一時期、機械式腕時計に魅せられて何本か所有してたものです。
スイスやイタリア、アメリカ製の大きめのサイズで存在感の在るタイプが好みでした。
ところが、サラリーマン生活を辞めてからというもの腕時計を身に着ける習慣がすっかり無くなってしまい、思い出してはゼンマイを巻き上げてコンディションの維持に努めるのが億劫になってきたのでした。
時刻を知るだけならスマホが有れば事足りるし、ひとたび腕時計を外す生活に慣れてしまうともうダメですね。腕時計然り、ネクタイ然り、身体を締め付けるものを何も身に付けない開放感は素晴らしく心地良いものです。
挙げ句の果てに、使ってもいないのに数年毎のオーバーホールがバカバカしくなって何年か前に全て処分しました。
以来腕時計レスな生活を送ってたのですが、とある事情で腕時計が必要になり、気兼ねなく使える普通の時計を探す羽目になったのです。
実用性や維持のし易さ、時刻の精度を求めるなら最新のメードインジャパンの電波時計の右に出るものは無いのでしょうが全然触手が動きません。
もうG-SHOCKで良いやとAmazonでカシオの腕時計を探してたら、見付けたのです。コレを。
データバンク。懐かしい響き。当時憧れたものですが高くて手が出ませんでした。
それが今やたったの3,000円台で手に入るならこりゃ買うしか無いでしょう。
という訳で、ダサカッコいいレトロフューチャーなこいつを手に入れて大満足。
デジタルガジェット全盛のこの時代に、何とも時代遅れ感満点な電卓付き腕時計がシブいと感じるのは私だけじゃ無いはず。
ウェアラブル端末なんて全く興味無し。
だって10年間電池交換不要だし、既にレトロなので陳腐化する余地なし。従って新型が出ても気にならない。
軽くてラフに扱えるし万一壊れてもさほど痛く無い。
難点を挙げるとすると、テンキーの文字が小さ過ぎて老眼気味な眼には優しくないというところかな。
ま、電卓なんて先ず使わないから良いんですけどね。デザイン上のアクセントくらいに思ってますので。