賃貸ガレージハウス

本日は岡山県初の賃貸ガレージハウスを手掛けたおかざき建設さんにおじゃましました。

目的はもちろん物件の見学と、広島での事業展開の可否についての打診。

敷地は元々駐車場のあった場所。限られたスペース故に3戸が限界であったとの事ですが、縦方向の空間をうまく活用してひとり暮らしには十分な広さの2Kを確保してます。

1Fは電動リモコンシャッター付きのビルトインガレージ。

車1台とバイクもしくは自転車が1台停められる空間の後方にシンクが備え付けられてます。

シングルレバーで給湯も可。ガレージで作業をするとどうしても手が汚れます。シンクがあるといちいち部屋に上がらずともその場で油汚れを落とすことができて本当に便利なんですよね。

階段を上がると1Kのフロア。

オール電化なので2口の電磁調理器が備え付けられてます。

奥の赤はブラインド。部屋毎に一部の壁紙とブラインドをテーマカラーで統一し、レッド/イエロー/ブルーハウスと名付けているそうです。

このお部屋はレッドハウス。

ガレージもさることながら至る所に新しい取り組みの跡が見られますね。

この吹き抜けもそのひとつ。

採光のためにボリカーボネートパネルでシースルー仕様にした吹き抜けはたまに見かけますが、こちらはステンレス製メッシュパネルを敷いて空気の流れをも妨げないようにしてます。

それではロフトに上がってみましょう。


ロフトと云えども8畳のスペースが確保された立派な部屋。そして吹き抜けスペースも使おうと思えば使えなくも無く、都合13畳の巨大空間としての利用も可能。

2Fとロフトにはそれぞれエアコンと照明、天井にはシーリングファンが標準で装備されてます。

住設機器は全て一般家庭仕様。つまり一般の賃貸住宅で使用されるそれよりもひとクラスグレードが高いものが使われているのです。

おかざき建設さんはその社名の通り建築業を本業とする会社。不動産オーナーよりも建築会社の立場で住環境を考えた結果、少々オーバースペックになった(つまり予算オーバー)そうです。

しかし、この内容で月額6.5万円は相当リーズナブルなんじゃないかと思いますが如何でしょうか。

1Kの周辺相場は駐車場代込で5.5万円前後。

1.2倍程度の料金で夢のガレージライフを送れる訳です。しかも1部屋+Sで、オール電化(光熱費が抑えられます)で、生活するのに必要な装備はほぼほぼ完備されてます。

趣味のクルマやバイクと共に身ひとつで引越して来ればOK。

こちらの物件、只今入居者募集中です。

ご関心のある方はお早めにどうぞ。当方でお繋ぎすることもできますが、直接おかざき建設さんに問い合わせたほうが早いと思います。

お話の中でひとつ面白いエピソードを伺いました。

内見に来られるかたは当然30代の独身男性だという先入観が我々にはありますが、意外や意外、独身女性も多いのだそうです。

デザインやカラーリングの可愛さや部屋の使い勝手もさることながら、セキュリティ面を評価されるようです。

我々男性には思いもよらないことなのですが、マンション等では駐車場に車を停めてエントランスに行きエレベーターに乗って目的のフロアに到着し自室に入るまでの経路は実は安全とは言えない環境に晒されています。

