プチコンバージョン

建築用語で言うところのコンバージョンとは、既存の建物の用途を変更して再生させるという意味があります。

最近では会社の寮をシェアハウスにコンバージョンしたり倉庫を飲食店にコンバージョンしたりする例がメジャーですが、弊社が絡むと大抵はガレージへのコンバージョンと相成ります。

R0035886現在打ち合わせ中の案件のひとつに、貸店舗併用住宅の店舗部分をガレージにコンバージョンする事案が進行中です。

店舗併用住宅(店舗付住宅)というと1Fが店舗で2Fに居室がある造りが一般的。これって1Fガレージで2F居室のガレージハウスに変更する事が極めて容易な造りなんですね。

これまでも店舗部にバイクを入れてガレージハウス的にご利用頂く形態を提案し、実際その様にお使い頂いているお客様も多数いらっしゃいますが、今回のケースは店舗部の壁を一部取り壊して車とバイクを複数台入れられるガレージにコンバージョンするという本格的なもの。

今回は物件のオーナー様に提案を行い改装費用をご負担頂く事で、ご入居者様にとって好条件でご契約頂けることになりました。

旧いテナントであったり、立地条件が不利な物件でも、この様にガレージハウスへコンバージョンすることで物件を再生させることが出来るのです。

 

Exif_JPEG_PICTUREそしてもう一つ。市内中心部に近いオフィスビルの1F倉庫+事務所をシェアタイプのバイクガレージにコンバージョンするという案件も進めております。

こちらは先日物件の下見を終え、駐輪台数と賃料と稼働率をシミュレーションし、初期投資額を算出して採算に乗るかどうか提案書を作成している段階なのでまだどう転ぶか判りません。

ただ、やはり既存の物件を仲介するよりも、新築にしろコンバージョンにしろ新しい企画を練る方が数段楽しいですね。

 

まだまだ絶対数が少ない賃貸ガレージハウス&賃貸ガレージ。空室待ちのご予約を沢山頂いているので何とかして供給量を増やすべくオーナー様向けに様々な提案を実施してますが、全然追い付きません。

物件オーナー様、更地に新築するばかりが全てではありません。コンバージョンという手段で既存建築物の再生を図ってみませんか?

ユニットハウス

物件撮影に出掛けた帰りに寄り道。

以前から考えているローコストガレージハウス。2~3連棟ガレージの内1棟を改装して住めるように仕立てることで、簡易なものではありますが安くガレージハウスを造ることができます。

しかしながら、床、壁、天井を造り断熱材を入れるとなるとそれなりの材料費と人件費がかかります。ならば予めそれらが用意されていて尚且つコストの安いユニットハウスを上手く活用すれば、もっと安く良いものが出来るのではないかとかねがね思ってた所、たまたまユニットハウスの展示場を見付けたのです。

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当展示場には様々なタイプのユニットハウスが展示されてますが、コスト的に見合うものはトラックの荷台に載せられることのできるサイズで奥行き(間口?)最大2.2mのもの(道路交通法上の制約です)。

ちょい細身の6帖と考えて頂ければさほど遠からず。

しかしそこにユニットバスやキッチンを配置するとやっぱり狭いですよね。
ガレージとの接続の問題や、見た目のバランスもちぐはぐになりそうだし。

取り敢えずカタログを頂こうと事務所に立ち寄り色々話を伺ってると、モジュールタイプの建物もあることが判りました。

それもこんなものまで。

裏 表

これこれ! 右側を居住スペースにしたら、まんまガレージハウスやん!

オプションで窓やドアを取り付ける事も出来ます。

面白そうじゃありませんか?

週末ガレージライフ

週末にガレージハウスで過ごしたい。

そんなに広なくても良いし、車で行くので交通の便なんて二の次。

或いは、マフラー音がうるさいんで閑静な住宅街よりも寧ろ人里離れた所の方が良い。

そんな条件でどこか安い土地があったら紹介してよ?

