ガレージ&ホビースペースEXPO

土曜日は東京ビッグサイトで開催されていたガレージングEXPO改め、ガレージ&ホビースペースEXPOに行って参りました。

今年で3回目の参加。

昨年より若干スペースが狭められてパワーダウンした感は否めませんが、出展している方々は皆楽しそうに説明されてましたし、勿論聞くほうも楽しくて仕方ありませんでした。

真っ先に目に飛び込んだのは初お目見えのターンテーブル。

タワーパーキングにあるアレです。

床に埋め込むのではなく、工事なしで後付けできるように開発されてます。

もともとディーラーのショールームに設置する事を念頭に造ったれたそうですが、個人からの注文も後を絶たないとか。

自宅ガレージで愛車を360°回転させながら眺める至福のひとときか。イイですね。

ガレージ前の道路が狭かったり交通量が多かったりする土地でも、頭から突っ込んでくるりと180°回せば前進で出られます。

バックが苦手な方向けにそんな使い方も考えられますね。

こちらはもう少し小型のターンテーブル。

これならリビングにも置けそうです。

大型バイクの場合は車よりもバックでの入庫が大変なので、より重宝しそうですね。

基本的に電動(リモコン付き)ですが、手動で(というか足でターンテーブルを蹴って)動かすタイプもあるそうで、それなら随分とコストも安いようですよ。

次に気になったのはガルバリウムプラス素材のガレージ。

パーツをドーム状に組み上げるだけでガレージの出来上がり。

シャッターを付けて完全なクローズド空間にすることも可。

ただ、縦には幾らでも連結できますが、横方向は制約があり、全幅約3m(開口部間口約2.4m)ですので、この中で車弄りをしたりしてガレージライフを送るにはちょっと狭いかも知れませんね。

車を保管するスペースとして、或いはホビースペースとしてなら大いに価値あり。

一番小さなモデルだと横×奥行き×高さ=3m×3m×2.8mで399,000円(税別、工賃別)。

青空駐車場にこれを複数設置して賃貸バイクガレージとして提供するのもアリかと思います。

何よりカッコイイじゃないですか。

こちらは正にバイク専用のガレージ。

ガレージというよりも大人の隠れ家といった感がありますね。

中はこんな感じです。

無機質な金属製ガレージもクールでカッコイイですが、心穏やかにウッディなガレージで過ごす時間も捨て難し。

賃貸用というよりも、個人宅でセルフビルドで建てる工程をも楽しむといった使い方が正しいと思います。

こうしたガレージやホビースペースの重要な点は、自由にカスタマイズが出来る事じゃないかと思います。

車やバイク弄りを楽しむ方は、ガレージ内の内装や工具置き場なども自分好みに造り変えたい方が多い筈。

収納バッチリの完成形をあてがわれるよりも、ひとつひとつ工夫を重ねてカスタマイズする楽しみを残しておいた方がいいんじゃないかと。

賃貸ガレージハウスを建築する際にもこの点は極めて重要だと考えており、ある程度自由に造り変えられるようにして入居者が自らお気に入りの空間を造り出し、それを入居者同士で自慢しあうコミュニティが形成されると良いなと思ってます。

極端な話、必要不可欠な設備はシンクと換気設備のみにとどめてスケルトン渡しで後はご自由にどうぞといった条件で貸し出し、退去時は次の入居者が気に入れば原状回復無しで居抜きで引渡し出来るようにすれば、敷引きも最低限で済みますし次期入居者も嬉しいでしょう。

勿論、その分賃料を抑え気味にして。

さて、最後は名古屋の同士、セーフティライフ社の手掛ける排気ダクト排出システム。

倉庫コンバージョンガレージハウス(その名もAjito)を名古屋で初めて提供した会社です。

Ajitoを提供するに際して同社長谷川社長が最も拘った部分がこの排気システム。

Ajitoはリビングに続く土間部分にスーパーカーを停め、ガラス越しにリビングから眺めて過ごすことが出来る間取り。

排気量の大きいスーパーカーだとエンジンを掛けっぱにしてると生死に関わります(笑

換気扇くらいじゃ追い付きません。そこで強力な排気能力を持つダクトをマフラー直後に設置し、積極的に排ガスを室外に排出するシステムが必要です。

市場にあるにはありますが、三桁万円が必要。それを素材レベルから研究を重ねてグッとコストの安いシステムを開発したのがこちら。

排ガス吸入口の高さ、間隔は自由に調整できるように設計されてます。

個人宅はもとより、賃貸ガレージハウスにも設置し易いリーズナブルな価格設定ですよ。

長谷川社長のご厚意でF430スクーデリア(この車です)のドライバーズシートに座らせて頂きました。

F様に触ったことすらなかった私。

すっかり舞い上がってしまいました。

このまま乗って帰ろうかという衝動をかろうじて抑え、ドアやサイドシルに擦り傷を付けないように細心の注意を払って下りましたが、こんな車所有したらそりゃビルトインガレージかガレージハウスじゃないと心配で心配で落ち着かないですよね。

やっぱり貧乏性な私にはまずご縁の無い2,000万円オーバーなスーパーなお値段のスーパーカーでした。

僅か数時間の短い滞在でしたが極めて密度の濃い情報を得ることができました。

昨年との大きな違いは、どの出展社もハード面のアプローチが主で、賃貸ガレージハウスや新しい住まい方の提示といったソフト面のアプローチが少なかった点が少し気になりました。

