倉庫事務所付戸建ガレージハウス化計画

20150224_062859582_iOSこちら、1Fが全面土間となってて、ピロティ下に小型車が1台停められるスペース、中心部分にシャッター付き倉庫、更に奥の部屋は事務所となってる物件。
2階は2LDKの居室となってますが、これが一風変わった間取りでして普通に住まうのは使い難そうなのですが。。。

オーナー様によると、当物件を購入して賃貸ガレージハウスにリノベーションして貸したいとの事で、午後から3時間以上かけて建築会社さんと一緒にあーでもないこーでもないと色々なアイデアを出し合ってイメージを膨らませてました。

R0041900現状では1Fの真ん中辺りにシャッターが付いてますが、敢えてそれを残して道路境界ギリギリに新たにシャッターを増設する事にしました。
これによってガレージが格段に広くなり使い勝手が良くなると同時に、ご利用シーン或いはご利用者に応じて2枚シャッターを使い分ける事ができるのです。
どういう事かと言うと、例えばバイクは安全な場所に格納したいが日々使うアシ車はシャッター内で無くても良いケースだと外側のシャッターを開放して内側のシャッターを閉める事で実現できます。一方、車もバイクもシャッター内に入れたい場合は内側シャッターを開放して外側シャッターを閉めればOK。

奥の事務所は扉を大きな引き戸に変更して大型バイクを持ち込めるようにし、そこで整備をしたり愛車を眺めたり出来る趣味空間にリフォームします。ここにはエアコン、シンク、トイレがあるので終日過ごす事もできますね。引き戸の窓越しにガレージ内の愛車を眺める事も出来るようにします。

Exif_JPEG_PICTURE2Fにはど真ん中に4帖の舞台(正確にはスキップフロアとなってて他の部屋から70cm程フロアが高くなってる部屋)があり、ここをどう活用するかが課題だったのですが、リビングと繋げて一体化することで開放感を得られると同時に視覚的な遊び心を演出することに。更にリビングと当部屋のフロア段差から生じる70cmの壁の一部をくり抜いてポリカーボネートの窓を取り付け、リビングから愛車を眺められるようにしようと現場で盛り上がってました。

これぞガレージハウス。

 

新築ではなく、しかも1戸しか供給できないのでビジネスとしては実はそれほどうま味がある訳ではありません。しかし、使われなくなった中古戸建てをリノベーションして再生し新たな命を吹き込む。街の景観を大きく崩すことなく新たな価値を創造する。

これも当社が目指しているひとつのスタイルです。

※当物件は賃貸ガレージハウスとして企画中ですがリリースをお約束するものではございません。現時点ではご予約等は受け付けておりませんがお問い合わせには出来る範囲で応じます。

プロフェッショナル

先日、NHKのプロフェッショナルという番組を観ました。
今回はグランドハイアットのコンシェルジュへの密着取材。

宿泊客の様々な要望に的確に対応するのみならず期待を上回る提案を行い喜ばせることがプロフェッショナルなのだと思ってましたが、そこまでは当たり前。
宿泊客が真に何を望んでいるのかを会話を通じて引き出し、表情を読み取り、もう一歩踏み込んだ攻めの接客を行う。無難に纏めようとせず良かれと思う事は全て実施する。

耳が痛かった。

先日、とあるお客様から他の物件に決めたとの連絡がありました。
このお客様とは1ヶ月以上やり取りを行い物件を幾つもご見学頂いてましたが、なかなか条件が折り合わず膠着状態となってました。

様々な組み合わせを提案したり、条件交渉を行ったりと、自分自身ではかなり時間を割いて頑張ってるつもりでした。
しかし条件にピタリと合う物件がなかなか見つかりません。優先度の低いところは妥協して下さいと、無難に纏めようと守りに入ってたのかも知れません。
まだまだやれた事は沢山あったのだと思います。

また、最近は市場に無い物件(ガレージハウスやシャッター付きガレージ等)へのお問い合わせに対して、今のところ空きが無く空室が出たら連絡するという通り一辺倒の対応しか出来ていませんでした。
もしかしたらそのお客様は倉庫でも良いのかも知れないし、シャッターが無くても安全に車が保管出来れば良いのかも知れません。住まいとガレージが離れていても良い場合だってあります。一応そうした事もヒアリングして次善の案を提案はしておりましたが、思い返すともう一歩踏み込みが足らなかった、攻めの姿勢が欠けていたと反省しきりです。

ともすると不動産屋のしつこい営業は嫌がられので、ぐいぐい迫るのは控えていましたが、それがお客様の心を掴む内容だったら良いんじゃないかと思うようになりました。

不動産業もサービス業。プロフェッショナルなコンシェルジュに成るにはまだまだ努力が足りないと痛感した次第です。

 

完成見学会に参加して

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この日曜日は小雨の降る中、新築物件の完成見学会に行って参りました。
いつもは主催する側のこの類のイベントも招待される立場は実は初めて。それも単なる自由見学ではなく設計・監理を手掛けた1級建築事務所の代表の方自ら微に入り細に入りご説明頂き、オーナー様が建物に込めた思い、設計上の創意工夫、デザインと機能性のバランス等々、ごく一般的な不動産仲介業者からは聞き出すことの出来ない裏話を伺えたことは大きな収穫でした。

