賃貸ガレージハウスのキモ

岩国市の中心部から直線距離にして約6km。

最寄駅は山陽新幹線新岩国駅で、しかも徒歩11分。

一般的な賃貸物件を建てるには決して有利な土地ではありません。

しかし、ガレージハウスならば・・・

国道2号線まで350m。山陽自動車道岩国ICまで1km弱。

車・バイク利用者にとっては、ごちゃごちゃした街中よりも主要道路へのアクセスが良好である郊外地の方が好都合。

従来の「良いロケーション」の概念が当てはまらないのです。

次に敷地の使い方を見て行きましょう。

土地オーナー様も建築会社も当社も初めての賃貸ガレージハウスプロジェクトは、試行錯誤を経て無事棟上げが完了し、いよいよこれから「らしく」なって参ります。

これがガレージハウスたる所以の1Fフロア部。

車2台分の広々とした空間が確保されています。

敷地と土間との段差が大きい様に感じられますが、道路境界までなだらかに整地してほぼフラットな状態にもっていきます。

その部分(建物前面)にも1台分の駐車スペースが有り、普段のアシを停めておく事が出来ます。

ここが次なる肝。

シャッターガレージの開け閉めは例え電動リモコンシャッターであっても操作や開閉待ち時間や作動音等で毎日これを何回もやるとなると結構面倒でして、意外に思えるかも知れませんが心理的な抵抗感があるのです。

ちょこまか動かすアシ車は屋外に置いておいた方が楽。

なので敷地内にもう一台停められるというのは重要なポイントなんですね。

それと、もうひとつの拘りは建築方法。

建築コスト、償却年数の関係で建築会社には木造軸組みの在来工法で設計して頂いたのですが、大開口部を有するガレージハウスは強度の確保が極めて重要。

柱や梁を効率的に配する為に水周り設備の配置や階段位置等をしっかりと検討し、耐震性を高めています。

これら以外にも考慮すべきポイントは沢山ありますが、また追々紹介致します。

ツンデレ

本日は大野から大竹に抜け岩国まで足を延ばして撮影行脚に行って参りました。

何れも誰にでも手ばなしでオススメ出来る一般的な住宅では無くて、一癖も二癖もある際立つ特徴を持つユニークな物件。

当社ではこれらをツンデレ物件と呼ぶ事にしましょう。

近日中にサイトにアップ致しますのでお楽しみに。

デザインのチカラ

本日はオーナー様と賃貸戸建+ガレージプロジェクトの打ち合わせ。

今回の最も優先度の高い判断基準はコスト。

ローコスト住宅を供給する建築会社2社に打診し、それぞれの提案内容と見積額を検討したのですが、1社は予算オーバーで残念ながら選考から除外。もう1社はデザイン的に納得が行かず保留。

どちらも帯に短し襷に長しで決定打に欠け、もう1社検討することになりました。

しかし最近の賃貸用戸建というものはローコストといえども設備はどれも充実してますね。

そこそこ広いシステムキッチンにゆったりとしたユニットバス、温水洗浄便座といった最新の水周り設備は当然ながら、標準でペアガラスを採用し高気密高断熱仕様といった快適性に加え、耐震性、耐久性、メンテナンス性の良さも謳っています。

設備・仕様が一定水準をクリアしているなら、次なる判断基準はデザイン(見た目)。

現在検討中の1社はスタイリッシュな外観と外貼り断熱が特徴的なデザイナーズ戸建をローコストで提供できるのが売り。

借家と言うと切妻屋根の2階建て住宅を思い浮かべますが、ガレージと併設するとガレージが浮いてしまってちぐはぐな印象を受けるのが難点なんです。

一方でローコスト住宅で比較的目にすることの多いキューブ状の建物はなるほどガレージとの相性は良さそうですが、コスト優先でデザインを重視していないため無機質過ぎてなんだかつまらない印象は否めません。オーナー様もそこが気に入らない様子。

大家さんが愛情を持てない物件ならばやめておいた方が良いでしょう。

そこに住むことで、何か新しい生活を、ワクワクする人生をイメージできる。それがデザインの力。

勿論大事なのは中身ですが、最新の設備、建材を使っているならどれもこれも遜色無いレベルに仕上がっている筈。であれば差別化要素としてのデザインというものが益々重要になってきます。