裏を返せば、ガレージハウスはある程度のマーケット及びユーザーの認知を獲得し、次のステップとしてより良質なものを提供しようと各社が動いていることの現れかも知れません。

この辺りはもう少し検証する必要があります。

賃貸ガレージハウス視察

日曜日は名古屋にて出品されている車の現車確認のついでに、先日完成した賃貸ガレージハウスの視察に行って参りました。

ヒルサイドテラスという高級賃貸ガレージハウスです。

車好きのオーナー自ら設計(プロの方です)し、大手住宅メーカーに建築を依頼しただけあり、車好きの心をくすぐる配慮も然ることながら、住宅としての完成度も相当高いレベルに仕上がってます。

先ずは驚きのオーバースライダーにビルトインされたドア。

通常はこのドアから出入りができます。

車を出し入れするときはリモコンでオーバースライダーを開くわけですが、ドアがスライダーと一体となって折れ曲がる仕様になっているため、魔法のようにスムースに収納されるんですよ。

これは本当に新鮮でした。しかもほぼ無音。

我が家のオーバースライダーなんてガラガラガラ~  ズーンてな具合で派手な開閉音がするのですが、これならこっそり車を出し入れすることができますね(理由は聞かない)。

尤も、爆音マフラー入れてたら元も子もありませんが。。。

ガレージ内はこんな感じです。

床はスタンプコンクリートに防油・防水塗装で洗車やメンテナンスもバッチリ出来ます。

奥はホビールームとなっており、ガラス越しに愛車を眺めながらカーマガジンを読んだり工作したりグラスを傾けたり。

或いは友人を招いて車談義も良いですね。

もうここで寝泊まりできますよ。2階は要らないんじゃない?

ガレージ内の設備は、ミニキッチンにトイレ、換気ダクト(2つ)、スポット照明、そして水栓まであり至れり尽くせり。唯一の難点は、ガレージツールの収納棚が無いこと。メタルラックやキャビネットを横に置くには少々横幅が不足気味ですが、縦方向には結構な余裕があるので何とでもなりそうですね。

では居住スペースのある2階ははっきり言ってどうでもいいどうなってるのでしょう。興味津々です。

螺旋階段でアクセスします。ここにも遊び心があって良いですね。

こちらはLDK。

反対側は個室。その間にある猫足バスタブガラス張りバスが特徴的。

ですが、う~ん。良くも悪くも大手住宅メーカー仕様。

安心感はありますが、ガレージハウスと言えば住居付きガレージ、つまり住居はおまけみたいなものなのでもっとシンプルなものでも良かったのかも。

しかし、外観及びガレージはカッコイイし機能的です。前面のスペースには車が2台停められるので足車としてセカンドカーを所有することも可。友人が遊びに来ても可。

理想的な賃貸ガレージライフが思い浮かびます。

広島でも早く実現したい!

とまあ大変勉強になる視察ツアーでしたが、当物件をご案内頂いた同志である石川商事さんとの情報交換が何と言っても最大の収穫でした。

午後から車の買い付けがあったので、あまり長居できず早々に失礼しましたが、定期的な情報交換を行いお互い切磋琢磨出来れば良いですね。

つづく

スキーム造り

本日は賃貸ガレージハウス建築にご協力頂ける工務店さんとのミーティング。

当社で調査した限り、広島県内に於いて賃貸ガレージハウスの施工実績を持つ建設会社/工務店はゼロ。

近隣では、恐らくはお隣の岡山県にある、おかざき建設様くらいではないでしょうか。

そこで、設計・施工管理はおかざき建設様にお願いし、実際の現場施工は地場の工務店様というフォーメーションを考え、ご賛同頂ける広島市内の工務店様を口説いて回ってます。

今回はとても良い感触を得られたので、頭の中ではおぼろげながらスキームが整って参りました。

さて、次のステップとして土地オーナー様向けのセミナーを数回に分けて開催致します。

賃貸ガレージハウスとは一体何者か判らずキワモノ扱いされることもあるので、きちんと説明してご理解を得る為の素地を整える作業ですね。

4月開催を目標に調整に入ります。

ガレージハウス

いよいよ賃貸ガレージハウスの事業に本格的に取り組みます。

現在、土地オーナー様向けに、「投資、相続対策としての賃貸ガレージハウス経営」(仮)と題するセミナーを企画してます。

ここ数ヶ月の活動を通じ、特に土地オーナー様のガレージハウスに関する認知度は極めて低いということを実感しております。これを払拭すべく知名度をを上げるための布教活動が重要ですね。

一方で、賃貸ガレージハウスの登場を待ち望んでいるユーザー様も沢山いらっしゃいますが、まだまだそんなモノがあることすら知らない方が大半ではないでしょうか。

そこでユーザー様向けにも「ライフスタイルとしての“賃貸”ガレージライフ」(仮)セミナーも企画します。
問題はどちらのセミナーを先に開催すべきかということ。

供給サイドの手応えをある程度得た上で各種メディアを利用してローンチし一気に知名度を上げるか、或いは、潜在ニーズの多さをを確信した上でオーナー様を説得すべきか。

このあたりの戦略はマーケティングの専門家に任せた方がよさそうですね。

そんなことを考えるだけでワクワクしてきました。

嬉しい出来事その2

最近、ガレージハウスは一体いつになったらできるんや とのお問い合わせを頂くことが多くなりました。

お客様からも同業者からも。

ガレージハウスじゃなくてもガレージだけでもいいからというリクエストもございます。

これは早くどげんかせんといかん。

皆様の多くのリクエストがモチベーションになります。