社長

最近お会いして話す方は社長ばかり。

不動産業は小規模な会社が多く、社長と奥さんの二人でこじんまりとやっているところが大半です。
話す相手は皆社長。

そして車関係でお付き合いしている自動車修理工場やプロショップのオーナーも社長。

先日車を販売した相手の方も二人とも社長。

考えると、社長ってそこいら中にごろごろ居るんですよね。

サラリーマン時代に会ってた方は、役職の上位の方でも部長若しくは取締役・執行役まで。
お客様の会社の社長というと滅多にお目に掛かれない雲の上の存在でした。

しかし、一部上場企業の役職者ともなれば、数十から数百の同期との出世競争を勝ち抜いてこられたエリートでして、深い見識と数多くの経験に裏打ちされた言葉には重みが感じられます。

一方の零細企業の社長も、自らの意志で事業を興し、業者間の競争を制し、地域社会に溶け込んで着実に歩んでこられた歴史が感じられ、その言葉は極めて含蓄に富んでます。

どちらが偉いとかではなく、どちらも尊敬に値する方々です。
そのどちらの方ともお会いする機会を与えられ、お話を伺える私は非常に恵まれているなと日々感謝しています。

さて、明日は名古屋出張です。

明日お会いする方も社長。
HPでその業務内容を拝見してどうしてもお会いしたくなったので、無理を言って時間を空けて頂きました。

数日前からお会いするのが楽しみで楽しみでしょうがないです。

講習会

同業者への挨拶回りとHP掲載物件を依頼し、頂いた情報(大抵は紙又はFAXです)をこれまで取材した内容と付き合わせつつ、不動産業務支援システムに入力する作業の繰り返し。
午前中一杯挨拶回りをし、気分転換に午後は1年以内に新規開業した業者向けの講習会に参加しました。

広島市近郊では約50名が参加。つまり、1年間に50社が不動産業界に新規に参入したという事ですね。

これは多いのか少ないのか?
この時勢に、特に地方では景気回復の兆しも見えない不動産業界に参入するなんて何を考えているんだか。>私も含めて。。。

講習内容は、税理士による贈与及び相続税対策と、弁護士による消費者契約法に基づく損害賠償請求事例。

どちらも非常に為になりました。

特に、2000年から施行された消費者契約法では、一般消費者(一般の買主、借主)が徹底的に保護されており、業者側の怠慢はもとより、説明責任の欠如や注意義務の欠落、不十分な調査(現地、法令制限、条例による制約等々)による損害賠償訴訟リスクが年々増大している事を強く認識しました。

我々業者の負担は増える一方ですが、人生で恐らくは最も高額な買い物だけに仲介する宅建業者には高度な専門知識が要求されるのは当たり前。

山師が排除され、真面目に誠実に対応する業者のみが生き残るということなんでしょう。