セキュリティ

昨日は前職の同僚と久々の再開を果たし、遅くまで語り合ってました。

激動の10年を共にした同志ですが、アラフォーともなると色々と悩みが尽きませんね。

私も降って湧いたような話で非常に深い悩みをがあり心が病みかけてます。悩んでも仕方ない事なのでベストな対応をするしか無いんですけどね。

そういう訳でBlog更新もサボってしまいました。

実は明後日も元同僚と飲みに行く予定なのですが、ここ3週間で立て続けに同じようなシチュエーションが続きます。

偶然にも程がある。何かあるんですかね?

さて、計画中の賃貸ガレージですがほぼ計画が固まりつつあります。

今月中に資材と物を発注し、来月8月から着工の運び。

本日はセキュリティ対策として防犯カメラの打ち合わせ。人感センサーライト付き赤外線暗視カメラを複数個と、約1ヶ月間の映像を録画できるHDDレコーダーとモニターで10万円強で購入できます。

面白い事に、Webを経由してiPhoneやiPad、Android端末で遠隔監視できるアプリまであり、見ようと思えばいつでもどこでもリアルタイム画像を見られると言う塩梅。

もちろん、プロバイダーとの契約が必要となりますが、例えばWiMAXだとモバイルプランで2年縛り月額定額2,000円台から選べます。

用途的に通信スピードが「使える」ものかどうかは別として、これは驚きの安さですね。

建築基準法による内装制限

賃貸ガレージの開発を進めるに当たり、やはり最大の難関は建築確認申請。

これまではバイクガレージ(10㎡以下)の土地への定着の要否について建築主事への問い合わせを重ね、概ね道筋が見えてきました。

次なるハードルは内装の素材。

4輪用のガレージは国内大手のシャッター付きガレージなので極論すると倉庫と同じ。

よって色気も何んにも無い鉄板の内外装です(内装無し)。

当然防音、断熱も何にも考慮されていないため、別途内装仕上げを検討中。

一方でバイクガレージはと言うと、デフォルトで扉以外は木製パネル仕上げ。中に入るとふわっと木の香りが漂います。

内張りが木なので、防音、断熱に加えて調湿効果も期待できますね。

ところが、この「木」が建築基準法上問題となります。

建築基準法施工令

(特殊建築物等の内装)
第三十五条の二   別表第一(い)欄に掲げる用途に供する特殊建築物、階数が三以上である建築物、政令で定める窓その他の開口部を有しない居室を有する建築物、延べ面積が 千平方メートルをこえる建築物又は建築物の調理室、浴室その他の室でかまど、こんろその他火を使用する設備若しくは器具を設けたものは、政令で定めるもの を除き、政令で定める技術的基準に従つて、その壁及び天井(天井のない場合においては、屋根)の室内に面する部分の仕上げを防火上支障がないようにしなけ ればならない。

 法別表第一 

(い)
用途
(一)
劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集会場その他これらに類するもので政令で定めるもの
(二)
病院、診療所(患者の収容施設があるものに限る。)ホテル、旅館、下宿、共同住宅、寄宿舎その他これらに類するもので政令で定めるもの
(三)
学校、体育館その他これらに類するもので政令で定めるもの
(四)
百貨店、マーケット、展示場、キャバレー、カフェー、ナイトクラブ、バー、ダンスホール、遊技場その他これらに類するもので政令で定めるもの
(五)
倉庫その他これに類するもので政令で定めるもの
(六)
自動車車庫、自動車修理工場その他これらに類するもので政令で定めるもの

第百二十八条の四  法第三十五条の二 の規定により政令で定める特殊建築物は、次に掲げるもの以外のものとする。

  次の表に掲げる特殊建築物

構造 耐火建築物 準耐火建築物 その他の建築物
用途
(一) 法別表第一(い)欄(一)項に掲げる用途 客席の床面積の合計が四百平方メートル以上のもの 客席の床面積の合計が百平方メートル以上のもの 客席の床面積の合計が百平方メートル以上のもの
(二) 法別表第一(い)欄(二)項に掲げる用途 当該用途に供する三階以上の部分の床面積の合計が三百平方メートル以上のもの 当該用途に供する二階の部分(病院又は診療所については、その部分に患者の収容施設がある場合に限る。)の床面積の合計が三百平方メートル以上のもの 当該用途に供する部分の床面積の合計が二百平方メートル以上のもの
(三) 法別表第一(い)欄(四)項に掲げる用途 当該用途に供する三階以上の部分の床面積の合計が千平方メートル以上のもの 当該用途に供する二階の部分の床面積の合計が五百平方メートル以上のもの 当該用途に供する部分の床面積の合計が二百平方メートル以上のもの
一 この表において、耐火建築物は、法第八十六条の四の規定により耐火建築物とみなされるものを含み、準耐火建築物は、同条の規定により準耐火建築物とみなされるものを含む。
二 この表において、第百十五条の二の二第一項第一号に掲げる技術的基準に適合する準耐火建築物の下宿、共同住宅又は寄宿舎の用途に供する部分は、耐火建築物の部分とみなす。
  自動車車庫又は自動車修理工場の用途に供する特殊建築物
  地階又は地下工作物内に設ける居室その他これらに類する居室で法別表第一(い)欄(一)項、(二)項又は(四)項に掲げる用途に供するものを有する特殊建築物

