台ゲットした模様)。

以前は小さめのバイクガレージをご利用頂いてたのですが、その頃から空間の使い方が天才的でしてラックや板を使った立体的な収納は勿論の事、壁も天井もフル活用してうまい具合に整理されていらっしゃいます。

IMG_5568それでも手狭になりつつある空間は、逆転の発想で入れるものを小さくしてしまえってなことでベンチをショートタイプに自作モディファイして解決。

いい雰囲気じゃぁないですか(^^

そんな訳で、今後も取材交渉を続けてご了承頂いたお客様のガレージを紹介して参りたいと思います。

バイクガレージ契約理由考察

夏の盛りも過ぎ秋の気配がそこかしこに漂うこの頃、相次いで賃貸バイクガレージのご契約が決まっております。

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絶好のツーリングシーズンだから? 冬ごもりの支度? 新車を購入? いやいや全く関係ありません。

共通するのは今のバイクの保管環境がプアだからという理由。

セキュリティに対する不安も然る事ながら、分譲・賃貸を問わずマンションの駐輪場のバイクユーザーに対する配慮の無さも主な要因です。

自転車置き場とバイク置き場が分離されていないとか、気を遣って一番奥の隅っこに停めて出し入れが大変とか、ちょっとした作業も出来ない程狭いとか、作業出来たとしても住人の(往々にして悪意を持った)好奇の目が気になるとか様々な理由がございますが、そんな保管環境により趣味であるバイクライフが少なからずスポイルされているのだそうです。

 

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バイクガレージ事業を立ち上げた初期は殆どのお客様が転勤族でした。現在賃貸バイクガレージをご利用中の方や自宅のガレージに大切に保管している方もいらっしゃいましたが、共通するのは広島には賃貸バイクガレージが無くて困ってたというお声。

ご転勤に際してインターネットで検索し、当社に行き着いて頂いたそうです。

以前にも話題にしましたが、ここ広島はバイクの盗難事故が比較的少ない地域でして、高級バイクでも盗難保険への加入率が極端に少ない様です。それだけライダーにとっては安全な土地と言える訳でしてそれはそれで良いことです。

チラシを持って多くのバイクショップを回りましたが、「賃貸バイクガレージを始めるなら窃盗団も一緒に連れて来ないとね。皆さん危機感を持ってないですよ。」と冗談半分で言われたものです。

 

そんな黎明期を経て今は普及期に入りつつあると肌身で感じるようになりました。

昨年末から広島在住の方の契約率が上昇してきたのです。新車を購入するに当たって先ずは安全な保管環境を確保するためにご契約頂く方や、知り合いやバイクショップの紹介でご契約頂く方が増えて参りました。

そして最近は前述の理由に拠り更に既存ライダーさんのご契約数がグッと上がって参りました。

 

さて、契約理由は様々なれど、そもそも月極バイクガレージって一体どこに在るの? ってな事で当社も当然気になるので不定期にリサーチしてますが、ここ広島でも随分増えてきたように思います。
民間では車の駐車場の一部にバイクBOXを設置して月極バイクガレージとして貸し出す事業者や、ビルの1Fを共同バイクガレージに改装して月極で貸し出す事業者が出て参りました。以前から在る公営の駐輪場は有名ですが、安い分なかなか空きが出ないとか。

こうした業者を当社は競合とは考えておりません。寧ろ広島のバイク保管インフラを改善していく同志であると思っております。

ロケーションも様々ですし特徴も料金もサービスも異なるので、バイクガレージを探されている方にとっては選択肢が増えるのは良い事ですよね。

ユーザビリティを考慮すると全てのバイクガレージを一覧で表示されるサイトがあれば探すのも楽なんじゃないかと思い、当社がそんなHUBになれないかと思案中ですが其々に思惑もあるでしょうし。。。もしご賛同頂ける業者さんがいらっしゃいましたら一緒にやりませんか?

現状ではこのサイトが最も充実しているんじゃないでしょうか。

 

~ここからちょこっと宣伝~

当社の管理する賃貸バイクガレージの空き状況ですが、お陰様で廿日市市桜尾のHobbyHouse桜尾は満室御礼、安佐南区西原のMOTO saLoonも良い場所から先に埋まっておりますしこちらは2階以上は賃貸マンションなのでライダースマンションとしてご入居頂く方も増えて参りました。

ひと月前にオープンした岩国市車町のHIDEOUT IWAKUNIも少しずつお問い合わせを頂くようになりました。ここは保管・整備・洗車ができて専用駐車場付きと特典盛り沢山。

シーズン中の基地として、オフシーズン中の安全な保管先(全てのガレージでセキュリティ確保・バッテリー充電可・一部洗車可)として如何でしょうか?

ゆとり

気が付けば1週間もブログを書いてませんでしたが、Facebookでも小ネタ情報をちびちび発信しておりますのでブログと併せてチェックして下さい。

ウェブサイトにて公開する前の情報をFBに優先的に掲載する事も多いので是非「いいね」ボタンを押して下さいね。

ガレージングデイズのFasebookページはこちら

さて、細かい応対に追われててんてこ舞いだったこの2週間。ピークを過ぎてようやく落ち着きを取り戻し、本格的にご依頼頂いている物件捜索に乗り出しております。

本日は新規投資案件のご相談を頂き、いろいろな土地活用形態を提案して参りました。

このところ特に多いのがバイクガレージのお問い合わせ。

それもコンテナタイプのバイクボックスが人気です。

そこで車の駐車場にするには取り回しがキツイ狭小地の活用策として、バイクボックスを複数台設置する事を提案。

ここで大事なのは、バイクに乗るために遠方から車でやって来る方の為に、ツーリング中に駐車できる共有駐車場を用意することです。

設置するバイクボックス数に大して2~3割程確保できれば良いでしょう。万一溢れた場合の対策として近所にコインパーキングがあれば尚良し。

更にはツーリングから帰ってきてサッと汚れを落とす洗車ブースがあれば嬉しいですよね。

もひとつおまけにライダーが一息付くCafeなんかがあったら。。。

当社がプロデュースするガレージは単なる置場としてのガレージでは無く、ご利用者同士でコミュニティを形成できる事を理想としてます。

ガレージタウン HobbyHouse然り、シェアガレージ&シェアルーム MOTO saloon然り。

シャッターガレージにしてもW*D = 2,500mm*5,000mmの内寸が確保できれば車一台収納できますが、敢えて3,000mm*6,000mmサイズのガレージを選択してます。

バイクボックスもW*D = 1,100mm*2,500mmからありますが、これも敢えて最低で1,400mm*2,700mmのサイズを採用してます。

純粋に投資効率を考えると投資額及び設置面積何れも無駄とも思える選択ですし、ましてや共有エリアなんてホントに必要なの? とオーナー様から反論される事も多々ありますが、そんなちょっとした「ゆとり」がご利用者の満足度を高め、ひいてはブランド価値を形成し、資産価値を維持することに繋がるのだという信念の元にオーナー様にご理解を求めております。

世知辛い世の中だからこそ、ゆとりを大切にしたいものですね。