賃貸バイクガレージの運営を通じて気付いたことがあります。

実は、賃貸バイクガレージ & シェアルーム「MOTO saLoon」をご利用頂いている方は皆様転勤族なんですね。

一方で、賃貸ガレージタウン 「HobbyHouse桜尾」のコンテナタイプのバイクガレージをご利用頂いている方は大半がジモティ。

これは一体どういうことなのか?
てなことで、ちょこっと広島県人気質(県民性)について調べてみました。

よく目にしたり聞いたりするのが次の三つ。

・新し物好きで冒険心に富む
・熱しやすく冷めやすい
・保守的、閉鎖的

私の生まれは高知県。高校卒業後、関西で12年暮らし、広島での生活も14年となりました。

大きな括りでは西日本という地域に属しているので特に文化的なギャップは感じ無かったし、日常生活で上記県民性を意識することもありませんでしたが、ことビジネスに関しては確かにそうかもと思えるケースがいくつかありました。

そもそも私が広島に来たきっかけですが、前職で地元大企業との継続的取り引きを勝ち取る為に拠点を開設するというミッションを携え単身で乗り込んだのが事の始まり。

当初は会社が借り上げた賃貸住宅に複合機を置いてSOHOからスタートし、3名体制となった折に共同受付のある8帖余りの事務所を借り、徐々にスタッフを増やして半年後にやっとのことで本通に拠点と呼べるものを構えて大きな商談を進められる体制を整えました。

今はそうでは無いと思いますが、当時広島では支店をつくらなければ大きな商談ができない風潮すらあったのです。

良く言えば郷土愛が強く、悪く言えば排他的。

しかし、一旦地元に根付いてしまうと分け隔てなく付き合って頂いてとても居心地が良いところですね。

さて、バイクガレージに話を戻しますと、地元の方に比較的受け入れられやすいコンテナタイプは自分の空間が明確に確保されている箱。

一方で転勤族ばかりの共同利用タイプは、バイクスタンドを設置した1m×2.5m程度のゆるく仕切られたスペースとロッカーが唯一の自分のエリアで、その他の空間は利用者同士でシェアするというもの。

それぞれ長所短所があり、自分のスタイルに合わせて選んで頂けるようにと考えたのですが、大阪や福岡で比較的多く目にする共同利用タイプのガレージがここ広島で殆ど見掛けないのは何故か?

ふたつの選択肢が有るにも拘わらず、一方は地元の方が利用しないのは何故か?

それぞれのタイプのガレージが象徴する「専有」と「共有」の捉え方が広島と他地域とではちょっと異なるのかも知れないと思ってました。

しかしながら、昨日初めて地元の方がMOTO saLoonをご契約頂いたのです。

お客様曰く、「バイクが欲しくて免許取ったのにバイク置場が無くて探してた所、偶々サイトを見付けたんよ。最悪、車用の月極駐車場を借りてカバーを掛けて停めて置こうと思ったのに、同じ料金で屋根付きセキュリティ付き共有スペース付きで至れり尽くせりのガレージがあったらそっち選ぶじゃろ。」

そりゃそうだ。考え過ぎかも。

これをきっかけに「新しもの」が一気に「ブレイク」したら良いな。

でもすぐに「冷め」ないでね。

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