コンプレッサー地獄

最近どうも調子の悪い社用車のルーテシア。

ここ数ヶ月鳴りを潜めてた持病のAT 3速ホールド問題も乗る度に発病するし、エアコンの効きも悪くなってきたので主治医に闘魂注入(ガスチャージ)をお願いしたところ、何とコンプレッサーが焼き付いたとの事。

アルファロメオ155に続きおまえもか!

窓全開で急いで帰社し、リビルド品を探すも結構高いんですね。コンプレッサーって。

そうは言ってもアシが無いと何かと不都合が出るのでほんの軽い気持ちで掘り出しモンは無いものかと業者オークションサイトを眺めてたところ、あるじゃないですか、いい車が。

早速ポチって結果待ち。

さてどうなることやら。

因みに、155 8V用のコンプレッサーは全く見付からないためGWからずっと放置状態です。

155という車

我が家にやってきたアルファロメオ155。

外観はきれいに見えますが、良く見るとそれなりな状態。

内装も随分とくたびれてましてプラスチックの劣化や天井内張りの垂れ、おまけにシートにはタバコの臭いが染みついててなかなか取れません。

エアコンもご臨終だし、ショックも終わってるし、電動ファンも回らないので常にオーバーヒート気味。

細かい事を言うと動かないスイッチ及びメーターも幾つか発見。

そんなポンコツなヤツを少しずつリフレッシュするのもまた楽し。

こうして懲りもせずドロ沼輸入車生活に再突入しました。

さて、この155という車は、先の記事でも紹介した通りアルファロメオが独立性を失いフィアット傘下に入るという転換期に放たれた車であり、何だか中途半端なポジショニング故に世界的には成功したとは言い難いモデルでした。

純血アルファロメオ最後のFRベルリーナである75と、世界的スマッシュヒットとなった156の間に挟まれた不遇の子。

しかし直線基調のデザインは個人的にすごくカッコよく見えますし、室内・トランク共に広々としていて実用性も極めて高い。

左ハンドルのマニュアルしか選択肢が無いのも潔し。

嫁に言わせると角刈りな車(要はカクカクして男っぽいということらしい)でイマドキの丸っこい車の中に紛れ込むと贅肉をそぎ落としたアスリートの如き立ち姿がハッとするほど新鮮に見えます(親バカ)。

しかし期待していたドライブフィールは楽しいかと言われるとさほどでもないというのが正直な印象です。

確かにエンジンの回り方は以前乗ってた75と同じ8Vそのものでこれは良しとして、如何せん脚周りがダメダメで、45扁平のハイグリップタイヤを履きローダウンまでしておきながらボディは素のまま。その上ショックも抜けてるとくりゃこれはもうガタピシどころの騒ぎじゃありません。

大きなギャップを通過しようものならサスがバンプラバーに激しく接触して分解するんじゃないかと云う程の衝撃を伴います。

電動シートも動きが超スローモーで、その上しっくりくるポジションが取れない。

この車に乗った後にルーテシアRXE(日本車でいうとヴィッツの最廉価版)に乗り換えると高級車かと錯覚するほどのポンコツぶりなんですね。

カッコイイから良いんですが、その愛をいつまで持続できるのかな。。。はは

155

Alfa Romeo147を手放しました。

決して速くも無く華もさほど無い車ではありましたが、ドライブフィールが自分に合ってて気に入ってました。
ただ、そもそも事故車両であったこと、3月で車検が切れること、タイミングベルトの交換時期(推奨4万kmに対して既に1万kmオーバー)と3重苦を抱え、これを乗り越える程の情熱を持てなかったのです。
ナンバーを切ってドンガラにしてレース車両にすることも考えましたが、今はそんな余裕が無い。
ならば売却したお金をバイク購入資金に充ててバイク生活を始めようと決めました。
しかし判っちゃいましたがね、新車で300万円オーバーの車両が買取専門店で3万円ですよ。
因みに廃車屋に聞いても3万円だったので、持ち込み手数料分上乗せしてもらい置いて帰りました。
さて、これから絶好のバイクシーズンですし狭い道にも入っていけるバイクなら仕事の撮影とかでも使えるしと買う気満々で家を出る直前、ええブツが入ったよんとお世話になってるくるま屋さんから電話がありました。
なになに?面白そうじゃん。見るだけ見ましょということで、見て乗って即決したそれは真っ赤な155。
それも初期型のナロー。
アルファロメオ純血の最後の4発を積んだベルリーナ。
フィアット傘下に入ったアルファの放つ最初のモデルだった155は、シャシーはフィアット、ランチアと共通化されたもののエンジンだけは純血を守ったのです。
このエンジン、DOHCなのに8バルブでスパークプラグが8つという何とも変わった出で立ちですが、味わいがある良いエンジンなんですよね。
シュンシュン吹け上がる最近のエンジンと比べると如何にも野暮ったい回り方なんですが、シリンダー内で今ガソリン燃やしてますって感じで非常にプリミティブな歓びを感じられます。トルク感も絶妙。
かつて、これと同じエンジンを積んだ前モデルの75ツインスパーク、そしてこれの後継である156ツインスパークを所有してましたが、155は何故か縁が無くて運転すらしたことなかったのです。
これでようやくシリーズ化出来ました(笑
さてと、バイクどーする?