ガレージハウスの場合は、リモコンでシャッターを開き車を滑り込ませてシャッターを閉じればそこはもう安全な自室の中。

なるほどね。女性専用セキュリティハウスというコンセプトも面白いかも知れません。

こんな賃貸ガレージハウスを建てた岡崎社長、当然車好きです。それも旧車好き。

愛車はコスモスポーツですが、40年前に生産された車とは俄に信じ難い程素晴らしいコンディションでした。本当に愛情を以て接していることが判ります。

この時代の車は電子制御の欠片もなく、乗り手の人間と機械であるはずの車との関係が密接で乗りこなすことが出来れば正に人車一体感を味わうことができます。

私はせいぜいPANDAやオールドミニでその片鱗を垣間見るに留まりますが、いつかその内、車が電気に支配される前にキャブレター仕様の車に乗ってみたいですね。

いつものことながら後半は車の話ばかりでしたが、提携交渉も上手く進み着々と下地が出来つつ有ります。

別途バイクガレージについてもあるプランを進めてますよ。

もうしばらくお待ちください。

名古屋名物と普遍的傾向

初めて降り立った名古屋。今まで全くご縁がありませんでした。

前日見た、ノブナガという深夜番組(広島では半年以上遅れで放映されています)で、ういろう、味噌カツ以外の名古屋名物を知ったという知識レベルの私です。

お昼に石川社長と待ち合わせし、ノブナガで知った名古屋名物 ひつまぶし を頂きました。

正式には3度に分けて食するそうです。

先ずは茶碗に1膳目を装い、そのまま頂きます。

2膳目は好きな薬味を混ぜて。

そして3膳目はお茶漬け。わさびを少し入れると更に美味♪

通は4膳目を残しておき、一番美味かった食べ方で〆るそうです。

それにしても、かりかりに焼き上がったうなぎの表面と、内部のふっくらとした食感のコントラストが絶妙で美味かった~

広島も穴子飯が有名ですが、うなぎにゃ敵わんよね。

お腹も膨れたところで、倉庫をガレージハウスにリノベーションしている現場見学に出発。

卸売市場の移転に伴い使われなくなった倉庫街の一角にある比較的小ぶりな倉庫を、2戸の賃貸ガレージハウスに改装中。

実際はきちんと用途変更申請を行っているのでコンバージョンですね。

消防法や条例、建築指導等々いくつかクリアしなければならないハードルがあり、更地に新築物件を建てるよりも面倒ではありますが、今現在存在する倉庫を箱(器)として捉え、最小限の手を加えて人と車が一緒に住む空間に造り替えて街を活性化させる。
何て素晴らしい事業でしょうか。
器としては倉庫や工場が理想的ですが、古い2階建てアパートや戸建住宅もリノベーションの対象になり得ます。
建築物は人に使われてなんぼ。
意図せず眠りについた建築物に命を吹き込み、街を再生する取り組みにもチャレンジしてみたいですね。
続いて、石川商事さんの展開するガレージングライフに拠る新築賃貸ガレージハウスの見学。
真ん中の部屋はガレージングライフの石川部長が自ら居住してガレージライフを体現している部屋。
1Fのガレージの主は、なんとダッジ・チャージャー。
そのドでかい鼻先に収まるのは5,700cc V8 HEMIエンジン。
途方も無いトルクで20インチホイールを簡単にスピンさせる荒くれ者。
念のため、オーナーの石川さんは決して荒くれ者ではなくて、とっても気さくな好青年ですということを付け加えておきます。

かっこイイでしょ。

「憧れのガレージライフ」は憧れではなくてすぐ手の届くところまで来てます。

広島でも可及的速やかに実現すべく、鋭意頑張りますよ。

ここで一旦お開きになり、晩御飯は上記倉庫コンバージョンを手がける社長を交え、名古屋名物第二段味噌煮込みうどん。

石焼鍋でぐつぐつ煮立ったままテーブルに運ばれてきました。
濃厚な味噌と、讃岐うどんともまた違う食感の極めてコシの強いうどん麺とが絶妙にマッチしてて、これまた美味し。
真冬に食べると体の芯からあったまりそうですね。
場所を移して、アルファ156を駆る大家さん社長も参加されて、事業の話はそこそこに野郎5人でずっとず~と車談義。
その156。ホイールはRAYS CE28N、マフラーはOreque、パラレルリンクはCLOSかな。そしてシートはRECARO。
センス良く纏めて渋く決まってました。結構爆音でしたが。。。
時の経つのも忘れ、ふと気が付けば朝の3時。
車談義に耽る男達は、オーダーストップの合図がないと話を止めようとしないのはどこの土地でも一緒ということを再認識しました(笑

賃貸ガレージハウス事業

当社と同じコンセプトを掲げて既に事業を開始している会社が名古屋にあることを知り、居ても立っても居られなくなり代表取締役にお会いしたい旨のメールを送ったところ、ご多忙の中ご快諾を頂いたので早速訪問して参りました。

こちらの会社はマンション・アパート業を営む株式会社石川商事様が母体となり、賃貸ガレージハウスを仲介するガレージングライフという事業を運営しております。

名古屋地区において賃貸ガレージハウスのデリバリーに先鞭を付け、現在管理している賃貸ガレージハウスは3棟を数えます。

賃貸住宅フェアにも出展され、大家さんの関心や入居希望者の反響等、相当の手応えを感じているようですね。

更には箱物たるガレージハウスを提供するのみならず、そこで生まれるコミュニティーをサポートしたり、カーショップとのネットワークを構築したりと当社と全く同じベクトルで行動されており、共感すると同時に非常に心強く感じました。

