先日、NHKのプロフェッショナルという番組を観ました。
今回はグランドハイアットのコンシェルジュへの密着取材。
宿泊客の様々な要望に的確に対応するのみならず期待を上回る提案を行い喜ばせることがプロフェッショナルなのだと思ってましたが、そこまでは当たり前。
宿泊客が真に何を望んでいるのかを会話を通じて引き出し、表情を読み取り、もう一歩踏み込んだ攻めの接客を行う。無難に纏めようとせず良かれと思う事は全て実施する。
耳が痛かった。
先日、とあるお客様から他の物件に決めたとの連絡がありました。
このお客様とは1ヶ月以上やり取りを行い物件を幾つもご見学頂いてましたが、なかなか条件が折り合わず膠着状態となってました。
様々な組み合わせを提案したり、条件交渉を行ったりと、自分自身ではかなり時間を割いて頑張ってるつもりでした。
しかし条件にピタリと合う物件がなかなか見つかりません。優先度の低いところは妥協して下さいと、無難に纏めようと守りに入ってたのかも知れません。
まだまだやれた事は沢山あったのだと思います。
また、最近は市場に無い物件(ガレージハウスやシャッター付きガレージ等)へのお問い合わせに対して、今のところ空きが無く空室が出たら連絡するという通り一辺倒の対応しか出来ていませんでした。
もしかしたらそのお客様は倉庫でも良いのかも知れないし、シャッターが無くても安全に車が保管出来れば良いのかも知れません。住まいとガレージが離れていても良い場合だってあります。一応そうした事もヒアリングして次善の案を提案はしておりましたが、思い返すともう一歩踏み込みが足らなかった、攻めの姿勢が欠けていたと反省しきりです。
ともすると不動産屋のしつこい営業は嫌がられので、ぐいぐい迫るのは控えていましたが、それがお客様の心を掴む内容だったら良いんじゃないかと思うようになりました。
不動産業もサービス業。プロフェッショナルなコンシェルジュに成るにはまだまだ努力が足りないと痛感した次第です。