岩国ガレージハウス~ガレージ編

つい先日完成したばかりの岩国ガレージハウス(仮称)の撮影に行って参りました。

本当はオープンハウスを開催したかったのですが、完成即ご入居という状況でしたので今回は涙を飲んで断念。

代わりに私がしっかりと観て参りましたので出来る限り詳細に案内申し上げます。

先ずは外観。

シルバーとガンメタのモノトーン調サイディング仕上げの外観と、ガレージハウスのアイデンティティたるシャッターは、見る人が見ればひと目でガレージハウスと判るもの。

シャッターは電動リモコンで開閉できるタイプ。オーバースライダーでは無いものの、電動故に開閉音は非常に小さいため、早朝深夜でもご近所に過度に気遣うこと無く出し入れできます(爆音マフラー仕様車は除く)。

1Fは余裕で2台の車を駐車できるスペースを確保。

フロアは骨材入りペイント仕上げで道路からの段差は殆ど無し。

この段差のないフラットな仕上げは極めて重要でして、ローダウン(大抵の車好きはシャコタン好き)した車でも何のストレスも無く入出庫が可能。

フロアペイントは旧車のお約束であるオイルの滴りに対応(モルタルのままだとオイルの滲みが取れなくなります)し、埃も最小限に留めてくれます(モルタルはどうしても表面から粉が出てしまいますね)。

且つ、雨の日にフロアが濡れててもツルンと滑らない加工を施すことで人やバイクの安全面にも配慮。

ガレージの奥には間口、深さが十分な給湯シンクを取り付けてます。

冬場は当然の事ながら、暖かい時期でも油汚れにはお湯がイチバン。台所に立つ主夫なら当たり前ですよね。

欲を言えば洗い終わったパーツ等を置くサイドテーブルがあれば尚良し。ご入居様側で工夫して下さいませ。

そして換気も重要ということで上部には換気扇。

2Fへの階段下のデッドスペースを利用した収納スペースも開閉スペースを省略するために敢えて扉を付けてません。何かと使えそうでしょ。

各コーナーには2口コンセントが各1個配されており壁の上部にはエアコン用のコンセントまであります。

願わくばマフラー直後に取り付ける強制排気ダクトや、エアーツールや電動工具を使えるように天井吊り下げタイプのホース(コード)リール、掘り込みピットなんかあれば最高なんでしょうが、それでは自分が住んじゃいそうなのでガマン汁。

建物の入口はシャッター脇に有り、シャッターを開けずとも玄関から出入り可能。

とまあ、もっともっと紹介したいところは沢山有りますが、長文大作となるため今日はこの辺で。

明日は2F居住スペースを紹介致します。

ブループリント

本日の午後、協力建設会社に同行頂きオーナー様にサイドガレージハウス改めハイブリッド型ガレージハウス(既成ガレージ一体型賃貸戸建)の青写真を提示。

オーナー様としては、コストを抑える為に既存家屋の解体・住宅建築・ガレージ建築を個別に相見積もりを取り、各々最も安いところに分離発注する心積もりでしたが、窓口の一本化、工期短縮、コスト削減と共に上記コンセプトに共感頂き大まかな方向性が決まりました。

後は建築条件を確認し、細かい仕様を詰めて最終見積りと全体スケジュールを作成して建築確認申請を行えばいよいよプロジェクトがスタートします。

サイドガレージハウス

昨日は建設会社とミーティングを持ち、先の投稿で触れたガレージ付き戸建のプランを詰めてました。

各方面に当たった結果、どうやら実現できそうです。

当初は敷地内に戸建住宅とガレージを別々造るプランを想定してましたが、さほど広く無い敷地なので隣家との間隔が極めてタイトになり、窮屈な印象は否めません。

大小のキューブ状の箱が並んでいる姿は如何にも取って付けた感があり、デザイン的にもちぐはぐな感じ。

そこで戸建住宅の側面に既成品のシャッターガレージをくっつけて建物と一体化し、家から直接ガレージに出入りできる扉を付けた建物を検討し、技術面や建築基準法、条例等々を確認してクリアできる目途が立ったのです。