と言う訳で、自動車車庫は特殊建築物に該当し、内装制限が適用されます。
ま、これは予てより懸念していた事ではありますが、それがどの範囲まで対象になるのかを確認したところ、例外無く全てとの回答。
つまり、いくら小さなコンテナであろうが、ガレージとして利用するには内壁及び天井を難燃若しくは不燃素材で覆わなければならないと言う事です。
これでは先述の木製パネルの良さを殺してしまう事になりますが、認可が下りないと営業が出来ないため、ここはぐっと我慢して善後策をメーカー側と協議中です。

一般住宅のガレージによく使われるケイ酸カルシウム板だとあまりにも殺風景だし脆いのでできれば避けたいところ。

只今の案としては、木目加工された難燃性化粧合板が有力ですが、コストと質感が気になり他の素材もあたってます。
いろいろありますね。

博多出張

本日は賃貸ガレージの打ち合わせ、

オーナー様と3時間半に渡り議論を重ね、ほぼ方向性が固まりました。

4輪用ガレージは絞られましたが、バイクガレージを決めかねてます。

堅牢性、気密性、転用可能性、デザインを優先するとコンテナタイプ。コスト、デザインの一貫性(4輪と同メーカー)、段差無しのバリアフリーを優先すると物置タイプ。

物置タイプは確かに安いのですが、自分がもし愛車を保管するならコンテナタイプの方が好みですね。

何れにしても実際にモノを見てみないと始まらないので木曜日に視察してきます。

久々の博多出張。

早速、家族からは「とおりもん」のリクエスト。おまいらの目当ては土産物だけか。。。

賃貸ガレージのリクエスト受け付けします

4輪用のガレージを造る(床面積10㎡超の新築の場合)には建築確認が必要。きちんと布基礎を打って強固な構造物にする必要があります。

一方でコンテナボックスをガレージとして利用するケースもあります。コンテナなら新築や増築じゃなくて置いているだけ。容易に移動できるものとして建築確認申請を出さなくても良いという「噂」もありますが、コンテナを提供するベンダーに確認をしても何とも良く判らない回答が返って来るだけ。

結局のところ、自己責任で自宅の敷地に置いて使うというケースならいざ知らず、業として運営するからには法に則りきちんとしたものを堂々と建てて提供すべきだと考えます。

この造成費をどうするかが最大のネックでしたが、某建築会社さんとの提携で賃貸ガレージを提供できる目処が立ったことを報告致します。

想定では4輪を10台程度。2輪を5台程度確保しようとレイアウトを検討中。

4輪は幅×奥行き×高さ=3,000×6,000×2,000mmほどの比較的ゆったりとしたサイズで、中である程度の作業ができます。

各ガレージには電灯とコンセント(できれば200Vも付けたい)と換気口を設け、断熱仕様も検討中。

2輪は幅×奥行き×高さ=1,500×3,000×2,000mmか、上記4輪用の真ん中に仕切りを設けて2台縦列で駐輪できるものにするかを考え中。

何れも床はコンクリートに耐油ペイント仕上げ。埃や油汚れに強い仕様を目指します。

さて、サイズや仕様はまだ流動的なので、もしご要望があればどしどしご意見をお寄せ下さい。

また、設備面やサービス面、費用面のご意見もお待ちしております。

当ブログにコメント頂いても、こちら(info@garagingdays.com)までメール頂いても結構です。

補足ですが、共同トイレや共同シンクも設置できるかどうか検討中です。共同で利用できる休憩スペースなんかもあれば尚良いですが、そうなればシェアガレージのコンセプトと競合してしまいそう。

