ウッドマン倶楽部(北広島町山林オーナー制度)の地域ボランティア活動に参加して参りました。
芸北中学校1年生の課外活動の一環で、我々が定期的に実施している炭焼きを体験するというプログラム。
我々はいつもはコナラやブナ等の広葉樹を伐採し、半年ほど乾燥させたものを焼くのですが、前回は試しに竹炭や松ぼっくりにヒマワリの種等の化粧炭もチャレンジ。
今回はそれの取り出しと、新たな材料の窯入れ&火入れ作業です。
先ずは炭窯の蓋を取り壊して中の炭を取り出します。
大量の炭をおもちゃのそりに載せてバケツリレー。
これが最も大変な作業で、全身炭だらけになります。
マスクしてますが、鼻の周辺も鼻の穴も真っ黒。
交代で全員に体験してもらったのでジャージは煤まみれ。
さて、我々が楽しみにしていた化粧炭はどうなってるのかな。
前回入れたものはこちら。
予想以上に良い出来栄え。
松ぼっくりも良い感じ。
ヒマワリの種と木製ボルト&ナット。アートですね。
今回は生徒さん達が持ち寄った物を入れてみました。
これ以外にもリンゴやカボチャなんかも有りましたよ。
さて、どんな具合に焼き上がるか楽しみです。
全ての中身を出し終えると今度は材料の投入。
これもバケツリレーで送り、奥から隙間無く詰めていきます。
化粧炭の材料は空き缶に入れて炭窯の上部に配置。
木が足らなくなったので、まき割り機の登場。
これが無かったら絶対無理。昔の炭焼きはさぞや大変だったんでしょうね。
詰め終わると耐火煉瓦と泥で壁を二重に造ります。
先ずは奥の壁から。
8分目の高さまで積み上げ、30cm程間隔を空けて手前の壁を造り、これも8分目迄積み上げたら壁と壁の間に火の着いた炭を大量に投入。
その上から大きめの木を投げ込んで行きます。
最後に覗き窓と空気穴を残して炭窯の入口を塞ぎます。
この火が窯全体に回り、丁度いい塩梅の温度になった所(約三日後)で全ての穴を塞いで蒸し焼きにするのです。
中の様子は見られないので、煙突から立ち上る煙の色と量で判断。
早過ぎると生焼けになるし、遅すぎると灰になってしまうためこの辺りの判断が一番難しいところです。
最初は男子が興味深々で率先して手伝ってましたが、後半は飽きてきて火遊び組と水遊び組とチャンバラ組に分かれて炭焼きそっちのけ。
途中から女子が主導権を握り、ちょと男子ぃ~と注意してました。
この年頃だと男子はガキンチョですね(笑
中学生のみんな、楽しんでもらえたかな。
炭窯を開けるときにまたおいで。