実は数ヶ月前にオーナー様より賃貸ガレージを造るので借主様を募集して欲しいとのご依頼を頂いておりました。
当社としては計画段階から参画し、近隣の環境や周辺相場の調査、各種仕様のアドバイスを行うつもりだったのですが、数日前に改めて電話を頂いた際には「出来たよ♪」との事。
は。そうなんすか。出来ましたか。何はともあれ一度見に行きましょという事になり、昨日現場を確認して参りました。
こちらとしては単なる車庫じゃ面白くないなと期待半分不安半分で恐る恐る伺ったのですが、なかなかどうして現物は素晴らしい物件に仕上がってましたよ。
先ずは何はなくとも電源。これ必須。
100Vコンセントが2口、ガレージの中央部にちゃんと付いてました。
そして照明も。直管LEDライトがオーバースライダーをクリアする形できちんと取り付けられてました。
天井は結露防止タイプでここも合格。この素材、冬場の結露を低減してくれる他に、副次的な効果として雨音もある程度吸音してくれまして、大雨の日は天井を叩く雨音の音量が全然違うんですよ。そして夏場の天井から伝わる熱を和らげる効果も少なからずあると思われます。
フロアも敷地との段差がないフラット仕上げで100点満点。
水道もありますよ。洗車もOKですが、アスファルトを傷める恐れがありますので洗剤は程々に。
素晴らしい事に専用駐車場が付きます。ガレージNo.2用はアスファルト舗装された2番の駐車場。
つまりこういう事です。
普段使いの足車で当地を訪れ、専用駐車場に車を置いてガレージ内に保管していた趣味車をガレージ前のスペースに出して洗車&虫干し。
水気を切ってガレージ内に収めて納得行くまでワックス掛け。自己満足の世界にどっぷり浸ってください。
ひと仕事終えたらロータイプのチェアーを引っ張りだしてガレージ前に陣取り、心ゆくまで愛車を眺める。このひとときが最高なんです。
てな感じで誰にも邪魔されずに愛車と過ごす空間を手に入れられる訳ですな。
或いは、ライダーの場合はこうでしょうか。
この日のために夜遅くまで仕事をこなした金曜日。
車を専用駐車場に滑り込ませ、リアに積んだコットとシュラフをガレージに広げて愛車と共に就寝。
明日は早朝からツーリングに出発。帰りは日曜の夜。
丸二日間車を停めっぱにしても大丈夫。何せ専用駐車場じゃけ。
基地に戻ったのは20時を回った頃。
今日は疲れたので整備は来週する事にして、ジャケットを脱ぎ普段着に着替えてシャッターに手を掛ける。
じゃまた来週な。相棒(恥ずっ)。
ガレージタウンとして唯一惜しいのは共用トイレが整備されていない点。ただそれも徒歩5分のところにあるディスカウントスーパーにて買い出ししたついでに用を足して頂ければ問題無いでしょう。
最後に、気になるサイズは間口2,930mm×奥行き5,100mm×高さ2,200mm(何れも実測内寸)。幅は十分ですが、奥行きは若干ショート気味。タイヤやマフラー、テーブル&チェアを置くには少々タイトな空間なので車種を選びます。小ぶりなスポーツカーや旧車等がぴったりかと。
当社的には、当地へのアプローチ道の狭さと傾斜(一部傾斜のきつい箇所があり、ローダウン車両だとフロントリップを擦る可能性あり)、そして専用駐車場完備という点を考慮し、ここはバイクガレージとしてご利用頂くのがベストな選択では無いかと考えております。バイクガレージとして捉えると当社が扱う賃貸ガレージの中では最高峰の仕様ですね。
滞在型秘密基地として利用するも良し、遊びの前線基地として利用するも良し。ガレージライフを満喫するに相応しい物件が新たに誕生しました。
但し状況次第では左端のNo.1も募集する可能性大です。
No.1用の専用駐車場はガレージ前の敷地部分。間口4m×奥行き8.3mもあるので小型車なら2台縦列で駐車可。
ここも捨て難し。