保管するならどっち?

賃貸バイクガレージの開発に当たっては、その場所によりふたつの選択肢がございます。

R0026850そこが現在駐車場や更地なら、コンテナタイプのバイクボックスを設置するのが最も手っ取り早くて原状回復も容易です。

一方で、建物内の空間(元オフィスや店舗だったところ)を有効活用する場合は、共同利用タイプのバイクガレージにコンバージョンするのが安上がりです。

土地オーナー様にとっては、施工期間、コスト、流動性、収益性が最も気になるところだと思いますが、ご利用者様にとってはそんなことはどうでも良い事でして、愛車を如何に安全に保管できるかどうかが一つ目の重要なポイント。そこから派生して、メンテナンスできる空間が確保されているか、工具やヘルメット等の収納場所はあるか、複数台停められるか、トイレは、駐車場は。。。と様々な要求が出て参りますが、これら全てに応えるには相応のコストが掛かり当然ながら使用料金に跳ね返ってきます。

ロケーション毎に何を優先するかをオーナー様と打ち合わせし、ユニークな特徴を持たしてプロデュースするというのが当社の一般的なアプローチなのですが、お客様に人気があるのは何故かコンテナタイプのバイクボックス。

思うに、バイクの他にパーツや備品が置ける、自分専用の空間なので必要以上に周りに気遣わなくて済む、車種によっては複数台収納できる、等々の理由でしょうか。

共同利用タイプのバイクガレージにも良い点は沢山ありますよ。MOTO saLoonの場合は自分専用のロッカーとヘルメット収納棚に加え、共同利用できる洗車エリアやメンテナンスエリアに寛ぎ空間が用意されてますし、ミニキッチンでお湯を沸かしてラーメンも食べられます。勿論トイレも利用できるしコンプレッサーやエアコンまで設置されており、正に至れり尽くせりのライダースパラダイス。

さて、そんなコンテナタイプと共同利用タイプのバイクガレージ、実際バイクの保管環境としてはどちらが良いのでしょうか。

決め手は外壁の素材と厚み、そしてその室内空間のエアボリューム。

共同利用タイプのガレージは大抵RC造りの建物の1Fに設置するケースが多いため分厚いコンクリートの外壁が外気温を遮断してくれますが、コンテナタイプだと僅か数ミリの金属パネルで囲われているだけです。

室内の体積に至っては、コンテナタイプが7~8㎥に対し、共同利用タイプはその十数倍~数十倍。

含まれる空気が多ければ多いほど外気の影響を受けにくくなります。

HobbyHouse桜尾のバイクボックスはまだ良い方でして、熱反射塗装を施されたガルバリウム鋼板で太陽熱を大幅にカットし、内装を天井に結露防止パネルを貼った上でOSBボードで仕上げることで断熱性も多少高まっております。それでも炎天下では庫内の温度はかなり暑くなります。

これは車用のシャッターガレージ(バイクボックスの5倍程度の体積)でも劇的に改善されるものでは無いようです。

という訳で、夏の炎天下でもモワッとする暑さから愛車を守り、冬の極寒時でもほんのり暖かい共同利用タイプのバイクガレージこそが保管環境としては理想だと思うのです。元事務所や店舗ならエアコンも付いてたりしますし。

それでもコンテナが人気だったりするんですよね。

ということは、屋内にコンテナを置けば理想的なバイクガレージになりますね。しかし一体幾らで貸せばいいのやら。

アクセスランキングの怪

当社サイトのトップページには週間アクセスTOP10の物件を表示させております。

このランキングは、Googleアナリティクスにより収集されたアクセス情報を元に、サイトコンテンツ毎(物件毎)に当日から1週間前までのアクセス数上位10物件を毎日チェックして更新しております。

R0018469ここ数週間、西区南観音の賃貸ガレージハウス廿日市桜尾の賃貸ガレージ(※本物件の募集は終了致しました)が不動のトップ2でして、ガレージハウスへのコンバージョンも可能(詳細は家主様と要相談)な廿日市桜尾の店舗付住宅が3~4位をウロウロしてます。

これは賃貸ガレージ及びガレージハウスに特化した不動産会社である弊社ならではの傾向であることは容易に想像できますが、それだけ注目度の高い人気物件なら何故直ぐに契約に結びつかないのでしょうか?

 

R0035341現在のお住まいに対する不満(主には車・バイクの保管環境)と転居による満足度の向上度と、そのためのコスト・労力・時間等々を天秤にかけて悩んでるのだろうとずっと思ってました。

ところが、以前同じ様な物件をご契約頂いた方々にお話を伺ったところ、そのような物件を探し始めて直ぐに検索サイトでヒットして問い合わせたというケースが圧倒的に多いのです。

R0035353転勤、結婚、新車購入、イタズラ等の被害に遭った等々、探し始めたきっかけはまちまちですが、長い間悩んで決断したというよりも即行動して決めた方が多いということは非常に興味深い話でした。

 

では、アクセスランキング上位の物件は一体どの様な理由で見られているのでしょうか?