ガレージハウスでも無く、ビルトインガレージでも無いそれを、便宜上サイドガレージハウスと呼ぶ事にします。

最大のメリットはコスト面である事は先の記事の通り。

一般的な賃貸ガレージハウスでは(リーズナブルな賃料で実現するのが)なかなか難しい2LDK間取りプランを採用し、ペア~お子様おひとり迄のファミリー層をカバー。

デザイン的にも一体感が増し、敷地も広々と使えるようになりました。

更には、基礎をも一体化(ベタ基礎)する事で建物の土台がより強固になるという副次的効果もあります。

ガラス窓を嵌め込めばリビングから愛車を眺めることも出来ますが、そこは明日のオーナー様との協議次第。

ホイールジャンキーファミリー向けサイドガレージハウス。

如何ですか?

ハウスガレージ

ひと口にシャッターガレージ付き住宅と云ってもその形態はいくつかに分かれます。

1.ガレージハウス
2.ビルトインガレージ(インナーガレージ)住宅
3.掘り込みガレージ付き住宅
4.敷地内に独立ガレージがある住宅

それぞれの説明はこちらに譲るとして、今回は4の発展形として戸建住宅と独立型ガレージ(イナバやヨドやタクボ等の既成品)を合体させたものを造ってみようと画策しています。

メリットはローコストでガレージハウス的ガレージライフを実現できる点。

ガレージハウスやビルトインガレージ住宅は、大きな開口部があり且つ大空間となるガレージの上に部屋を造るため、ガレージ部の強度を高める工夫が必要なんですね。

問題無く建築確認が下りる様、素材や組み方を検討し構造計算をしっかりと行います。その為の追加コストは無視できるレベルのものではありません。

一方、既成品のガレージは予めメーカーが構造計算してくれてるし、その上に部屋を造る事もありません。

戸建住宅の側面にぴったりとくっつけてドアを付けてあげれば住宅から出入りできるガレージの出来上がり。

これは何と呼べばいいのかな。

ただ、現段階では机上の話でして、片や木造、片や鉄骨造りの建築物を組み合わせた住宅を造ることができるのか、先ずは建築主事に確認する必要があります。

もし許可が下りれば面白い建物になると思うんですけどね。

岩国ガレージハウスの建築状況 その3

本日の午後はアポイントも入っておらず、特に急ぎの予定も無かったので防府天満宮に長男と長女の合格祈願に行って参りました。

思い返せば6年前の長男の高校受験時に参拝して以来。時の経つのは早いものですね。

願うはベストなコンディションで受験に臨むことが出来ること。

勿論、合格祈願なので無事に受かる事を願うのは当然ですが、ノロやインフルエンザに罹ったりして自分の力を出し切れないのが一番可哀想なので。

帰路、岩国の賃貸ガレージハウスの建築状況を確認して参りました。

既に足場は取り外されてすっかりと露わになったそれは、冬の低い西日を浴びて鈍色の光を放ってました。

Coolでイイ感じじゃないですかこれ。

ガレージハウスの外壁にはガルバリウム鋼板がよく使われます。

その質感及び形状に拠る倉庫的な無機質感、メカニカル感が車及びバイクにマッチすると共に、耐久性にも優れた素材です。

但し、安易にサイディング代わりに使用するとのっぺりとした印象となり本当の倉庫に見間違えられる危険性があるため、外観を立体的に仕上げた上に貼るなどして建物全体の表情を如何に上手く作るかがポイント。

当ガレージハウスはそうした工夫をした上、カラーガルバリウムを効果的に使い分けて渋い仕上がりになってると思います。

シャッター内はこんな感じ。まだまだ殺風景な状況ですが、フロアをペイントして内装を施し照明を付けると雰囲気がガラッと変わりますよ。

右側に2階住居への出入口(玄関は別)が有り、階段下は収納スペースとなっています。その奥には給湯機能付きシンクが設置される予定。

完成はもうすぐ。まだかまだかと待ちわびているご入居予定者様同様、私自身もワクワクしています。