初フルマラソン

Facebookで逐次情報発信してたので、まとめブログ的なものになりますが。。。

日曜日に参加した淀川市民マラソン。初のフルマラソンなのに殆ど練習も出来ずぶっつけ本番で臨んだ訳ですが、案の定不甲斐ない結果に終わってしまいました。

一応完走はできたので最低限の目標はクリアしたものの、4時間半以内の目標は大幅に未達で、5時間以内のタイムも達成ならず。

日頃の練習の積み重ねの重要性を再認識しました。

さて、仕事を終えて夜行バスでろくに熟睡出来ないまま早朝に現地到着(この時点で間違ってますよね)。

前週に開催された大阪マラソンとは趣きの異なる、市民に拠る手造り「おもてなし」マラソン大会。そんな雰囲気が出てますね。

先導車がエコカーであったり、大会周辺地域の食事場所や銭湯等の情報を細かく掲載したり、ゼッケンの上にニックネームを印刷して沿道の応援の方に声を掛けて頂いたりと、おもてなしの精神で大会が運営されてます。

当然スタッフも殆どがボランティア。

公認コースではありませんが、河川敷でフラットなので初心者でも走行り易いと聞きフルマラソンデビュー戦に選んだ次第(下関海響マラソンが申し込み多数で応募できなかった事もありますが)。

早く到着したのでマックで時間を潰し、8時に前職の同僚6人と合流して会場入り。

私を含め総勢7名のランナーズハイ部(だったっけ?)の内、ハーフチャレンジは3名、フルは4名。

当日のコンディションは、何とか雨粒は落ちてこないものの前日の雨で地面がぬかるんでおり(一部芝生や土の上も走るのです)、気温も高め(20℃前後)とイマイチ。

とにかく無理せず完走を目指し、Qちゃんに見送られてて出発。

大渋滞の中7分/km程度の非常にゆっくりしたペースでぞろぞろと5km程進むとようやく隊列が乱れて来て、少しペースアップ。

それでもハーフ以上の距離は未知の世界なので体力温存の為6分/kmのペースを守りハーフ通過(2時間)。

しかし、むし暑さと足元の悪さで体力消耗気味のまま雨が降り始め追い打ちを掛けます。そして25kmを通過した頃に脚に違和感を感じました。

先ずは股関節痛。その後、ふくらはぎの内側の筋肉、足の裏の筋が攣り始めました。

止まるともう走れないかも知れないという恐怖から、ペースを落として出来るだけ違和感のある箇所に負荷を掛けない様な走法に変えて5km程走ったのですが、30km辺りで痙攣が激しくなり、ついに立ち止まってしまいました。

ストレッチをして走り始めるも、遅れを取り戻そうとペースアップするとまた攣ってしまいます。股関節も動かす度に激しく痛み、もはや歩くのも辛い状態。

体力は十分残ってます。心肺系も何の問題も無い。気持ちも萎えていない。でも脚が言う事を聞かない。

そんな状態で走ったり歩いたりストレッチしたりを繰り返し、35kmを通過。

もはや5時間オーバーどころか棄権も頭を過ぎり、痛みと自分の不甲斐無さに悔しくて悔しくて涙が出そうになりました。

折しも土手から橋への上り坂に差しかかり、心が折れそうになったそんな時、ふと耳に入ってきた曲が「Piece of my wish」(今井美紀のオリジナルを稲垣潤一と辛島みどりがカバー)。

この曲を聴きながら歯を食いしばって上り坂を登る内に、なんか感情がブワッと高まると同時に痛みがフッと消え、鉛のように重かった脚がどんどん軽くなる不思議な感覚を覚えました。

ランナーズハイ キターーーーーーー!!!

これが所謂あれかと。

どんどんペースが上がります。なんぼでも走れる気がします。βエンドルフィンがドバドバ分泌されているんでしょうか。人間の身体ってスゴイ。

曲との因果関係はよく判りませんが6~7回はリピートしたかも。時間にして20分程フローの状態が続き、5km程の距離を稼ぎました。

が、終わると当然反動がきますわな。

残り2kmは地獄でしたが、沿道の皆様に励まされ、最後は走ってゴールしました。

結局5時間を切ることはできませんでしたが、沢山の発見があり、チャレンジして本当に良かったと思ってます。

No Limits!

限界は無いんだな。