これは車でもバイクでも同じことが言えますよね。

トンガリ過ぎて使い勝手が悪過ぎるのも考えものですが、そんなツンデレ系が好きな方も中にはいます(特にイタフラ車乗りに多し)。

今回のプロジェクトは、車・バイク趣味車向けに広めのシャッターガレージを併設するのが特徴。

それだけでも差別化出来るとは思いますが、愛車にひとかたならぬ拘りを持つ方は住処にも拘りがあることでしょう。

そんなマニアックな方々にも受け入れられる賃貸物件を目指してベストを尽くしています。

広島人気質

賃貸バイクガレージの運営を通じて気付いたことがあります。

実は、賃貸バイクガレージ & シェアルーム「MOTO saLoon」をご利用頂いている方は皆様転勤族なんですね。

一方で、賃貸ガレージタウン 「HobbyHouse桜尾」のコンテナタイプのバイクガレージをご利用頂いている方は大半がジモティ。

これは一体どういうことなのか?
てなことで、ちょこっと広島県人気質(県民性)について調べてみました。

よく目にしたり聞いたりするのが次の三つ。

・新し物好きで冒険心に富む
・熱しやすく冷めやすい
・保守的、閉鎖的

私の生まれは高知県。高校卒業後、関西で12年暮らし、広島での生活も14年となりました。

大きな括りでは西日本という地域に属しているので特に文化的なギャップは感じ無かったし、日常生活で上記県民性を意識することもありませんでしたが、ことビジネスに関しては確かにそうかもと思えるケースがいくつかありました。

そもそも私が広島に来たきっかけですが、前職で地元大企業との継続的取り引きを勝ち取る為に拠点を開設するというミッションを携え単身で乗り込んだのが事の始まり。

当初は会社が借り上げた賃貸住宅に複合機を置いてSOHOからスタートし、3名体制となった折に共同受付のある8帖余りの事務所を借り、徐々にスタッフを増やして半年後にやっとのことで本通に拠点と呼べるものを構えて大きな商談を進められる体制を整えました。

今はそうでは無いと思いますが、当時広島では支店をつくらなければ大きな商談ができない風潮すらあったのです。

良く言えば郷土愛が強く、悪く言えば排他的。

しかし、一旦地元に根付いてしまうと分け隔てなく付き合って頂いてとても居心地が良いところですね。

さて、バイクガレージに話を戻しますと、地元の方に比較的受け入れられやすいコンテナタイプは自分の空間が明確に確保されている箱。

一方で転勤族ばかりの共同利用タイプは、バイクスタンドを設置した1m×2.5m程度のゆるく仕切られたスペースとロッカーが唯一の自分のエリアで、その他の空間は利用者同士でシェアするというもの。

それぞれ長所短所があり、自分のスタイルに合わせて選んで頂けるようにと考えたのですが、大阪や福岡で比較的多く目にする共同利用タイプのガレージがここ広島で殆ど見掛けないのは何故か?

ふたつの選択肢が有るにも拘わらず、一方は地元の方が利用しないのは何故か?

それぞれのタイプのガレージが象徴する「専有」と「共有」の捉え方が広島と他地域とではちょっと異なるのかも知れないと思ってました。

しかしながら、昨日初めて地元の方がMOTO saLoonをご契約頂いたのです。

お客様曰く、「バイクが欲しくて免許取ったのにバイク置場が無くて探してた所、偶々サイトを見付けたんよ。最悪、車用の月極駐車場を借りてカバーを掛けて停めて置こうと思ったのに、同じ料金で屋根付きセキュリティ付き共有スペース付きで至れり尽くせりのガレージがあったらそっち選ぶじゃろ。」

そりゃそうだ。考え過ぎかも。

これをきっかけに「新しもの」が一気に「ブレイク」したら良いな。

でもすぐに「冷め」ないでね。

臨時休業のお知らせ

23日金曜日は勤労感謝の日。

ですが、お父さんは次男のミニバスケの試合の送迎係となったため働かないといけません。

ちびっ子4人を乗せて大会会場に向かう訳ですが、会場は福山なので一日仕事。

つきましては会社は臨時休業させて頂きます(電話、メールは通じます)。

関係者の皆様にご迷惑を掛けない様、それまでに仕事を片付けないと。