お昼にお邪魔し、法人化して大家業を営んでおられる社長や、ガレージハウスを造る側の社長との懇談の場をセッティングして頂いたりして、尽きることのない話が続き気付けば朝の3時(笑

あっという間の濃厚な時間でした。

石川商事の石川社長、ガレージングライフの石川部長、貴重な時間を割いて頂き本当にありがとうございます。

不景気が続く不動産・建築業界ですが、ガレージハウスに関わる方は皆生き生きとしており仕事を楽しんでます。

我々不動産屋が、街の再生の、或いは街の文化・コミュニティをつくるハブとなり、地域社会の発展に貢献できれば本望です。

その切り口はガレージハウスだけではなくて いくつもあるはず。

そんなことを考えさせられ、沢山の刺激とエネルギーを頂いた長くも短い一日でした。

で、本日は宿泊準備をしてなかったのでコンタクトも充電器も持参してません。
既にiPhone、XPERIA共にバッテリー切れ寸前。このPCも残り1.4時間の命。

今から広島に移動しますが、午前中は休業です。

まだまだ書き足らない&掲載できない画像があるので、別途レポート致します。

ガレージハウス天国

盆休みを利用して鞆の浦に1泊2日で旅行に出かけました。

広島から2時間以内で行ける距離なのに足を踏み入れるのは初めて。

古い町並みと新しい文化が融合してできたプチ観光地。

全国的に有名になったのは、ポニョのモデル地となったためか、龍馬由来の地としてアピールしている成果か。

或いは、鞆の浦埋め立て架橋計画をめぐる住民の対立が報じられてのことなのか。

ともあれ、鞆の浦はガレージハウス密集地でした。

狭い土地に網の目状に走る路地。

路地と路地の間に建つかのような細い家々。

土地が狭いが故に必然的に1階が車庫となった。

決してガレージライフを楽しめない訳ではありませんが、生活の知恵の延長線上にある「車庫付き家」はガレージハウスの目指すベクトルとは少し異なるようです。

ただし、古い戸建てにリノベーションを施してガレージハウスに仕立てるヒントが沢山転がってて非常に勉強になりました。

1階ガレージ。2階住居。

くっきりはっきりきっぱりと別れた家。

古いアパートを思い切ってリノベーションする良い手本になりそうです。

こちらは倉庫風。

1階が倉庫になってる建物は非常に簡単に転用できそうですね。


木造住宅も鉄骨造りも如何様にでもなります。

間口の広い家は半分だけガレージにすると余裕を持って生活できますね。

土間兼ガレージ。

和洋折衷。

ガラス引き戸の車庫。

元祖ガレージハウス?

こちらはバイクガレージか。

縦列OK。

ね。楽しそうでしょ!

バイカーズガレージ

本日は日本政策金融公庫にて融資に関する面談。

1時間ほどのヒアリング後、あまりにも暑いので冷たいかけうどんとかぼちゃの天ぷらで昼食を済まし、何軒かバイクショップを回りました。

私個人は原付免許しか持っておらず大型バイクには強い憧れを持ってますが、いざ所有するとなると一体どこに保管していいのやら。

自転車の駐輪場所すら困ってる状況なので、どう考えてもガレージの車をどけないと所有できません。

このようなユーザーは意外と多いのじゃないかと思い、マーケティング調査を兼ねてショップオーナーさんにお話を伺いました。

事前の予想通り、マンションの駐輪場にカバーをかけて保管したり、戸建の場合はカーポートの奥に停めたりしているようですが、やはり悪戯や盗難防止のために安全に保管できるガレージを望む声は多いようです。

その後立ち寄った紀伊国屋書店で「MOTO NAVI」というバイク専門誌を初めて買ってみました。

タイトルが「みんなのガレージ」てことで正にドンピシャだったので。

バイクの場合は車よりマスが小さいので自室に持ち込めるようになっているマンション(バイカーズマンションと呼ぶそうです)もあるようですね。

マンション一棟をリノベーションして1Fをバイク専用ガレージに、2F以上をシェアハウスに変更した事例もありました。

こちらは今年のガレージングエキスポに展示されていた3Dバイクガレージ。

メンテナンスはできませんが安心して保管することができますね。

バイクユーザー向けのガレージハウスというのも需要がありそうですね。