代行サービス

しつこく3Dモデリングネタが続きます。

当ブログやフェイスブックで3Dモデリングの自慢をしてたら、工務店さんより提案中の戸建の3Dモデルを造ってもらえないかとのオファーを頂きました。

こりゃ何かのネタになるかも知れませんね。

世の中には間取図作成代行会社(1枚300円とか)がありますが、3Dモデル作成代行って商売になるのかな。

と思ってググってみると、ビルやプラントの3Dモデリングサービスは既に多く存在する様ですが、戸建住宅等はあまり見掛けませんでした。

注文住宅を建築する際に工務店が作成し打ち合わせに使う資料は2Dの図面が殆どでして、ちょっと気の効いたところならスケッチパースや紙で造った模型を製作してくれるところもあります。

2DのCAD図面をモデリングソフトで3Dに起こし、クライアントの面前でプレゼンしたり、或いはもっと踏み込んでクライアントと一緒にその場でリアルタイムに配色やデザインを変更できれば、双方の時間の大幅節約に繋がるんじゃないでしょうか。

打ち合わせに費やす時間・やり直しの工数(=人件費)のみならず、他社との差別化をも考慮すると、相当な費用対効果があると思います。

更に、これを3Dプリンターで印刷(製作)すると簡単に模型ができちゃうんですね。

しかしこれは既にサービスインしている企業がございました。素晴らしい。

という訳で、PC上でプレゼンできる3Dモデリングをお手頃価格で造れないかな~と考えてる工務店さんがいらっしゃいましたら一度ご相談下さい。

プレゼン

昨日はハイブリッドガレージハウスの外壁デザインの打ち合わせに、オーナー様宅にノートPCを持ち込んでプレゼンを実施。

やはり3Dビューでビジュアルに訴えると説得力が有りますね。事前に用意していた3つのパターンをグリグリ動かしながらご覧頂き、さほど迷われることも無くすんなり決まりました。
これが平面図だけだとイメージがなかなか湧かず、う~んとなってしまってなかなか決まらないのが常。
今回は初の試みでしたのでトレーニングも含めると都合3日程費やしましたが、その甲斐があったというものですね。
単に素材と色を決めるだけならここまで細かく造り込む必要も無いとは思いますが、何でもそうですが丹念に精魂こめて造ると、そこに魂が宿るというのが私の持論。
受け手もそれを肌で感じ取って頂けるのでは無いかと思うのです。
さて、このGoogle Skechup、かなり使えますが、楽し過ぎてついつい遊び心が出てくるのが難点。
昨日ほぼ決まったデザインの発展形を幾つか造ってしまい、勝手に悩んでます。

3D

この夏完成予定のハイブリッドガレージハウスの外観デザインを担当させて頂いているのですが、何せ絵心の無い私、どうしたもんかと思い悩んでたところGoogle Skechupという3Dモデリングソフトの存在を知りました。

何と無料だというので早速ダウンロードしてみたのですが、これが結構使えるのです。

Webトレーニングビデオも無料で見ることができます(但し英語)。

基本操作をいくつか覚えて試行錯誤しつつ何度もゴミを造りましたが、慣れてくると小一時間でここまで仕上げることが出来るようになりました。

そうなると楽しいのなんの。これはラフ案のひとつですが、簡単にデザインを変更することが出来るため時間を忘れてついつい熱中してしまい気付けば朝になってた事も。

話は脱線しますが、私は建築家に憧れてました。

とは言え、建築学を学んだ訳でも無し、そういう方面に行こうと努力した事も無し。

ただただおぼろげに、街の景観を造り出す仕事に、自らの作品を十年単位で残すことのできる仕事に憧憬の念を抱いていたのです。

それは心の奥底でぶすぶすと燻り続け、いつかそんな仕事に就きたいと想っていました。

この仕事を始めたのもそんな想いを別な形で実現できるんじゃないかという事が動機のひとつです。

確かに私は建築家ではありません。単なる真似事なのかも知れません。しかし企画段階から参画させて頂き、間取プランやデザインを考え、プロジェクト管理を実施し、完成に至った建物は、それはもうCo-workしたビルダーとの共同作品と言えるのではないでしょうか。

