ハイシーズン

ガレージやガレージハウスに倉庫に工場といった一般的な不動産屋とはラインナップの異なる物件を中心に取り扱う弊社は、不動産業界でいうところのハイシーズンである1~3月とはいえ爆発的に売り上げが伸びる訳ではありません。

ところが今シーズンは何故か忙しい。当然異動に伴いガレージを契約する方もいらっしゃいますが、全体のボリュームからすると極々僅かです。

たまたま当社が得意とする物件に空きが出た事もありますが、それにしてもハイペースな申込が続きオーバーフロー気味です。

有り難いことなんですが、裏を返せば手持ちの弾がどんどん無くなってきている訳でして、これはこれで4月以降の不安要素でもあります。

進行中の新規開発案件を一刻も早く前に進めたいものですが、建築関連業界が忙し過ぎてこちらが思う様に進まないのが実情。

より多くの協力建築会社とタッグを組んでガンガン進めるのも手ですが、信頼でき且つガレージライフについて正しく理解して任せられるところはそうそうありません。

今後の課題はこうしたネットワーク造り。少しずつではありますが拡げて行ってておりまして、現在進行中の案件がひと段落ついたら新規案件を相談してみようと思っております。

引き渡し前

物件引き渡し前は何かと多忙。居住物件だと原状回復にハウスクリーニング、設備の稼働確認に鍵交換。ドアの建て付け直しや電球交換、剥がれた塗装の補修等々細々したことが沢山あって、何度も現地に足を運ばなければなりません。

仕上げは現状確認チェックシートの作成。費用対効果の関係等で補修痕や補修出来なかった箇所は残るものですが、それらを最初から在ったものとして記録(画像とテキスト)に残す作業です。借主様ご退去時に、原状回復の対象となり得る損壊が最初から存在してたものなのか入居中に付いたものなのかを明確にするための材料になります。

一方、テナントは基本スケルトン又は現況渡しで後は好きにしてくださいなので居住用物件程気を遣う事はありません。

ガレージはもっと楽でして、原状回復も殆ど無いし引き渡し前はシャッターの建て付け確認と鍵の交換と床の掃き掃除くらいですね。

さて、本日もコンセントプレートの交換や塗料剥がれの補修に設備の稼働確認を終えたら現状確認チェックシートを作成。明日も鍵交換やコーキングやガレージの掃除機掛け後にチェックシート作成と作業が目白押し。気持ち良くご入居頂けるよう心を込めて作業致します。

賃貸ガレージの始め方

賃貸ガレージを運営するには先ずはガレージを造らなければなりません。

土地建物を所有しているオーナー様ならば土地にガレージを建てるなり、建物1F部をバイクガレージに改装するなり、自身の不動産を自由に処分出来ます。これ当然。

では、手持ちの不動産が無い場合はどうするのか。

購入も選択肢の一つですが、もっと手軽に土地を借りてガレージを建てれば良いのです。テナントを借りてバイクガレージに改装すれば良いのです。

弊社ではその様な不動産の選定、マーケティング&収益シミュレーション、土地・建物オーナー様との交渉、ガレージの企画、建築又は改装(協業建築会社にて実施)、入居者募集広告の作成、賃貸借契約、管理まで一貫して手掛けております。

現在、土地を借りてシャッターガレージを建てる案件と、ビル1F部を借りてバイクガレージに改装する案件が同時に進行中。

あの手この手でガレージインフラを広く整備すべく邁進しております。

東広島がアツイ

日曜日、風邪が完治する前にハーフマラソンを走ったのが祟ったのか、引き続き体調不良に加え筋肉痛も重なり身体はぼろぼろ。

そんな中、昨日は東広島市役所にて調整区域内での建築の可否について協議し、ついでに東広島市内の目ぼしい売り物件を5件程視察して参りました。

明日も東広島に行くのですが、明日の目的は賃貸ガレージハウスの視察。土地が安いので事業として成り立つかも。

このところ暖かいのでバイクで行きたいところですが、身体と相談して大人しく車で行くことにします。

ガレージ探訪 ~ 掘込ガレージ編

丘陵を切り開いた住宅団地にてよく見掛ける掘込ガレージ。

道路と敷地の段差を利用したガレージは、車は雨や直射日光を避けられるし庭も確保できると一石二鳥なんですが、コンクリートブロックを埋め込んだだけのガレージなので殺風景なんですよね。

シャッターが付いてても大抵開けっ放しでファミリーカーが停まってたりするケースが殆ど。庭いじりの道具やら子供の自転車やら不用品やらを奥に仕舞い込んでるのもよく見る風景。ガレージというよりも単なる車庫、最早物置と表現した方が正しいかも知れません。

ここで夢のガレージライフを送ろうなんてなかなか想像できないものです。

今回はそんな掘込車庫を素敵なガレージに昇華した事例を紹介致します。

夜の雰囲気を撮影したかったので18時に待ち合わせ。遠目に見ると堀込式。ですが正面に立つと正しくガレージ。

アメリカンカントリーガレージ風な内装が施されたガレージ内にはバイク3台と自転車が2台収まってました。

コンクリート打ち放しが基本の堀込ガレージ。ここに内装材を取り付けてガレージに仕上げようなんて考える人は稀です。ところがやろうと思えばここまで出来るんですね。

壁には木製の板を横貼りし、床も木製の板貼り。 特に床材は体育館の床に使用される強度の高い木を使うという拘り様。壁付のスポット照明、天井のシーリングファン、壁掛けTVとアメニティも充実。

奥にはテーブルとツール類を纏めた穿孔ボード。

アンティーク風の壁付け収納も良い雰囲気を醸し出してますね。

あまりごてごて飾り付けるのはちょっとというオーナー様の趣向は私の好みと合います。飾りらしい飾りは壁に掛けられたイラスト数点。聞けばご自身で描かれたものとか。

この柔らかなタッチに魅かれて個人的に制作をお願いされることもあるそうです。

堀込ガレージのメリットとして、分厚いコンクリートで造られた箱を地中に埋める形状故に温度変化が穏やかな点が挙げられます。

冬場はヒーターひとつで寒さは感じられませんでしたし、夏場もコンクリート天井の上に庭の土が乗っかってる訳なので自然断熱が効いて意外と暑くないのだそうです。

さて、車はどうしてるのか?

コペンなのでサイズ的には十分入ります。それどころが縦横何れも余裕すらあります。

オーナー様は当ガレージの制作過程をSNSで投稿しつつガレージ造りを楽しまれて来られましたが、いよいよ完成が近付きガレージ制作lossに陥ってるとかいないとか。ただ、SNSを通じて沢山の繋がりが出来た様で、これからはガレージライフとガレージ仲間との交流を楽しんで頂きたいものです。

そんなお話を伺いながら居心地が良過ぎてついつい長居してしまいました。堀込ガレージでもここまで出来るんですね。大変良いものを見せて頂きました。

因みに、こちらはオーナー様から頂いたBefore/After。雲泥の差ですね。