社長

最近お会いして話す方は社長ばかり。

不動産業は小規模な会社が多く、社長と奥さんの二人でこじんまりとやっているところが大半です。
話す相手は皆社長。

そして車関係でお付き合いしている自動車修理工場やプロショップのオーナーも社長。

先日車を販売した相手の方も二人とも社長。

考えると、社長ってそこいら中にごろごろ居るんですよね。

サラリーマン時代に会ってた方は、役職の上位の方でも部長若しくは取締役・執行役まで。
お客様の会社の社長というと滅多にお目に掛かれない雲の上の存在でした。

しかし、一部上場企業の役職者ともなれば、数十から数百の同期との出世競争を勝ち抜いてこられたエリートでして、深い見識と数多くの経験に裏打ちされた言葉には重みが感じられます。

一方の零細企業の社長も、自らの意志で事業を興し、業者間の競争を制し、地域社会に溶け込んで着実に歩んでこられた歴史が感じられ、その言葉は極めて含蓄に富んでます。

どちらが偉いとかではなく、どちらも尊敬に値する方々です。
そのどちらの方ともお会いする機会を与えられ、お話を伺える私は非常に恵まれているなと日々感謝しています。

さて、明日は名古屋出張です。

明日お会いする方も社長。
HPでその業務内容を拝見してどうしてもお会いしたくなったので、無理を言って時間を空けて頂きました。

数日前からお会いするのが楽しみで楽しみでしょうがないです。

一人会社

本日は昨日の睡眠不足が響いて目が覚めたのが9時半。

急いで支度してMiniを新オーナー様に引き渡す準備に取り掛かりました。

尤も、整備は完了してたので、駐車場から自宅までの車両の移動とスタッドレスタイヤの積み込み、書類の最終確認だけでしたので11時には終了。

昼過ぎに最寄り駅まで迎えに行き、試乗して気に入って頂き無事商談成立しました。

その後、警察署に車庫証明を取りに行き、売却したクリオの純正マフラーを宅配便に出したりと、この一週間はまるで中古車屋ですが、実質的には未だ会社としての営業は始まってないんです。

2台とも個人売買で処理してます(経費等)。

会社として古物商を営むのはHPを立ち上げてインターネット販売を開始してからと決めてまして(警察署にもその旨届けなければいけません)10月スタートが目標です。

そうすると今回買取したポルシェの処理は、個人で買ったものを会社に買い取ってもらって名義変更した上で売却するという流れになるのかな。

実質一人でやってるのでなんだかなぁという感じですが。

臨時株主総会議事録も面白いですよ。

議長:私
出席発起人:私
議事録作成者:私

発起人総代三谷隆文は、挨拶の後、開会を宣し、上記の通り定足数に足る設立時株主の出席があったので、本創立総会は適法に成立した旨を述べ、議長の選任を諮ったところ、満場一致で三谷隆文が議長に選任された。

以下、創立に関する報告、定款承認の件、取締役選任の件、取締役報酬額承認の件他、全て一人芝居。

議事録書いてるだけですよ。本当に声に出してやってたら家族に心配されます。

ブルーオーシャン

カーブスという女性会員専用のフィットネスクラブをご存知でしょうか?

本日庚午近辺を走ってて広島にもあるのだと始めて気付きました。

私がその存在を知ったのは4年前。

ランダムハウス講談社から出ている「ブルー・オーシャン戦略」というビジネス書に、シルク・ド・ソレイユと共に事例として取り上げられてました。

何れも競合ひしめくレッドオーシャン(血で血を争う戦いの海)を脱して独自の戦略を磨き上げることでブルーオーシャン(競合という波風のない穏やかな海)に漕ぎ出した代表的な企業です。

日本に上陸して数年経ちますが、シルク・ド・ソレイユはご承知の通り大成功を納めてますし、カーブスも国内だけで800店舗近くを展開していると聞きます。

ブルーオーシャン戦略の肝は、重要でない機能を減らす、或いは取り除くことでコアな商材の価値を高め、顧客満足を得るというものです。

一方、先日読んだトレードオフというビジネス書には、低価格戦略か高付加価値戦略のいずれかを徹底して推し進めなければ企業は生き残ることは難しいという事例が多数掲載されてました。

これは昔から提唱されている競争戦略ですが、ブルーオーシャン戦略は二者択一ではなくて同時にこれを実現しようという戦略。

いずれにせよ、何を「しない」・「扱わない」・「捨てる」かを決める事が重要なようです。

戦略とは

会社をやってると、

いろんなことを
一人で決めないといけない。

それも
ほぼ即決で。

しかも
全リスクを負って。

昨晩、「ゆれる」という映画を観ました(2006年作品です。遅っ)。

人間の内側にある、欲望、嫉妬、葛藤、復讐といったドロドロしたものと、対極にある家族愛、自己犠牲、夢といった美しいと言われるものとの間で揺らぐ登場人物の心理描写がとても印象に残った作品でした。

観終ってから何時間もの間考えに耽り、今日は一日中寝不足でした。

人間とは弱いものなんですよね。

ゆれない、ブレないための「理念」をきっちり持ってないといけません。

本日、Twitter上で推薦されてた「トレードオフ」というビジネス書が届きました。

「戦略とは捨てることなり。」

「上質さと手軽さのどちらかひとつに賭けようとする者は、煮え切らない者よりも大きな成果を手にする。」

今から読みます。

IT投資

IT化を進めるに当たって2つのシステムの選択で大いに悩みました。

ひとつは物件DBと顧客DBが密接にリンクしており、顧客の希望条件にマッチする最適な物件を自動的にピックアップしてメール送信する追客機能に優れているもの。

もうひとつは物件DBと契約書、重要事項説明書、大家さん情報、店子の入退去、リフォーム履歴、クレーム履歴等を一元的に管理できるシステム。

前者はフロント系のシステム、後者はバックオフィス系のシステムで、これをうまく繋ぐEAIのようなものがあれば良いのですが、不動産業界のIT化はそこまでは進んでいないようです。

検討した結果、先ずは売上げを先行させないと管理も何も無い訳なので、前者のシステムを採用することにしました。

個人に毛の生えた様な弊社にとっては思い切った決断が必要な金額ですが、早期の投資回収を目指してフル活用していきます。