スマートロック

スマホやリモコンやICカード等で玄関の鍵の開閉ができる時代。

当社も管理物件やオープンハウスでの活用を念頭に検討を進めております。

内見希望のお客様がいらっしゃった場合は現地で待ち合わせしてご案内というのが一般的ですが、スマートロックが付いた物件ならばお客様にテンポラリーキーを発行してご自身のスマホで解錠し、煩わしい営業をされる事も無くゆっくりご見学頂く事が出来るようになるんです。

施錠は一定時間後にオートロックが掛かるのでお客様はそのままお帰り頂いて大丈夫。

テンポラリーキーは無効にする事ができるので後日再び入ろうとしても解錠できません。

これは良い。早速導入したいけれど、まだまだ黎明期なのでこれというものが無いんですね。

不動産業者が開発したニンジャロックが痒い所に手が届く多機能ぶりで最も優れてるとは思うのですが、如何せん高い。高過ぎ。

画像はAmazonでベストセラーとなってるQrioという商品でソニー系ベンチャーが造ったもの。機能は大した事ありませんが、値段が手頃なので試しに導入してみようかな。

わざわざ現地まで行って鍵を開けて夕方には閉めて、翌朝また行って鍵開けて夕方には閉めてという作業から解放される日がもうすぐ来る

のかな。

開発許可

先日、とある土地オーナー様に賃貸ガレージタウンの提案に行って参りました。

そもそもは某ハウスメーカーが将来の相続税対策にとアパートの建設を提案したのですが、借入金額が億の位になる上に月々の返済後に手元に残るのは微々たる金額。

家賃保証付きと言えども約束される期間は僅か10年。地域特性を考慮すると10年後も満室経営を続けられるかと聞かれれば誰もが首を傾げるであろう地域。

いつ発生するかもしれない相続の為に多額の負債と不安を抱えて過ごすのは嫌だし、利益を生むか生まないか判らない資産を子に相続させるのも忍びない。

維持管理が大変なのもダメ、先祖代々の土地は手放したくは無いがいざとなったら土地の一部を売却出来る活用方法が望ましい。

なら賃貸ガレージしかないでしょう。

オーナー様の懸念はことごとく払拭され、じゃ一度提案書持ってきてと言う事に相成りました。

ところがですね、対象土地全部に賃貸ガレージを造るとなると開発許可が必要なんですよ。

開発許可とは都市計画法第29条の規定により宅地造成等を行う際に必要とされる許可でして、市街化区域で行う建築物の建築又は特定工作物の建設の為に土地の区画形質を変更する事であり、対象面積が1,000㎡以上の場合に必ず必要とされてます。

1,000㎡という面積がポイント。ガレージ造るのに開発許可って考えた事も無かったのですが、この度の土地は詰めれば24戸のガレージが並ぶ程の広さ。

現実問題一気に造る事は有り得ず工期を分けて様子を見ながら増築するのが一般的なのですが、収益シミュレーションでは最終形で計算するので建前上は開発許可が必要となるんです。

上手く話が進めば当社史上最大の賃貸ガレージタウンとなりますが、さてどうなる事やら。

ガレージングデイズ的古民家再生プロジェクト

世間で言うところの古民家再生ではありません。

当社的な再生プロジェクト。そう、ガレージが絡む訳ですよ。

敷地内に古民家と納屋が建ってる土地がありまして、古民家をシェアハウスに、納屋をシェアタイプのバイクガレージに仕立てようというお話。

スタートしたばかりでどんなものになるのかうっすらとした青写真しかありませんが、とにかく面白そう。

オーナー様と一緒に楽しんで進めて行こうと思ってます。

これまでもそうですが、成功する賃貸ガレージハウスや賃貸ガレージはオーナー様自らアイデア出ししたり作業したりとぐいぐい関与される事が多いものです。

初めてこのお話を聞いた時はニーズがどうの…ロケーションがどうの…とネガな考えに支配されてましたが、オーナー様と話し合ってる内に私自身も面白そうじゃんと思い始めました。

遠くてもポンコツ(勿論全面リフォームします)でも安けりゃニーズがあるのでは。

住む事もできますが、週末に泊まり込みで入り浸るバイク弄り基地が3万円だったら興味ありませんか?

バイクガレージの出入口

現在バイクガレージの開発に向け準備中の比治山本町のビル。

1Fに立体駐車装置が据えられており、これの解体撤去が最大の課題だったのですが、運良く知り合いの方に引き取って頂くことに。

製造年次は旧いものですが、屋内で、それも殆ど使われていなかった事もありコンディションは上々。欲しい方にとっては掘り出し物だと思います。

建物入口が狭い事もあり最大3日の工事期間を頂いてたのですが、意外やすんなり運び出せた様で初日の夕方には終わっちゃいました。

この状態が

半日ごそごそして

こうなりました。

元駐車場だったりテナントだったりした空間をバイクガレージにコンバージョンする上で最も重要なのがバイクの入出庫方法。

既存のシャッターがあればそれを活用する方向で行くか、若しくは取っ払って自動スライドドア又はスイングドアを設置するか何れかとなります。

セキュリティの確保はもとより、如何にフールプルーフを組み込むかが重要なのです。

人はミスを犯すもの。バイクガレージに於いては出入口の閉め忘れが最も避けるべきミス。

出先から帰った時は良いのです。自分のバイクがあるのに閉め忘れて帰る間抜けな人は先ずいないでしょう。

問題はバイクで出掛ける時。テンション上がってますからね。ドアやシャッターを開けて出庫しそのまま道路へ出ちゃえばもうノーセキュリティ。ただの駐輪場ですよ。

そうならないためには一定時間経過後にオートクローズする機構が不可欠なのですが、シャッターでこれを実現するのはかなりハードルが高いんですね。例外的にBond Garageでやってはいますが、特別仕様となりかなり高額なのが難点。シャッターメーカーも万一の事故リスクがあるので基本的には「やめてね」というスタンス。

一方のスライドドアはお店とかで馴染みの自動ドアでいて、バイクが近付くとセンサーが反応してドア開き、数十秒後にスッと閉まるやつ。スマートでお勧めなのですが、これもまあまあコストが掛かります。

スイングドアはMOTO saLoonの様にテンキーでロックを解除し、ホテルの部屋の様にオートクローズ & ロックが掛かるというもの。


ただこれもバイクを出し入れする際に勝手にドアが閉まっちゃうと危険なので開いた状態でホールドする事が出来るようになってます。その状態でブイーンと出てしまうとアウト。

幸いにもご利用者様の意識が高くこれまで事件事故は一件もありませんが、完全なる
フールプルーフでは無いんですよね。

さてどうしたものか。ただ今大悩み中。

ひろしま住まいづくりコンクール2017 審査結果

当社が設計した訳ではありませんが少しだけ関与させて頂いたNeoAles midorimachiが、ひろしま住まいづくりコンクール 2017にて、リフォーム部門 最優秀賞を受賞致しました。

ひろしま住まいづくりコンクール2017審査結果

審査員他関係者15名もの団体様の視察に応じて頂いたご入居者様の皆様、その節は本当に有難うございました。

当社的には何の宣伝にもなりませんが、何らかの形で携わった建物が最優秀賞を受賞しただけで嬉しいものですね。お住まい頂いている方にとっても誇らしいのでは無いでしょうか。

早速、受賞報告とお礼のレターを出しました。