現在バイクガレージの開発に向け準備中の比治山本町のビル。
1Fに立体駐車装置が据えられており、これの解体撤去が最大の課題だったのですが、運良く知り合いの方に引き取って頂くことに。
製造年次は旧いものですが、屋内で、それも殆ど使われていなかった事もありコンディションは上々。欲しい方にとっては掘り出し物だと思います。
建物入口が狭い事もあり最大3日の工事期間を頂いてたのですが、意外やすんなり運び出せた様で初日の夕方には終わっちゃいました。
この状態が
半日ごそごそして
こうなりました。
元駐車場だったりテナントだったりした空間をバイクガレージにコンバージョンする上で最も重要なのがバイクの入出庫方法。
既存のシャッターがあればそれを活用する方向で行くか、若しくは取っ払って自動スライドドア又はスイングドアを設置するか何れかとなります。
セキュリティの確保はもとより、如何にフールプルーフを組み込むかが重要なのです。
人はミスを犯すもの。バイクガレージに於いては出入口の閉め忘れが最も避けるべきミス。
出先から帰った時は良いのです。自分のバイクがあるのに閉め忘れて帰る間抜けな人は先ずいないでしょう。
問題はバイクで出掛ける時。テンション上がってますからね。ドアやシャッターを開けて出庫しそのまま道路へ出ちゃえばもうノーセキュリティ。ただの駐輪場ですよ。
そうならないためには一定時間経過後にオートクローズする機構が不可欠なのですが、シャッターでこれを実現するのはかなりハードルが高いんですね。例外的にBond Garageでやってはいますが、特別仕様となりかなり高額なのが難点。シャッターメーカーも万一の事故リスクがあるので基本的には「やめてね」というスタンス。
一方のスライドドアはお店とかで馴染みの自動ドアでいて、バイクが近付くとセンサーが反応してドア開き、数十秒後にスッと閉まるやつ。スマートでお勧めなのですが、これもまあまあコストが掛かります。
スイングドアはMOTO saLoonの様にテンキーでロックを解除し、ホテルの部屋の様にオートクローズ & ロックが掛かるというもの。
ただこれもバイクを出し入れする際に勝手にドアが閉まっちゃうと危険なので開いた状態でホールドする事が出来るようになってます。その状態でブイーンと出てしまうとアウト。
幸いにもご利用者様の意識が高くこれまで事件事故は一件もありませんが、完全なる
フールプルーフでは無いんですよね。
さてどうしたものか。ただ今大悩み中。