バス・トイレ・洗面が一体となった、所謂3点ユニットバス。
コンパクトな水廻りと低コスト故にビジネスホテルやワンルームマンション等での採用率が高いタイプ。
私も学生時代に住んでたマンションがこれで当時はごく普通の仕様でした。いや、私の場合一番最初に住んだところがバス無しトイレ共同アパートだったので、これでも素晴らしく快適に思ったものです。
ところがイマドキの新築賃貸はバストイレ別室・温水洗浄便座が当たり前。ちょっと小洒落た物件だと浴室乾燥機や追い焚き機能付きバスまで付いてますよね。そうしないと借り手が付かないんです。
一方で、ちょい旧めの物件はまだまだ3点ユニットバスは結構あるのです。勿論、大家さんもこれが不人気な事は認識してますが、バス・トイレ・洗面をそれぞれ独立させようとすると馬鹿にならないリフォーム工事費用が掛かるのと当然居住空間が狭くなる為二の足を踏んでるというのが実情です。
入居者目線で3点ユニットバスの利点を考えると、
1.バスタイム前やバスタイム中でも裸のまま用を足せる
2.バスタイム後にトイレを丸洗いできる
くらいでしょうかね。。。
デメリットは、
1.狭い
2.収納スペースが少ない
3.シャワートイレじゃない
別に広さはさほど重要では無いんですよ。どうせシャワーしか使わないし、家に居場所が無い父ちゃんが唯一の安息場所として籠る訳じゃないし。
収納面も男性なら化粧品類を大量に並べる事も無いでしょう。
ですが、シャワートイレに慣れてしまうとなかなか後戻り出来ないのではないでしょうか?
ならばホームセンターで売ってる温水洗浄便座を後付けすりゃ良いじゃん。
とはならないのが3点ユニットバスでして、温水洗浄便座は電化製品なので水気を嫌うんです。つまり、故障や最悪漏電事故に繋がりかねない。
色々と調べてみたところ、ホテル用シャワートイレなる防湿対策が施された温水洗浄便座もあるにはあるけれど、如何せん受注生産なので高額でしかも殆どが生産終了となってました。
水圧のみで洗浄ノズルが出、おしりとビデ洗浄が可能で、給湯配管に接続すれば温水(温度調整も可)もOK。
早速Amazonで5,000円弱で購入し、取り付けてみました。
先ず本体を便器と便座の間にかませて固定。水と温水の配管にそれぞれ分岐金具を取り付け、白いチューブから本体に給水・給湯出来るように致します。
試してみたところ、水量調節も出来て至って普通に使えそうです。
ただ、給湯に関してはちょいと工夫が必要です。
一般的な温水洗浄便座の場合、予め電気で温めたお湯をタンクに貯めておく貯湯式と使う瞬間に一気に沸かす瞬間湯沸かし式の2タイプがありますが、こいつは当然電気でお湯を沸かせないため、ガス湯沸し器が稼働してお湯が出るまで待たなければなりません。その間、お尻は冷たい水を浴び続けることになります。
そこで洗面の温水の蛇口を捻って暖かい湯が出るまで待ってから本体のスイッチを捻るという運用手順が必要です。この手順さえ守れば冬も大丈夫。
目下の悩みは、反転間取りのLotus Hills 02号室のユニットバスへの取付。トイレとバスの位置関係がこの写真と逆になってるため、スイッチ類が左に集中しているこのタイプでは左側の壁と干渉して取付ができないのです。
この器具の反転タイプがあれば良いんですけど、どうやら無さそう。。。さてどうしたものか。