バイクガレージの建築確認申請

本日は倉庫物件の取材がてら、ガレージの現物を確認して参りました。

この類の商品は国内ではイナバ、ヨド、タクボの3社が有名どころですが、何れも広島にはショールームがありません。いろいろ問い合わせると、どこそこのホームセンターの一角に展示しているという情報をちらほらと入手できたので、先ずはヨド物置を展示しているナフコ高陽店へ。

こ、これはガレージじゃないよね。どう見ても倉庫でしょう。

まぁ背の高いガレージだと思えばと気を取り直してシャッターを開けると、文字通り倉庫として使われてました。

外観も中もあか抜けない何の変哲もない倉庫。 シャッターもガラガラガッシャーンのあれです、田舎の農家によくあるやつ。

一応補足ですが、ガレージは倉庫と違いデザイン面への配慮もあるそうです(汗

先行き不安感を抱えつつ、ふと横を見ると、イナバのバイクガレージ発見。

シャッターが色付きになっただけで印象が変わりますね。こちらは横幅1.75mのBOXタイプ。

他に土間タイプがあり、こちらはスロープが不要な代わりに基礎を打つ必要があります。

ここで疑問が出てきました。

今回、車用ガレージはきちんと基礎を打ってガレージを建て、建築確認申請を行います。

一方、バイク用ガレージは、防火・準防火地域外で床面積10㎡以下の建築物なので原則建築確認は不要。

しかし、更地に新築する場合は建築確認申請は必要。

ここでいう更地とは、建物、構築物、工作物などが建っておらず、また、借地権や地役権などの、使用収益を制約する権利のついていない宅地のことを指します。

では、現在駐車場として利用されている土地は賃借権が設定されているので更地には該当しない?

解釈の仕方で如何様にも取れるので、県の建築指導課に確認する必要がありそうです。

複数のメーカーやベンダーにヒアリングしたところ、実際にはバイクガレージの建築確認申請は先ずしない(したことない)そうですが、万一撤去命令が出るとお客様にご迷惑をお掛けする事になるので業として運営する以上きちんとしなければなりません。

今の有力候補はコンテナタイプのカッコイイヤツ。しかし建築確認が必要となると構造計算書等も必要となるので自ずと選択の幅が狭まります。

う~ん…規制に縛られ、思うようなものを提供できないもどかしさ。とにかく一歩一歩進めて行くしか無いですね。

明日はタクボのガレージを見に行ってきます。