恐らくは、やはり大多数の方はサイトで物件をチェックして悩まれていらっしゃるのでしょう。

しかしそうして悩んでいる間に、たまたまサイトに辿り着いた「ホット」な方に即断即決される場合があります。いや、そうしたケースが多いのです。

要はタイミグですね。

賃貸ガレージハウスや賃貸ガレージは、その希少性故に満室時には空き予約を頂くことが少なからずございますが、いざ空き予定をお伝えすると、ご予約時の「ホット」な状態がすっかりクールダウンしてしまい、今はイイですと断られるパターンが殆どです。

不動産は一物一価。ふたつとして同じものはございません。悩んでいる間に鳶に油揚げをさらわれないよう、ご注意下さい。

Newプロジェクト

市内中心部にMOTO saLoon的な月極バイクガレージ(シェアタイプ)を企画しております。

最寄り電停から徒歩2分で平和大通りにも徒歩2分の交通利便地。

Exif_JPEG_PICTURE課題は広過ぎる事なんですね。画像はその建物のほんの一部。

ニーズは確実にあると思いますが、ブレイクイーブンポイントとなる想定台数に達するまでの期間が長いとランニングコスト負担が重くのしかかるのが悩ましいところ。

事前にご予約を取り付けてから着工する方法が採れればリスクヘッジになるのですが。。。

当面は企画書作りとマーケットリサーチを並行して進め、事業として採算性が見込まれるなら出来る限り早く着手したいと考えてます。

 

もう一つのプロジェクトとして、これも市内中心部に高級賃貸ガレージハウスを建築する企画に参画させて頂くことになりました。

1270436745_1長屋風のテラスハウスではなく、敷地内に独立したファミリータイプの戸建ガレージハウスを複数棟建築致します(画像はイメージです)。

 

他にもシングル向け賃貸ガレージハウス(テラスハウス)の計画も少しずつ進行してます。

今年は、賃貸でガレージライフを楽しむという選択肢を一気に拡げる年にしたいですね。

 

HIDEOUT IWAKUNIが進化しました

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賃貸バイクガレージ HIDEOUT IWAKUNIのフロアはディンプル加工されたスチール製。

これはこれでクールでカッコイイものですが、ご利用者の立場に立つとスタンドで傷付けてしまわないかとご心配される向きもあろうかと思います。

Exif_JPEG_PICTUREそこでフロア保護のために構造用合板を敷き詰めました。

床だけで側壁はスチールのままですが、ウッディーな感じが出て雰囲気も良くなりましたね。

ご利用者もこれで気兼ね無く使って頂ける事と思います。

また、ガレージ内には電気コンセントが付いており照明を取り付けることで夜間作業も可能ですが、照明用のスイッチを付けたりコンセントから照明までのコードの処理等を考えるとコストアップ(=賃料アップ)となる為、簡易照明として電池式のLEDランタンを貸与することに致しました。

このランタンは暖色系LEDを採用しており非常に明るく、天井から吊り下げることもできる優れものでして、HobbyHouse桜尾のバイクガレージでも採用しております。

Exif_JPEG_PICTURE個人的にもキャンプで愛用している逸品でして、明るさ、連続点灯時間、携帯性、汎用性、雰囲気、コスト等の総合力でこれの右に出るものはないと惚れ込んでます。災害時にも重宝することでしょう。

夜間の本格的な作業時には照明灯を持ち込んで頂く事をお勧め致しますが、日常的なバイクの出し入れだとこれで十分でしょう。

 

HIDEOUT IWAKUNIの空きは残り1戸。

バイク2台収納できるセキュアなガレージというだけでも結構珍しいと思いますが、ここは更に駐車場付きで洗車もできるんです。

それに、冬場はバイクに乗る機会が減るためバッテリー上がりが気になりますよね。ここなら常時充電できるため乗りたい時にすぐ乗れる点も高ポイント。

倉庫として使いたいとの問い合わせが多いのですが、出来ればバイクを入れて頂きたい。

バイクガレージライフを満喫して頂くにはどのような仕様がベストか。必要な設備は何か。

そんな想いをオーナー様と共有して造ったガレージなのです。

 

秘密の

R0027223先の記事でガレージのご利用形態について少し触れましたが、文字通りガレージとして使う場合でもその理由は様々です。

安全性の確保、良好な保管環境、メンテナンスやモディファイ作業、眺めて過ごす等々の一般的な理由が最も多いのですが、中には台数が多くて自宅ガレージに収まりきらないという羨まし過ぎる理由とか、行きつけのショップに近いため預けるのが便利というちょっと理解し難い理由とか、雪深い山奥に住んでるので冬場に乗りたいがためという全く思いもよらなかった理由とか色々とあります。

しかし、意外に多いのが、奥様に内緒で買いたい、若しくはもう買っちゃったという理由。

愛人を囲うが如く、家族には内緒でガレージに在る愛車に逢いに行く。

正真正銘の秘密基地となる訳ですな。