iOS6がリリースされて随分と経ちますが、我がiPhone4Sはずっとアップデートすることなく放置してました。
何故なら
Mapが使い物にならない(らしい)から。
iOS5までの標準Mapは業務用途で使うに耐え得る機能を有しており大変重宝してたので、もはやダウングレードは考えられません。
その他の地図アプリも片っ端から試してみたものの、ピンと来るものがないんですよね。
そうこうしている内、Google Mapsがリリースされました。
早速インストールして使ってみましたが、表示が薄くて見辛い… 期待してたのにこれもイマイチか
と、暫く触れることすらしてませんでしたが、一度ちゃんと評価してやろうと思い物件撮影に出掛ける際にみっちり使ってみました。
先ず目的地を登録し、BluetoothヘッドセットをONにしてナビゲーションをスタートすると、これが思いの外使い勝手が良かったんですよ。
私は車を運転する際にはPodcastでiPhoneに貯め込んだニュースや情報番組などを聴いているのですが、ナビの音声ガイドが入るタイミングでボリュームが小さくなり、内容をきちんと聴き取ることが出来ます。
電話が掛って来るとPodcastは一時停止され、音声ナビも介入してきません。電話を終了させるといずれも再開されます。
当たり前っちゃ当たり前の機能なんでしょうが、これが別々のデバイスだったらこうは行きませんよね。ひとつのデバイスに機能を集約する事により、相乗的に利便性が上がったという訳です。
肝心のナビ機能もなかなか正確で十分使えます。
更に、PCのGoogle Mapとの連携が取れるようになり、昔からずっと望み続けていた機能が実現出来てました。これは望外に嬉しかったですね。
さて、このMapを使うと業務がどのように効率化されるでしょうか。
例えば、前日にPCで訪問先を検索し、Google Mapに登録しておきます。iPhoneのGoogle MapsとはGoogleアカウントを通じて同期を取ってくれるので、iPhoneのちっちゃなキーボードでいちいち所在地を打ち込まなくても良い訳ですね。
そして当日はiPhoneを車載ホルダーにセットし、ナビを起動し音声ガイドを頼りに目的地に辿り着くと、徐にiPhoneを手に物件を撮影し、SkydriveやDropboxに画像をアップロード。
オフィスに戻るとすぐさま編集に取り掛かれるという次第。
財布と免許証とiPhoneだけ持って出れば外回り業務が完結するのです。
あとは、iPad版Google Mapがリリースされれば完璧。
便利な時代になりましたが、iPhoneを紛失したり壊した日には目も当てられないなこりゃ。。。
※SPOF:Single Point of Failure=単一障害点 その箇所が故障するとシステム全体に影響を及ぼすデバイス。