ガレージドアの選択

以前紹介した倉庫付住宅賃貸ガレージハウス化計画が実現に向け始動致しました。
当社はデザイン、プロマネ、プロモーション及び仲介を任され、只今張り切って外観デザインに取り掛かっております。

図面sガレージハウスの外観デザインの肝と云えばガレージドアですよね。ガレージドアにも様々なタイプがありまして、普及している(と思われる)順に、巻き上げ式シャッター、オーバースライダー式シャッター、スイングアップ(跳ね上げ)、両開き(観音開き)、サイドスライダー(引き戸)が主なものでしょう。

この内、日本の大手メーカーが手掛けるのは殆どが巻き上げとオーバースライダータイプ。所謂「シャッター」ですね。
今回は既設の巻き上げシャッターの外側に追加でガレージドアを新設する予定なので正にこの家の顔となる部分です。巻き上げと比べるとオーバースライダーはパネルの幅を広くとることができるためデザイン的には有利なのですが、この建物が立地する場所は準防火地域故に耐火仕様のシャッターが要求されます。ところがオーバースライダーに設定が無いんですねこれが。

シャッター以外にも人が出入りする扉を付ける必要があるのですが、防火仕様だといずれもびっくりする程高いんですよ。ならばシャッターと扉が一体化しているものは無いかと探してたところ、こんなものを見付けました。

パスドア付スイングアップパスドア付オーバースライダー。

これいいじゃん♪

山口県山口市のワールドガレージドアという判り易い社名の会社が扱う製品ラインアップには、何と米松素材の防火設備認定を受けたガレージドアもあるらしい。

これの防火仕様があれば非常にグッド!
てな訳で早速問い合わせしてみたものの、パスドア付の防火仕様はラインアップに無いとの回答。

惜しい。もう一歩だったのに。

パスドア付スイングアップという訳で振り出しに戻りましたとさ。

個人的にはスイングアップがシンプルでデザインも遊べて良いなと思うのですが、パスドア付スイングアップを不燃素材で造れないものなのかな。