月極バイクパーク

2月から3月にかけては不動産業界でいうところのハイシーズン。
居住用物件の動きが最も活発になる時期です。

当社は不動産仲介業ですが、「ガレージ」に特化しているためごく普通の賃貸マンションやアパートには殆ど力を入れていません。

従ってハイシーズンだからといって猫の手も借りたい程忙しいという訳ではありませんが、それでも異動に伴い賃貸ガレージの解約や契約が多くなるのも事実。

この2月、3月に賃貸ガレージをご契約頂いた方で県外から異動で広島に来られた転勤者率は50%。賃貸バイクガレージに限れば70%に達しました。

中には、マンションを契約したもののバイクを停めようとしたら原付以外はNGという事が後で判り、急遽外部のバイクガレージを探す羽目になったという方もいらっしゃいました。

賃貸バイクガレージを探される方は安全安心を求めるものだと思い込み、何はともあれ先ずはセキュリティの充実を最優先して賃貸バイクガレージを開発してましたが、お住まいの駐輪事情により停められさえすれば可という方もいるのだと認識を新たにした次第。

この度、初めての試みでシャッターやオートロックの無い賃貸バイクガレージを開発致しましたがそれなりに需要はありそうです。

ビル1Fのデッドスペースをリーズナブルな料金で月極駐輪場 として活用するビジネスもアリかも知れません。

看板

これまでは汎用的な看板を使い回してましたが、物件毎に専用の看板を制作する方がより直接訴えかけられるのではと思いチャレンジしてみました。

しかしながらQRコードはカッティングシートで作るべきでは無かったと反省。

DSC_0082

新築マインド

計画は多々あれど、なかなか進まぬ新築案件。

その原因のひとつ、いや殆どは建築コスト。

それでも賃貸ガレージならばそこそこの収益が得られますが、ガレージハウスや倉庫事務所といった大物になると相当厳しいものがございます。

このところの新築案件が尽く不調につき半ば諦めモードに差し掛かってたのですが、本日ガレージハウスをご案内した方から聞いたお話は興味深いものがございました。

その方は、オーナーガレージハウスと賃貸ガレージハウスを連棟で建築し、自らガレージライフを楽しみつつ収益も得られるプランを思い描いていらっしゃいました。

広島都心部を避けて思い切ってリゾート特化型ガレージハウス的なものも造りたいとか。

ガレージの用途は自由。マリンジェット、シーカヤック等のマリンスポーツ基地として使うも良し。インドアBBQスペースとして使うも良し。

なんか楽しそう。少々冷え込んでた新築マインドを奮い立たせて頑張ろうと思いを新たにしました。

そうは言いつつも、なんだかんだで2つの地域で新築ガレージ案件が進んでおり、更にもうひとつ増えるかも知れません。

物件管理と入居者管理

賃貸ガレージには大抵水道を引いて共用シンクを取り付けておりますが、原則洗車は認めておりません。

バケツに水を汲んで愛車を水洗いする程度なら目をつむりますが、蛇口にホースを取り付けて洗剤たっぷり掛けて洗うのは禁止しております。

水道代はもとより、全員が好き勝手やり始めると環境汚染にも繋がりますし、アスファルトの油分も持っていかれて傷むから禁止してます。

その旨を契約書に謳い、尚且つシンクに張り紙を付けておいても勝手に洗車する人がいるんですよ。

こちらは定期的に防犯カメラの画像をチェックしているので誰が洗車しているのか把握しているのですがこれまでは大目に見てきました。頻度も大したことないし、愛車をきれいに保ちたい気持ちも良く判りますので。

ただ、 このところちょっと度が過ぎておりまして、ガレージ内の愛車ならまだしも、ガレージ内にバイクを入れられている方が自家用車とか軽トラまで洗ってるんです。

対策として蛇口に泡沫アダプターを付けました。本当はこんなことしたくないんですけど、ルールを守れない一部の方のために他の方が迷惑を被る事の無いよう皆様が楽しく気持ち良くご利用頂ける施設にしたい。

DSC_0315

ガレージ内では自由に過ごして頂いて結構ですが、共用設備は自分のものではありません。 理解できない協調性の無い方にはご退去頂きます。

物件の管理は割と性に合ってて好きなのですが、入居者の管理は出来ればしたくないものです。

ペーパーレス化

当社では紙面での保管が義務付けられている書類以外は原則全ての書類をPDFにて保管してます。

ところが契約書類は紙。そのための契約書作成キット(コピー用紙、製本テープ)を補充したのですが、今時紙ってのもね~。

DSC_0313

そういえば少し前にIT重説なるリモート重要事項説明が話題になったものですがその後どのように進化しているのか気になって調べてみました。

本来、契約書締結前の重要事項説明(契約条件、建物・部屋の権利関係や設備の状況を詳細に記した書類)は宅地建物取引士が借主の面前で説明する必要があります。

重要事項説明は法律で義務付けられており、不動産会社の店舗に借主が出向いて小一時間説明を受けるのが一般的。当社では借主の都合に合わせて職場やご自宅、近所のファミレス等指定された場所に自ら出向くケースが大半ですが、何れにせよどちらかが時間と手間と交通費が発生致します。

IT重説とは、ITを活用してビデオ通話で重要事項を説明するというもの。PC、タブレット、スマホ等にSkype等のアプリをインストールしてテレビ電話するイメージですね。自宅に居ながら任意の時間にテレビ電話で重要事項説明を受けることができるので、お互いに時間と手間と交通費が節約できる訳です。

一見素晴らしいIT革命だと思われますが、これ、説明方法を非対面にしたのみで結局は紙に印刷し事前に送付した書面を見ながら説明するだけなんです。

究極は電子契約。不動産会社が作成した賃貸借契約データを堅牢なクラウドにアップロードし、貸主・借主・連帯保証人がそれぞれがアクセスして電子署名を行なえばスムース且つシンプルな契約が可能。電子証明書とタイムスタンプによる信頼性の担保が必須となりますが、そうしたサービスの一部を提供する事業者も出てきている様です。

最早ペーパーレス化という言葉自体が旧臭くなりつつある時代。申込から入居審査、重要事項説明、賃貸総合補償保険への加入、契約締結といったこれまで何度も紙ベースでやり取りしていた作業がオンライン且つワンストップで出来る時代がすぐそこまで来てます。