新しい年の初めをご新居で迎えられたお家を訪ねて参りました。
当ブログで取り上げるからには、それが只の家ではない事は言わずもがな。
今回は、洗練されたオトナのガレージハウス Y’s Garageにご入居されたN様のガレージライフを紹介致します。
N様の愛車はロータス エリーゼ。自身で足周りを弄っては年に数回サーキット走行を楽しまれるライトヘビー級ユーザー。
これがエンジン降ろしたりするスーパーヘビー級ユーザーだと広さや設備に物足りなさを感じるかも知れません。当物件の企画時に我々が狙ったターゲットはライトヘビー級ユーザーだったので正にドンピシャのご入居者様です。
さて、N様が当物件をお選び頂いた経緯と実際にお住まいになって感じた事についてインタビュー形式でお伝え致します。
【筆者】「先ずはN様と車との関わりについて伺います。お仕事は車関係と伺ってますがお仕事の内容を教えて頂けますか?」
【N様】「元々自動車メーカーの関連会社に勤めてましたが、転職して独立系のエンジニアリングデザイン会社で車の内装のデザインを担当してます。」
【筆者】「小さい頃からお車好きで?」
【N様】「小学生の頃から無類の車好きで、当時はフェラーリに憧れましたね。」
【筆者】「私もスーパーカー世代でご多分に漏れずサーキットの狼を夢中で読んだものです。では今の仕事は正に天職ですね。今でもフェラーリへの憧れは変わりませんか?」
【N様】「いえ。最近のフェラーリは高級なスポーツカーといった感があり、私はどちらかと言うとプリミティブな車が好きなのでちょっと方向性が違うかなと。今はエリーゼで満足してますし他の車には全く目移りしませんね。」
これまでの愛車遍歴を伺いましたが、国産ハッチバックやスポーティーカー、本格クロカン、インポートオープンカーを乗り継ぎ、エリーゼに辿り着いたそうです。ありとあらゆるジャンルを経験し、やっと出会った本命。エリーゼを初めて駆った印象は正にカート。軽量でダイレクトな操作感を味わえる生粋のスポーツカーで一目惚れしたそうです。
【筆者】「サーキット走行も楽しまれてるそうですが、どのくらいの頻度で走りに行ってますか?」
【N様】「年に3~4回程度です。私の場合、限界まで攻めまくるという走りではなく、非日常を楽しむというかスポーツカーでサーキットを走行するというシチュエーションを愉しんでます。なのでモディファイと言ってもブレーキパッドやショック程度でタイヤですらハイグリップ系ではなく普通のラジアルタイヤなんですよ。実はエリーゼはサスの取付剛性が余り高くなくてSタイヤを履いたりするとサスやボディのキャパが追い付かなくなります。強化パーツも出てますが、一つ替えると色んな箇所に影響が出、結果バランスを崩してしまうのが嫌なんです。ほぼ吊るしの状態で愉しむのがベスト。」
【筆者】「なるほど。私もタイムが伸び悩んだ時にはパーツのせいにしてましたね。自分の腕は棚に上げて(笑)。その車が本来持ってる走りを、公道では試せない領域をサーキットで愉しむという考えを持ってたらもっとサーキット走行を愉しめたのかも知れません。ところで、サーキット走行前の準備や点検はこれまでどうされてたのですか?」
【N様】「実はこれまで住んでたマンションの駐車場は立体駐車場でした。地下なのでセキュリティ面の心配は無いのですが、車を弄る際は郊外の広い公園の駐車場やホームセンターの屋上駐車場でコソコソやってました(笑)。貸しピットを利用したこともあります。ですが時間の制約があってのんびり作業できないし、疲れても明日やろうと後回しに出来ないのが難点。絶対片付けて帰らないといけないじゃないですか。」
【筆者】「確かに仰る通りですね。そんな不満があってガレージハウスを探し始めたのでしょうか?」
【N様】「いえ。確かにガレージハウスへの憧れはありましたが引っ越しは全く考えてませんでした。ある時、貸ガレージが近くにないかとインターネットで検索した際に、キーワードに『ガレージ』『広島市』と入れてエンターキー押したらガレージングデイズのサイトが出てきて、覗いてみたらたまたまガレージハウスが出てたので電話してみたのです。」
【筆者】「偶然の出会いだったと。実際に内見頂いてその場で即決頂きましたが、決め手は何でしたか?」
【N様】「シングル向けなので決して広くはありませんが、部屋の各所に使われてる建材や設備が厳選されていて安っぽくなく自分の好みに合いました。勿論ガレージの仕様もタイル貼りフロアに電動シャッターで満足行くものでしたし、エリーゼを入れるには十分な広さでした。」
【筆者】「ありがとうございます。実際にお住まいになって如何でしょうか?」
【N様】「大満足です。引っ越しして正解でした。敢えて言うなら、ガレージの幅があと50cm程広ければ最高ですね。それと、風呂のドアが折戸だったら開閉スペースを取らないのでベターですね。トイレの照明も自動消灯だったら良いなと。でも今でも全然問題無いです。強いて挙げればというレベルなので。」
【筆者】「ご満足頂いて嬉しい限りです。ガレージのライティングレールも是非ご活用ください。標準装備のLEDダウンライトだけでも良い雰囲気ですが、ライティングレールにスポットライトを取り付けると愛車を浮かび上がらせるような演出も可能です。色々工夫して末永くガレージライフをお愉しみください。本日はありがとうございました。」
ガレージハウスに求めるものは十人十色。
ガレージの愛車を眺めながらゆっくり過ごしつつ一日の疲れを癒やす方もいらっしゃれば、休日毎に内装を引っ剥がして配線引き直す方もいらっしゃいます。マフラーやブレーキ周りを交換してサーキットを愉しむ方も、とにかく保管コンディションには徹底的に拘りエアコン導入して湿気を追い出しピカピカに磨き上げる方も。
バイクを5台6台入れてバラバラにして弄り倒す方もいらしゃれば、ショップと見紛う程の貴重なアンティーク趣味のもので囲まれた空間を造り込んで毎日過ごされる方も。
オープンな場所でこんなことしてたら好奇の目で見られるのですが、クローズの場所なら時間が許す限り誰にも文句言われずに好きなだけ堪能できますよね。
作業途中で疲れてもそのまま放置プレーも可。また来週やれば良いのです。
これが自分だけの秘密基地、愛車と暮らす家、ガレージハウスの魅力。
引っ越しまではちょっとという方も、賃貸ガレージでガレージライフの一端を垣間見られます。
新しい生活始めませんか?