というご依頼を幾つか頂いており、お盆の間に纏めて視察に行ってきました。

 

実際見てみて、ここに小さなガレージハウスやガレージを建て機械弄り三昧の週末を過ごしたり、ツーリングベースキャンプとして友人を招待して前夜祭を開いたり、ゆっくりと愛車を眺めたり。

自宅にあるガレージとはまた異なる魅力があるなと確信しました。

 

ウィークエンドガレージハウス。お手軽なものなら500万円程度から実現できるオトナの隠れ家。

借りるのでは無く所有する選択肢もございます。飽きれば貸したら良いのです。

そんな土地ばかりを集めた専用ページを作りました。

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引き渡し

不動産仲介業者の仕事は、お客様に物件(の鍵)を引き渡しを終えると一区切りつきます。

オーナー様より管理委託を受けている物件に関しては、その後もお客様とのお付き合いは継続されますが、そうでない物件については解約通知を受けるまではお客様からご連絡を頂くケースは稀です。

従いまして、鍵を渡してお礼を申し上げ、その後数ヶ月から数年もの間お顔を拝見しないケースが殆ど。

ただ、モノがガレージだとそうでもないんですねこれが。

ガレージの場合、マンションや戸建てといった居住用物件と異なり、庫内に人が居ると大抵扉(シャッター)を開けっ放しにしているのが常。

土日に新規のお客様をご案内する際や、退去の立ち会いの際にご利用者とお顔を合わせる機会が多いのです。

そんな折には、何か不都合が無いかをそれとなく聞くようにしてます。

概ね好評で特に不満は無いと仰いますが、こうであったら良いのにとか、もっとこうしたら良いといったご意見を頂くとめっけもの。次期物件にご要望を反映するチャンスです。

先日も貴重なご意見を伺うことが出来、早速土地オーナー様に提案申し上げた次第。

 

また、物件の引き渡しの際のお客様の反応は居住用物件とガレージとでは様相が全く異なるのが面白い所。

居住用物件の場合は、これからの新生活の基盤となる場所なので嬉しいというよりも気の引き締まる思いを強く持つ方が多い様な気がします。

対してガレージの場合は、これからの遊びの拠点となる所故か、満面の笑顔を見られるんですよね。

これは仲介者の立場として本当に嬉しい瞬間です。

 

このふた通りの反応の中間がガレージハウスといったところでしょうか。

ガレージの電源

Exif_JPEG_PICTUREHobbyHouse桜尾のC(車用ガレージ)は2口コンセントが標準装備。ちょっと見え難いと思いますが、左の壁の奥の隅っこに付いてるのがそれです。

電源付き賃貸ガレージ自体が希少だとは思いますが、ガレージ前面部分にもう一箇所付いてたら更に便利ですよね。

電動工具を使いたい箇所はエンジン周りが8割方だと思うので(ミッドシップ、リアエンジンは考慮せず)。

奥にちょっとしたテーブルかラックを置いてラジカセ(死語)やスマホの充電機なんかを設置し、電動工具は専ら手前のコンセントを使用するなんてシーンが多いかと。

ただ、2箇所付けるとなると施工コストもそれなりにかかり、それは賃料に跳ね返って参ります。

Exif_JPEG_PICTURE一方で、当ガレージのシャッターはオーバースライダーを採用しているため、全開時に天井の前方部分がシャッターで覆われてしまい天井照明が付けられないという課題がございました。

そこで、ガレージの壁側前方にライティングレールを取り付け明りを確保する手法を採ってます。

これの良い所は、好きな照明を取り付けたり増設できる点はもとより、コンセントパーツ(ホームセンター等で売ってます)を付ければ電源を取り出す事も可能な点。

Exif_JPEG_PICTURE例えば、エンジンルームの点検の際にはホームセンター等で1,980円くらいで売ってる現場工事用のクリップ付の照明をボンネットのヒンジ部にぶら下げ、このコンセントに差し込めばOK。

可動式フック(これも売ってます)を取り付けると電源コードもすっきり。

コンセントパーツを増やすと使えるツールも増えますね。

但し、電気容量には限りがありますので常識の範囲内でお願いします。