以前、東京R不動産の記事を書きましたが、広島でも同じコンセプトで事業展開している会社があります。
本日は同社を訪問し、いろいろとお話を伺いました。
東京と広島では10倍の人口差があります。市場の規模ではこれが更に拡大します。
また、東京は多種多様な価値観を持った人間を全国から引き寄せ、吸収し、文化を創り出す力があります。
一方の広島は100万人を数える政令指定都市でありながら、市場的には関西圏と福岡圏に挟まれる形で閉鎖的なマーケットを形成し、梅田・難波や天神・中州に圧倒されて人を引き寄せる力は持ち合わせていません。
また、多様な価値観を排除する土地柄故に新しい文化を創造し発信する土壌が無い。
つまり、R不動産的な、感性豊かなクリエート系の人種向けの物件や、当社の車・バイク趣味人向けの物件は極めてニーズが限られ、恐らくは今後も拡大していくことは無いのではないかという話でした。
以上が1年間事業を続けて判った事実。
決して悲観論ではなく、より注意深く見極めよという実体験に基づいた冷静なメッセージと受け止めました。
当社は今からその不毛の海でもがくことになりますが、限られたニーズでも一定の需要があるならチャレンジする価値はあるはずだし、そこがブルーオーシャンである可能性は誰も否定できません。
同社の社長もまた明確な理念を持って行動してます。扱う商材は少し違えど、同じベクトル上に立っていると思いました。
我々のような(業界では)若い世代が熱源になってこの街を少しずつでも変えて行きたい。
ですね。