個人輸入

このところルーテシアの調子が悪く、相も変わらずアルファ147が活躍中。

エンジンスタート直後にボボボボッと下品な音と振動を伴いアイドリングが安定しません。
1気筒失火して3気筒状態になっているのでしょう。
これが常にそうなるかと云うとテンポラリーなので、ショップに持ち込んでもその場で再発しない限り原因を特定する事が難しいのですね。
ショップでテスター診断して頂きましたがエラーも残っておらず。。。
取り敢えず一旦帰ってプラグとプラグコードを交換したのですが現象再発。
残るはイグニッションコイルかな。
早速例のパーツショップ(ヤフオク)にて該当品を探してみたものの、ルーテシアⅡPh1のBK7Mエンジンには2つのイグニッションコイルが1,4番シリンダーと2,3番シリンダーを受け持つ構造なのですが出品されてたのは2,3番用のものが1点のみ。
プラグを見ると2番シリンダーが怪しいのでこれをえいやと落札し、到着を待っているところです。
これで治れば良いのですが。。。
さて、このコイルは正規ルートで購入すると20,000円程するらしいのですが、社外品だと15,000円弱。
これがEURO CARPARTSだと£14.7。
現在の為替だと£1 = ¥137.26なので2,000円強です。これにTaxや送料(船便)を加えても5,000円くらいかな。
Clio RSのチューニングパーツを英国のショップから輸入してた頃(2007年当時£1 = ¥240円前後)に比べると随分と円が強くなった(と云うよりも他が弱いので相対的に円が上がってしまった)ので個人輸入のメリットはとても大きいなと実感するのですが、何なんだこの内外格差は。

プチ整形

ひと月ほど前から車検の切れたルーテシアをガレージに入れっぱにしアルファ147を足代わりに使ってましたが、どうしてもオートマ車が必要になり少し前から手頃なコンパクトカーをオークションにて物色してました。

1台これはと思う車両を見付け、気合一発(という程の価格でもありませんが)札入れをしたものの、もうひとり欲しい人が居たみたいで競り負けてしまいました。
仕方が無いのでルーテシアを新規登録することにし、本日はATフルードを除く油脂類全交換と24ヶ月点検、バッテリーを新品に交換し、ついでにスタッドレスタイヤに履き換えて近所をドライブ。
特に調子の悪いところも無くひと安心。
タイミングベルト、ウオーターポンプ、テンショナーの3点セット及びATフルードは2年前に交換済みで、この時代のルノー車のお約束トラブルポイントであるTDCセンサーも対策済み。ブレーキパッドも半年前に交換したばかりとあって、暫くの間は何も考えずに乗れるはず。
ま、10年以上前のフランス車なので油断しちゃダメですが、月曜に車検を受けてあと2年頑張ってもらいます。
ところで、折角なので今回の作業時にプチ整形してみました。
ひとつはサイドミラーの交換。
クリアが剥がれてみすぼらしくなってたので再塗装を考えてたのですが、パーツショップ(と私が呼んでるヤフオク)を眺めてるとブラックボディ用のそれが格安で出てたので思わずポチっ。
本当は同色の方が良かったのですが、この車はルーフをブラックにペイントしてるのでミラーも合わせてコーディネートしましたという事にしよう。
次に、これまた古ぼけてキズものになってたサイドモールの修復。
ヨーロッパ車にありがちな黒シボのプラスティックモールは経年で白っぽくなるんですよ。
黒々とした艶を取り戻すようなケミカルも市販されてはいますが、数ヶ月もすると効果が落ちてシマシマ模様になるのです。
今回は傷も付いていたのでバフ掛けし、ペイントでは無く染めQで染めてみました。
ここもブラックにしたら芸が無いと思いネイビーブルーで染めたのですが、ちょっと違和感有りますかね?
ま、それほど目立つ箇所じゃないので良しとしよう。
さて、147は取り敢えず引退。
倉庫で眠ってもらいましょう。
余裕が出来たらドンガラにして脚周り・ブレーキ弄ってサーキット仕様に仕立て、久々にアルファロメオチャレンジにエントリーしたいものです。
仲間と数人で耐久レースに出るのも悪くないですね。