リコー社から発売中の全天球カメラ。

先日、とある方に現物を見せて頂いてから導入しようかすまいかずっと悩んでます。

全天球カメラのメリットは、一度の撮影で上下左右360℃のパノラマ撮影が可能であること。

そして閲覧者が任意の角度から見たい箇所を自由に見られること。

これは商売道具として強力なツールに成り得るんじゃないかなと。

例えば、物件撮影の際には外観を4~5枚と室内を15枚程撮影するのですが、高々20枚程度の画像(不動産アプリケーションの制約で最大20枚しかアップできないのです)では一部の情報しかお伝えし切れないのです。

また、撮影者の視点でしか室内をご覧頂けないため、もう少し右側はどうなってるの? と言う方にとってはもどかしいんじゃ無いかと思うのです。

そんな時、THETAを室内の真ん中に据えてリモート撮影すれば、マウスでドラッグするだけで部屋の中心から見た全ての画角をご確認頂けるので100枚撮影するよりも豊富な情報をお伝えできるのではないかと考えてます。

 

ただ、ネガが幾つかございます。

先ず、基本魚眼レンズなので画像全体が歪んでおり広さの感覚が掴みにくいこと。

これは通常のデジカメ撮影画像と併用することで解決できると思われます。

次に、自社システムに取り込むにはかなりの造り込みが必要となりそう。

これが問題でして、THETAの画像を閲覧するにはリコー社のサービスであるtheta360.comにアップロード後に埋め込みコードを取得してページに貼る必要があります。

ブログ形式や物件毎の固定ページを作成しているケースだと外部サーバを使わなくてもWordPressのプラグインで対応できる方法もある様ですが、自社システムでは到底無理そう。

つまり、現在公開中の全物件に適用しようとすると、現行のシステムを廃止して100ページくらい造り込む必要があるのです。

これは現実的では無いので、例えばガレージハウスの固定ページやおススメ物件紹介記事に限り利用するという運用方法もあるのですが。。。

もう少し悩みます。

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