ロケーション、リリース時期の発表は今しばらくお待ち下さい。

ガレージ&ホビースペースEXPO

土曜日は東京ビッグサイトで開催されていたガレージングEXPO改め、ガレージ&ホビースペースEXPOに行って参りました。

今年で3回目の参加。

昨年より若干スペースが狭められてパワーダウンした感は否めませんが、出展している方々は皆楽しそうに説明されてましたし、勿論聞くほうも楽しくて仕方ありませんでした。

真っ先に目に飛び込んだのは初お目見えのターンテーブル。

タワーパーキングにあるアレです。

床に埋め込むのではなく、工事なしで後付けできるように開発されてます。

もともとディーラーのショールームに設置する事を念頭に造ったれたそうですが、個人からの注文も後を絶たないとか。

自宅ガレージで愛車を360°回転させながら眺める至福のひとときか。イイですね。

ガレージ前の道路が狭かったり交通量が多かったりする土地でも、頭から突っ込んでくるりと180°回せば前進で出られます。

バックが苦手な方向けにそんな使い方も考えられますね。

こちらはもう少し小型のターンテーブル。

これならリビングにも置けそうです。

大型バイクの場合は車よりもバックでの入庫が大変なので、より重宝しそうですね。

基本的に電動(リモコン付き)ですが、手動で(というか足でターンテーブルを蹴って)動かすタイプもあるそうで、それなら随分とコストも安いようですよ。

次に気になったのはガルバリウムプラス素材のガレージ。

パーツをドーム状に組み上げるだけでガレージの出来上がり。

シャッターを付けて完全なクローズド空間にすることも可。

ただ、縦には幾らでも連結できますが、横方向は制約があり、全幅約3m(開口部間口約2.4m)ですので、この中で車弄りをしたりしてガレージライフを送るにはちょっと狭いかも知れませんね。

車を保管するスペースとして、或いはホビースペースとしてなら大いに価値あり。

一番小さなモデルだと横×奥行き×高さ=3m×3m×2.8mで399,000円(税別、工賃別)。

青空駐車場にこれを複数設置して賃貸バイクガレージとして提供するのもアリかと思います。

何よりカッコイイじゃないですか。

こちらは正にバイク専用のガレージ。

ガレージというよりも大人の隠れ家といった感がありますね。

中はこんな感じです。

無機質な金属製ガレージもクールでカッコイイですが、心穏やかにウッディなガレージで過ごす時間も捨て難し。

賃貸用というよりも、個人宅でセルフビルドで建てる工程をも楽しむといった使い方が正しいと思います。

こうしたガレージやホビースペースの重要な点は、自由にカスタマイズが出来る事じゃないかと思います。

車やバイク弄りを楽しむ方は、ガレージ内の内装や工具置き場なども自分好みに造り変えたい方が多い筈。

収納バッチリの完成形をあてがわれるよりも、ひとつひとつ工夫を重ねてカスタマイズする楽しみを残しておいた方がいいんじゃないかと。

賃貸ガレージハウスを建築する際にもこの点は極めて重要だと考えており、ある程度自由に造り変えられるようにして入居者が自らお気に入りの空間を造り出し、それを入居者同士で自慢しあうコミュニティが形成されると良いなと思ってます。

極端な話、必要不可欠な設備はシンクと換気設備のみにとどめてスケルトン渡しで後はご自由にどうぞといった条件で貸し出し、退去時は次の入居者が気に入れば原状回復無しで居抜きで引渡し出来るようにすれば、敷引きも最低限で済みますし次期入居者も嬉しいでしょう。

勿論、その分賃料を抑え気味にして。

さて、最後は名古屋の同士、セーフティライフ社の手掛ける排気ダクト排出システム。

倉庫コンバージョンガレージハウス(その名もAjito)を名古屋で初めて提供した会社です。

Ajitoを提供するに際して同社長谷川社長が最も拘った部分がこの排気システム。

Ajitoはリビングに続く土間部分にスーパーカーを停め、ガラス越しにリビングから眺めて過ごすことが出来る間取り。

排気量の大きいスーパーカーだとエンジンを掛けっぱにしてると生死に関わります(笑

換気扇くらいじゃ追い付きません。そこで強力な排気能力を持つダクトをマフラー直後に設置し、積極的に排ガスを室外に排出するシステムが必要です。

市場にあるにはありますが、三桁万円が必要。それを素材レベルから研究を重ねてグッとコストの安いシステムを開発したのがこちら。

排ガス吸入口の高さ、間隔は自由に調整できるように設計されてます。

個人宅はもとより、賃貸ガレージハウスにも設置し易いリーズナブルな価格設定ですよ。

長谷川社長のご厚意でF430スクーデリア(この車です)のドライバーズシートに座らせて頂きました。

F様に触ったことすらなかった私。

すっかり舞い上がってしまいました。

このまま乗って帰ろうかという衝動をかろうじて抑え、ドアやサイドシルに擦り傷を付けないように細心の注意を払って下りましたが、こんな車所有したらそりゃビルトインガレージかガレージハウスじゃないと心配で心配で落ち着かないですよね。

やっぱり貧乏性な私にはまずご縁の無い2,000万円オーバーなスーパーなお値段のスーパーカーでした。

僅か数時間の短い滞在でしたが極めて密度の濃い情報を得ることができました。

昨年との大きな違いは、どの出展社もハード面のアプローチが主で、賃貸ガレージハウスや新しい住まい方の提示といったソフト面のアプローチが少なかった点が少し気になりました。

裏を返せば、ガレージハウスはある程度のマーケット及びユーザーの認知を獲得し、次のステップとしてより良質なものを提供しようと各社が動いていることの現れかも知れません。

この辺りはもう少し検証する必要があります。