夢の実現に一歩一歩近づいてる。そんなワクワク感を持って仕事をできるなんてこんな素晴らしい事はありません。

話を元に戻しまして。。。

このツールを使って他に何か出来ないものかと考えてます。

例えば3D間取図とか。

部屋のバーチャルツアーから家具のレイアウトや壁紙のデザインをお客様に提示したり、或いは当ソフトをお客様のPCにインストールして頂き、作成データを送って自由にご覧頂くなど。

流石に工数を考えると賃貸では採算が厳しいのですが、売買物件に適用して写真やビデオと併用すれば有益だと思いますが如何でしょうかね。

広告

長女の携帯電話の請求書が届いたのですが通話料の項目がどこにも見当たりません。

聞くと全てのメッセージと通話をLINEで済ましているそうです。通話品質もお互いWi-Fi環境下なら殆ど問題無いレベルとの事。

家に居るかなりの長い時間をメッセージや通話をしてたので請求額が心配でしたが、思いの外孝行娘でした(^-^)

しかしこのLINE、メッセージ、通話サービスを何れも無料で提供してどこで儲けてるのでしょうか?

現在、LINEの収益基盤は有料スタンプの販売が主と聞きますが、今後は企業向け公式アカウントの開設による収入も伸びていくと思われます。

その強みは、TVやラジオ、PC向けメルマガ、インターネット広告と決定的に異なる広告のリアルタイム性と到達の確実性。

LINEはスマホ向けアプリで、そのIDは携帯電話番号に紐付いてます。

つまり、国内4000万人以上が利用するLINEユーザーに対し、日常的に持ち歩くスマホの画面に、伝いたい時を狙ってポップアップでお買い得情報やキャンペーン情報を配信できるということです。

LINE世代を主たるターゲットとする企業にとって、これほど確実なメディアは他に無いでしょう。

実際に効果が上がっている実例としてコンビニや外食産業等のサービス業が多く紹介されてます。

例えばローソンの場合、特定商品の割引クーポンを定期的に配信しているそうですが、配信後10万人がそのクーポンを利用することもあるとか。

公式アカウントの開設費は初期費用200万円、月額費用150万円と設定されてます。

FBやミクシィが無料なのに対し驚くほど高額ですが、先述の優位性により大手企業にとっては安い広告費と言えるでしょう。

フリー(無料)からお金を生み出す戦略として実に模範的なケースです。

更にはスマホが取得したロケーション情報を取り込めばピンポイントで広告を打つ事もできそうですね。

とあるショップの前を歩いていると、タイムセールの広告がポップアップでスマホに表示され思わず買ってしまったとか。

パーソナルデジタルサイネージと言ったところでしょうか。

時代はどんどん変化していきます。

我々不動産業者の広告も店頭のPOPから不動産ポータルへ、そして自社WebsiteやSNSの活用へと変化してますが、より有効な広告手法を考えないといけませんね。

信念

昨晩何気なく観たNHKの番組。

国民栄誉賞を授与された松井秀樹さんの生きざま共感した方々について触れてました。

栄光と挫折を経験し、挫折の度に何度も這い上がってきた松井選手。

どん底の状況下でもただ直向きに黙々と努力を積み重ねる彼の姿に、自己の人生を重ね合わせ共感した方が何人か紹介されてました。

ずば抜けた記録を打ち立てた訳でも無い。

派手なパフォーマンスで人々を魅了した訳でも無い。

怪我に悩まされた末に若くして現役続行を断念せざるを得なかった。

何で彼が国民栄誉賞を? という声も散見されます。

しかし、ホームランを打っても相手のピッチャーを慮り、ガッツポーズを取らずに口を真一文字に結んでベースを回る。

大変光栄に思うが同じくらい恐縮しているとの受賞コメントにも人柄が滲み出てますね。

やはり人柄なんですよね。私は受賞するに相応しい方だと思います。

番組内でコメンテーターが「信念」という言葉に触れてました。

信念とは何でしょうか。

辞書には正しいと信じる自分の考えと表されてますが、その考えは最初から持ってたものでは無く、人生を積み重ね間違い無く正しいと確信し得るまでに至ったものです。

さて、私の信念は?

おぼろげなものは有りますし、それに従って生きているつもりではいましたが、彼ほど鬼気迫るものがあるかと問われると未だ確信するに至って無い様な気がします。

芯が通る。絶対に軸がぶれない。そんな境地に辿り着いていないですね。

まだまだ研鑽が足らないなと改めて感じた日でした。