電子ブック

このところ、取材した物件を自社DBに登録する作業に今まで以上に時間がかかるようになってきました。

これまでと異なるところは、室内写真も沢山撮影するようになり編集する手間が増えたことと、間取り図を一から起こさないといけない物件を手がけるようになったことが主な要因なのですが、物件のコメントを書くのに現地確認後の裏取りや近隣地区の状況調査などにも時間をとられるようになりました。

これは、情報の正確性を増すために必須の作業なので仕方ないと割り切ってますが、実は何よりも困ってるのが自身の語彙や表現力の無さ。

だったらもっとシンプルにビジネスライクに物件のアウトラインだけ紹介すればいいのかも知れませんが、それなら当社が当社である意味が無くなってしまう。

若い頃にもっと沢山本を読んでおくべきでした。

いや、今からでも決して遅くはないはず。幸いiPadを入手したことですし、この際電子ブックとしてもバリバリ活用しよう!

と思ってはみたものの、コンテンツ少な過ぎ。

日本ではもう少し時間がかかりそうですね。

SNSのビジネス利用

今日は午前中にガレージ物件を数点撮影し、午後から業務アプリの最新機能講習会に出席してました。

ソフトウェアのバージョンアップには、通常はバグ対応と機能追加の二種類ありますが、今回は追加機能の紹介。導入したらほったらかしのベンダーが多い中、このような講習会を小まめに開催して頂けるのはとても良心的ですね。

今回ユーザーのご要望により付加した機能を幾つか紹介頂きましたが、その中でTwitterとの連動というのが少し引っかかりました。

簡単に言うとDBに登録した鮮度の高い新着物件情報をTwitterを利用して広く情報発信するというもの。
Twitterのビジネス利用については賛否両慮ありますが、私は少々懐疑的です。

その人のファン、若しくは正に「住み替えを検討しているなう」な方ならいざ知らず、不動産屋がTwitterで物件情報を発信しても大半の方にとってはあまり嬉しくない情報。ならば折角フォローして頂いてもだんだんうざくなってフォロー解除若しくは全く読まれなくなる可能性が高いのではないでしょうか?

例えば、一般消費材や飲食店を経営している方が期間限定でお得情報を配信するとかTwitte見たよと言えば100円オフとかならお互い楽しくて長続きするんじゃないかと思うのですが、賃貸でも数万から数十万、売買なら数千万もするモノをTwitterで配信するのはどうなんでしょう。

要するに不動産は商材としてTwitterに馴染まないんじゃないかと。

私もTwitterを利用してますが、個人の顔で個人的なつぶやきをポツリポツリしているだけで殆ど友人知人とのやり取りに限定されるような使い方。
ビジネス情報をガンガン送ってくるような方はフォローを解除するか、そういう類のグループに入れて全く見ないようにしてます。

Twitterは使い方を誤ると情報の押しつけになる可能性があり、その会社の評価を落とすリスクを孕んでいることを理解した上でうまく使うようにしないといけませんね。
個人的には、「中の人」が何者でどんな考えを持っているのかを理解して頂くツールとして利用するに止め、ビジネス用途にはより匿名性の低いFacebookを利用するのが良いんじゃないかと思ってます。

但し日本での知名度・利用度はFacebookはイマイチ。私も全然使いこなせてません。

Twitterの方が気軽に出来るという点では優れてますね。

何が何でも客を釣り上げてやろうという姿勢は論外ですが、肩の力を抜いて様々な切り口で街の情報を発信しつつ、これはという物件を紹介する程度に止めるという使い方であれば良いかも知れません。

オンラインリアルとオフラインバッチ

本日は終日PCと電話に向かい、全物件の状況確認と広島全区の新規物件の調査。

おおよそ週一のペースで何回かに分けて実施してますが、月の変わり目は出来るだけ纏めて一気に精査するようにしてます。

ホントは毎日リアルタイムで出来ればベストなんですが、毎日電話確認してたら大家さんも管理会社もうちも大変。

こういうルーティンワークをオンラインでリアルタイム化できれば業界全体の生産性がものすごく上がるし、お客さまにとっても常に鮮度の高い情報を得られます。

ATBBの仕組みはそれに近いのですが、結局は人手による更新とバッチ処理。

それに、街の不動産屋をあまねく網羅するとなると全国32万社が参加しなければならない訳です。

これはもう不動産業界団体(主には全日本宅地建物取引業協会と全日本不動産協会)主導でやってもらわないと。

仕組みとしてはRAINSがベースになるのだと思います。

しかし、賃貸物件に関しては全く使いもんにならないRAINS(特に広島県)。

未だにFaxでやり取りする文化。

情報開示が進まない現状。

やっぱり当面難しそうですね。

住宅供給公社

車ネタが続いたので少し軌道修正。

今日は県の住宅供給公社の管理物件を幾つか見てきました。

アメニティやセキュリティは民間の新しめの物件に敵う筈も無く、特にコンロなんか未だに蚊取り線香(グルグルの電熱線ね)が備え付けられてたりします。

オートロックやモニター付きインターホン、監視カメラ、宅配ボックスなんて気の利いたものは無し。光ファイバーやCATVを個別に引くにはハードル高し。

しかしですね、やはり安いんです。そしてロケーションが良いんです。おまけに造りもしっかりしてます。

さすが公社物件。

設備や間取はリフォームやリノベーションにより変更することが出来ます(賃貸物件なので勝手に変えることはできません)が、ロケーションだけはどうしようも無いですからね。

公社物件は、礼金ゼロ、更新料ゼロに加え、お客様側の仲介手数料負担もゼロである点も見逃してはなりません。

多少の不便に目をつぶれば、格安家賃でめちゃめちゃ便利な場所に住めるので一考の価値はあると思います。

但し、今現在提供出来るのはシングル向け物件のみです。

・平和大通り借景
・理想的単身ライフ 708
・理想的単身ライフ 716

The Earth part3

当ブログでも何度か記事にしていた通り、その将来性に期待していたジアース。
Googleとの提携解消(一方的な解除でしょうか)により相当厳しくなりましたね。


※実際はGoogleがGoogleマップに物件情報を表示する機能を停止すると発表したに止まり、提携関係は継続する模様。

当社の導入している業務システム「@dream」のジアースとの連動が発表されたばかりなのに、本当に残念です。

まだソフトベンダーからの通知が一切無いので何とも言えませんが、Google抜きのジアースと連動することに価値を見出せません。

Googleが同サービスを全世界同時に停止した理由は、予想以上にサービス利用が進まないからという理由。

サービスを開始して僅か半年。極めて明快且つ迅速な撤退は流石外資。

一方のジアースは、連日のストップ安が続く中、起死回生のリカバリーショットを打てるかどうか。

当社も広告手法の再考が必要です。