先の記事で成約率について書きましたが、そもそも反響(お問い合わせ)が少なければいくら成約率が高くても絶対数が伸びないのは自明の理。
では反響を得るにはどうすべきか。
昔は不動産ポータルサイトにせっせと出稿してましたが、今は殆ど出してません。念のために補完的に広告を出しているだけ。
数万もの掲載物件の中からピンポイントで弊社の扱う物件にリーチ頂く確率は一体何パーセントやら。数多の物件の中に埋もれず見付けて頂くにはポータル運営サイドに広告料を払って検索順位を上げてもらうとか、オプションで太字を選択するとか、掲載料以外になんだかんだ費用が掛かる割に効果が薄いのが実情。
そうまでしてやっと反響があったと喜んでも、冷やかしだったり他の業者にも同時に問合せしてたりと、なかなか報われないんですねこれが。
ポータルサイトを訪れるお客様は、好みの条件で検索してずらずら出てきた物件をざっとスクロールし、好印象を持った物件を開いては閉じ開いては閉じを繰り返して2~3の候補を上げるといった感じで物件を絞り込んでいくのが普通ですよね。
取扱い不動産会社が何処であろうと特に気にしません。物件ありき。もっと言うなら物件数ありき。多数の物件を掲載している業者が勝つ世界。そんなレッドオーシャンに漕ぎ出しても当社の様な弱小零細企業は大手チェーンには太刀打ちできません。
そこで当社は「局地戦」で「一点集中」突破を図るランチェスター戦略を実践して対抗しているのですが、兵力(スタッフ)数で圧倒的に劣っている為、自社のWebサイトを営業マンに仕立てて年中無休で働いてもらってます。
彼は1日に1,000回、月に30,000回程度お客様に物件資料を案内しておりまして、不動産ポータルサイト君とは雲泥の差がある優秀な営業マンです。
1月から繁忙期が始まりましたが、彼は何の文句も言わず連日5割増(1,500PV/日)の働きぶり。
更に、彼が連れてくるお客様は本当に良いお客様でして、ご来店又はお問い合わせ頂いた時点でほぼ心が決まってます(60~70%)。有難い事です。