本日より通常営業致しております。

新年早々物件のご案内予約が4件入ってまして、幸先の良いスタートが切れましたことに感謝々々。

その中で一番人気が賃貸ガレージハウス サウス観音。

前入居者様のご退去が年末ギリギリでしたので室内画像が無かったのですが、年末年始を通じてアクセスランキングはダントツの1位を維持しており注目度の高さが窺い知れます。

本日お客様を案内した後に室内の様子を撮影を撮影致しましたのでご関心のある方は物件詳細ページをご覧下さい。

 

さて、今回の話題は、この様な人気物件がここ広島では何故少ないのかを私なりに考察致しました。

ひとつは広島が東京・大阪・名古屋ほどの大都市では無いこと。

多種多様な価値観を持った人が集まる大都市に比べ、広島市はたかだか人口100万人強の地方都市。当然ながら車・バイク趣味者の絶対数も少なく、土地も目の玉が飛び出るほど高額でもないため、趣味人と呼ばれる数少ない面々は賃貸ではなくガレージ付き戸建を建築又は購入するケースが多いのでしょう。

或いは、治安の良さもひとつの要因だと思います。バイクショップやカーディラーに伺うと広島という地は比較的バイクや車の盗難やイタズラが少ないそうですね。確かに希少な車がマンションの駐車場に普通に停まってる姿もよく見掛けますし、ハーレーを始めとした高級バイクの盗難保険の加入率も全国平均より低いのだそうです。

正確な市場調査を実施した訳ではございませんが、これらは賃貸ガレージや賃貸ガレージハウスのプロデュース・仲介を通じて実感してまして、お客様の6~7割が先の大都市圏からの転勤族なんですね。

広島では賃貸ガレージライフというライフスタイルがまだまだ文化として根付いていないのだと言えます。

 

もうひとつの理由は供給側の問題。

ガレージハウスはその性格上高層化が困難であるため、敷地面積当たりの収益性がアパートやマンションに比べて劣ります。例えば、1フロア10戸(1K)の2階建てアパートにすると、ひと部屋当たり5万円なら月に100万円の収益が見込まれますが、ガレージハウスだと賃料を8万円に設定したとして8万円×10戸で80万円/月。4階建てマンションにするとその格差は更に拡がりますね。

しかし、近隣物件との差別化戦略は? 周りに新築アパートが出来た際にも新築当初の賃料を維持できるでしょうか? 常に満室経営できる保証はどこにもありません。高層化すると建築費も嵩みます。長期に渡って物件価値を維持し、高い実質利回りを得るには環境要因となり得るリスクを排除する戦略が必要です。

そうした戦略を持たずに闇雲に高層化しても投資コストの回収に苦労されることでしょう。

ガレージハウスは現時点では極めてユニークな物件ですが、こうした見かけ上の単位面積当たりの収益率の低さはもとより、土地オーナー様のガレージハウスに対する認知度の低さやそれを欲する住人に対する偏見(特にご年配の方にとってはバイクや車弄り = 違法改造 = 暴走族という図式が少なからずございます)等々により、積極的に投資を行おうという機運が盛り上がっていないのが現状です。

 

ただ、今は確実に需給ギャップが生まれております。需要に対し明らかに供給が少ない状態。事実、新築で供給すれば直ぐにご契約頂ける数少ない売り手市場なのです。

また、広島には車趣味人と呼ばれる方が沢山いらっしゃる事もキマグレミーティングを通じて実感しており、潜在的需要は相当あるのではないかと思ってます。

これをチャンスと見るかどうかはオーナー次第です。

当社も更なる啓蒙活動に邁進しなければならないということを年の始めに誓うのでした。

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