当物件は2月末に完成し3月初頭から入居が可能となります。現在絶賛募集中! 広島には他に無いユニークな物件ですよ。

ただ気になる点がひとつ。新築の建物は完成と同時に、或いは完成前に幾つかのお部屋に入居申し込みが入るパターンが一般的なのですが、当物件は現在のところ未だ入居申し込みが無い状態。特異な物件だけにマーケットは限られるのでしょうが、建築時からもう少しアピールしても良かったのではないかと。

アピールするのは募集広告する不動産会社の役割。当社が企画した物件であれば原則プロジェクトマネージメントを実施してます。果たして不動産会社がPMまで実施する必要性があるのでしょうか。本来ならば上記ケース同様に専門家に監理を任せ、不動産会社は建物が完成に近付いたら物件情報を広告媒体に流すという役割分担がありますが、そうした場合は施工と広告が分断されてお客様にはぼんやりとしたイメージしか伝わらないのではないかと思うのです。

当社はオーナー様、設計事務所、施工現場間の橋渡しを行う事で各種情報を一元化し整理してリアルタイムな情報発信を行います。
建築許可が下りて広告出来る段階になった時点から完成に至るまでの進捗状況を逐次発信することで、お客様にとってはより具体的なイメージを膨らませる事が出来、、オーナー様にとっても見込み客の集客が出来、双方にメリットがあると信じてます。
また、当社も上流工程から下流工程まで一貫して関与することで物件に関する知識が蓄積され、どのような質問にも即座に答えられる様になります。

お客様は、その物件に関し最もよく知ってる人から説明を受けたいですよね。
オーナー様は、その物件にどれだけの方が関心を持たれてるのかを直ぐに知りたいですよね。

企画から仲介・管理まで、オーナー様からお客様まで、エンド・トゥ・エンドでサポートする当社だからこそ出来る事があると思うのです。

そんな思いを強くした日でした。

山賊ガレージ

こんなの出来たらいいね~
という状態ではありますが、山中に賃貸ガレージを建ててみようかという話があります。

以前、森の中のバイクガレージという記事をアップ致しましたが、当案件は地主様が土地を他人に貸したためボツとなりました。

今回の場所は、ここよりももう少し奥で宮島スマートインターから約2.6kmの所にありますが、現在工事中のR433整備が完了したら廿日市市内からのアクセスが随分良くなります。

Exif_JPEG_PICTURE本日はみぞれ混じりの雨が降ってたので見られなかったのですが、晴れてたら宮島の大鳥居を臨むことができます。
都会の喧騒を離れ、田舎でのんびり車やバイク弄りができる環境って素晴らしいと思いませんか?

現時点の計画では第一期工事で車用のシャッターガレージを5~8棟。好評ならば第二期・第三期工事もあり得る程の広い敷地でして、当然共用駐車場も確保できますし電気も引く事ができます。

近隣の民家は比較的離れた所にあり、多少アイドリングしようが(過度な空吹かしはNG)、仲間内で整備大会始めようが、BBQや牡蠣パーしようが全然OK。

そんなワイルドな山賊ガレージ、反響次第で早期着工も可能です。どしどしご意見をお寄せ下さい。

猫の手

新年のご挨拶の後、ブログの更新が滞っておりまして申し訳ございません。

1~3月は不動産業界で言うところのハイシーズンでして、お陰様でお問い合わせやサイト訪問数が普段の倍以上の日々が続いております。有難いことです。
実際、今週に入って物件がかなり動き始めましたのでピンときたら即行動して頂く事をお勧め致します。

先日もタッチの差で物件を押さえることができたのですが、そのお客様はご見学頂いた物件が尽く他社に先行されて決まってしまい、何度も悔しい思いをされてました。
気に入った物件が見付かった際には、その場で即決とまでは申しませんが少なくとも一両日中に決めないと他人にさらわれてしまうリスクが高まるのがこのシーズン。

我々業者も早い者勝ちでして、血眼になって物件を探し、お客様に提案し、ご見学まで取り付けることができればまだ良い方。空室確認段階で「もう決まっちゃいました~」となるケースが増えるのがこのシーズン。

先日、友人から教えてもらったのですが、とあるアルバイト求人情報サイトに1月~3月のハイシーズン限定で賃貸物件案内のアルバイトの募集広告がでていたそうです。アルバイトを雇わないといけないくらい忙しいということなんでしょうしこの業界ではごく普通の慣習なのかも知れませんが、他業種から業界入りした私にしてみれば驚愕の内幕。バイト君(さん)に物件案内されてもねぇ。。

ですがお客様にとっては店頭で散々待たされるよりもマシですし、業者にとっては迅速な対応による顧客満足度の向上と機会損失の防止に繋がるので合理的なのかな。

我が家には猫が5匹居ますが、誰も手助けしてくれないので時間を遣り繰りして身体に気を付けて頑張るのみ。

最後にこれだけは申し上げておきます。良い物件から先に決まりますのでピンときたら即行動(営業トーク抜き)。