昨晩何気なく観たNHKの番組。
国民栄誉賞を授与された松井秀樹さんの生きざま共感した方々について触れてました。
栄光と挫折を経験し、挫折の度に何度も這い上がってきた松井選手。
どん底の状況下でもただ直向きに黙々と努力を積み重ねる彼の姿に、自己の人生を重ね合わせ共感した方が何人か紹介されてました。
ずば抜けた記録を打ち立てた訳でも無い。
派手なパフォーマンスで人々を魅了した訳でも無い。
怪我に悩まされた末に若くして現役続行を断念せざるを得なかった。
何で彼が国民栄誉賞を? という声も散見されます。
しかし、ホームランを打っても相手のピッチャーを慮り、ガッツポーズを取らずに口を真一文字に結んでベースを回る。
大変光栄に思うが同じくらい恐縮しているとの受賞コメントにも人柄が滲み出てますね。
やはり人柄なんですよね。私は受賞するに相応しい方だと思います。
番組内でコメンテーターが「信念」という言葉に触れてました。
信念とは何でしょうか。
辞書には正しいと信じる自分の考えと表されてますが、その考えは最初から持ってたものでは無く、人生を積み重ね間違い無く正しいと確信し得るまでに至ったものです。
さて、私の信念は?
おぼろげなものは有りますし、それに従って生きているつもりではいましたが、彼ほど鬼気迫るものがあるかと問われると未だ確信するに至って無い様な気がします。
芯が通る。絶対に軸がぶれない。そんな境地に辿り着いていないですね。
まだまだ研鑽が足らないなと改めて感じた日でした。